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JBL、CLASSIC PROおすすめコラムスピーカー4モデル徹底比較!!

2020-03-23

テーマ:PA

最近、各社が猛烈にプッシュしているPA機器と言えば、大口径サブウーファーの上に、小口径のスピーカーを縦に複数配置した棒状のスピーカーを挿しこんで使用する「コラムスピーカー」です。

サウンドハウスでもいろいろなメーカーのものを販売していますが、我らがCLASSIC PROからPA ONEPA UNO、代理店を務めるJBLからEON ONEEON ONE PROを比較試聴してみましたので、リアルな感想を交えつつ、それぞれのおすすめポイントを紹介したいと思います。

左からEON ONE、EON ONE PRO、PA ONE、PA UNO
同じ音源を同じレベルで送り、スピーカー側のVOLIMEをクリップする手前まで上げた状態で音量、音圧、音質の比較をしました。

コラムスピーカー比較表

メーカー CLASSIC PRO CLASSIC PRO JBL JBL
商品名 PA UNO PA ONE EON ONE EON ONE PRO
商品画像
最大出力 300W×2 200W×2 380W 250W
LFドライバー 12”×1 8”×2 10”×1 8”×1
MFドライバー 3”×6 2.75”×12 - -
HFドライバー 1”×1 1”×2 2”×6 2”×6
最大マイク
使用可能本数
2 2 2 4
最大ステレオ
入力本数
1 2 2 1
Bluetooth
音楽再生
×
ワイヤレス
コントロール
× × × ×
入力端子 コンボジャック×2
Hi-Z(フォン)×1
AUX(RCA)×1
MIC(XLR)×2
LINE(フォン)×2
AUX(RCA)×2
コンボジャック×2
フォン×2、RCA×2
ステレオミニ×1
コンボジャック×4
RCA×2
ステレオミニ×1
周波数特性 40Hz-20kHz(-10dB) 45Hz-20kHz(-3dB) 37.5Hz~18.5kHz(-10dB) 37.5Hz~18.5kHz(-10dB)
48Hz-17kHz(-3dB) 45Hz-18kHz(-3dB) 45Hz-18kHz(-3dB)
出力音圧レベル 121dB(PEAK) 113dB/119dB(PEAK) 118dB(PEAK) 118dB(PEAK)
指向性(H×V) 120°× 30° 90°× 40° 100°×50° 100°×50°
外部出力 THRU OUT(XLR)x2 LINE OUT(XLR) MONITOR OUT(RCA)×2 PATH THRU(XLR)x1
MONITOR OUT(RCA)×2
  REC OUT (RCA×2)
MIX OUT(XLR)x1 MIX OUT(XLR)
目安人数 350人程度 300人程度 非公表 非公表
重量 28.6㎏ 23kg 20 kg 17㎏
特徴 オールインワン・コラムスピーカー。幅広いエリアに均一かつ明瞭な中高域を届けるコラムスピーカーと、迫力のある低域を再生するサブウーファーを搭載。高音質&大出力を誇る2x300WクラスDパワーアンプと4チャンネル・ミキサーを内蔵しています。Bluetooth音楽再生の他、エレキギター/べースを直接接続可能なHi-Z入力も装備。トークイベントはもちろん、ライブ、ダンス、DJイベントなど、あらゆる場面で高いパフォーマンスを提供します。 低価格ながら、400Wの高出力と4chのミキサー、フルレンジスピーカー、ドライバー、サブウーハーが一体になった汎用性の高いモデルです。リバーブ搭載のため、スピーチやカラオケ等にもお使いいただけます 高域スピーカー部分は、使用する会場に応じて3段階の調節が可能。Bluetoothにも対応、リバーブ搭載のため、店舗でのBGMやカラオケなどの音楽イベントにも対応。高域スピーカーとエクステンションは本体に収納できるので可搬性にも優れています。 リチウムイオン電池を内蔵した使用場所を選ばない充電式タイプ。サブウーハー、高域用スピーカー、ミキサーがセットになったオールインワンPAシステム。配線やスタンドなしで簡単に使用することができます。ラインアレイ・スピーカーの技術を生かし、一台で広いエリアに音を届けることが可能です。
 

左からEON ONE、EON ONE PRO、PA ONE、PA UNO

下からEON ONE、EON ONE PRO、PA ONE、PA UNO

左からPA UNO、PA ONE、EON ONE PRO、EON ONE

CLASSIC PRO / PA UNO

一番大きな音が出ますっ!!

4モデルの中でも差がわかるほど鳴ります。やはり、300W(低域)+300W(中高域)のパワフルなアンプと大口径12インチ・サブウーファーが効いています。 音質のキャラクターとしては、良い意味で高域が他のモデルより強く鳴るので、音量を上げていくと少し気になる人も出てくるかもしれません。でも、そこは3バンドEQで少し高域を抑えてちょうど良い感じに調整することができます。

高性能なDSP搭載

液晶ディスプレイ上でいろいろな設定をすることができます。
ポイントとしては、ただの3バンドEQではなく、中域の中心周波数を70Hz~12kHzまで変えられるという点です。これでカユイところにも手が届きます。もう高域と中域の間で泣かなくても大丈夫!!
便利な3種類のプリセット(MUSIC、VOICE、DJ)は、用途に合わせた最適な音質にしてくれるので初めて使う方にも安心です。MUSICが一番標準的なモードになります。それに対して低域を抑え、人の声を聴きやすくしたVOICE、逆に低域をブーストして分厚いビートを聴かせるDJという感じです。

エレキギター、エレキベースアンプとしても

ハイインピーダンス入力端子があるので、直接、エレクトリックアコースティックギターやエレキベースをつなげます。
PA UNOは、高い位置から水平方向120°の幅広いエリアに音を飛ばすことができるので、ステージ上でモニタリングしやすいだけでなく、客目線でも楽器の音を聴きやすいというメリットがあります。にわかベースを弾く自分としては、中高域のスピーカーとは別にサブウーファーの音量を個別に調整できるところがとても使いやすく、自分の好みに合わせて、ぶ厚めにしたり、ちょっとすっきり目にしたりと自由自在です。

安心感のある堅牢な連結部

PA UNOの連結部は、4ガイド・ピラーコネクションといって、4本の鉄柱で固定するタイプを採用していますが、これも4モデルの中で一番ガッチリしています。音とは関係ない部分ではありますが重要なポイントだと思います!!

二段階の高さ調整が可能

高さ調整コラムを使い、会場の高さ、聴く人の頭の位置に合わせてセッティングすることができます。

高い拡張性

ch1、ch2には、スルー出力、さらに全チャンネルをミックスした信号を出力するMIX OUTがあるので、増設するPAシステムに送ったり、もう1台のPA UNOに送ったりすることができます。

Bluetooth音楽再生対応

ワイヤレスで音楽を流したいときに便利なBluetooth。PA UNOは2台ペアリングすることにより、右と左の信号を振り分けてステレオ再生することもできます。

圧倒的なプライス

スピーカー、サブウーファー、ミキサー、パワーアンプがワンパッケージで49,800円(3/17現在)は、正直安すぎるのでは!?でも、そこは今まで数々の価格革命を起こしてきたCLASSIC PRO。さすがです。

CLASSIC PRO / PA ONE

12発のミッドレンジ・ユニット

4モデルの中で一番中音域がしっかり出てきます。他の3モデルは、高さを調整するだけのスピーカーが入っていない部分とスピーカーが入っている部分で構成されているのに対して、PA ONEは2本ともギッシリと詰まっています。4モデル並べた写真を見るとわかりますが、他の3モデルは上の方から中高域が聴こえますが、PA ONEはしっかりと正面から音が飛んでくるように聴こえます。
音量、音圧としては、PA UNOよりは小さいですがEON ONEとほぼ同じくらいに感じました。見た目は一番コンパクトながら、余裕のある音の大きさに改めて驚かされました。

8インチx2 ダブルサブウーファー

スリムなサブウーファーですが、2発なので音圧もバッチリです。個人的な感覚ではPA UNOに次いでEON ONEと並んで第2位の音圧でした。口径が小さい分、少し重心が上のスピード感のある低音という感じです。これもサブウーファーの音量を個別に調整できる点はお薦めです。

チャンネルごとに最適なプラスワン機能

PA ONEにある4チャンネルには、それぞれLEVELツマミの他に違う役割をもったツマミが付いています。LINE、AUXチャンネルには低域と高域をブーストするCONTOUR、MIC1チャンネルにはリバーブ、MIC2にはスピーチ用EQが用意されていて、直感で簡単にセッティングすることができます。

気の利いたステレオ用LINE出力

PA ONE 2台を左右に置いてステレオ使用する時に、1台目にステレオ入力(L、R)した音をL+RのMONOで出力するか、Rだけを出すかを選択することができます。

組み立て1分!!ツイスト&ロック機能

コラムスピーカー、サブウーハーの接続は、「差し込んで回すだけ」と、とっても簡単です。

JBL / EON ONE

さすがJBLサウンド

JBLのPAスピーカーを聴いた時も思ったことですが、元々の音のバランスがそもそも良いので、VOLUMEを上げるだけで即戦力サウンドが作れます。聴き疲れの無い自然なサウンドはジャンルを選ばずオススメできます。
音量、音圧としては4モデルの中でPA UNOに次いで2番目でした。ウーハーの口径は2番目に大きい10インチ。やはりウーハーサイズの大きさは1つの目安になりますね。

持ち運び、収納に便利な一体型

高域のスピーカーと2つの高さ調節用パーツをサブウーファーの後面に差し込んで1つにまとめることができます。移動が楽なのは助かりますよね。

3段階に高さ調節が可能

高域用スピーカーは、連結パーツとの組み合わせで高さを変えることができるため、会場の高さや、お客さんの位置に合わせて最適なポジションを選択することができます。

シンプルなコントロール

マイク/ライン入力チャンネルには高域、低域の2バンドEQ高品質なリバーブが用意されており、初めて使う人でも迷うことなく、簡単にセッティングできるようになっています。またステレオ入力にRCAの他、Bluetoothやステレオミニにも対応しているのも嬉しいポイントです。

JBL / EON ONE PRO

音がキレイ

EON ONE PROでも言いましたが、このモデルも低域から高域までのバランスに優れた自然なサウンドがとにかく良いです。音量、音圧は4モデルの中では一番おとなしいのですが、このサイズのPAシステムを必要とされるイベントには十分対応できる音量があります。その分、コンパクトで重量も一番軽いので、「良音」「コンパクト」「軽さ」を重視する方にはピッタリなモデルです。

    

唯一のバッテリー内蔵モデル

電源を取る必要がなく、どこでもいつでもライブすることができます。バッテリー駆動時間は約6時間もあるので、大体のイベントは最初から最後までしっかり鳴らしきることができるでしょう。これはストリートパフォーマーにとって一番アツいポイントだと思います。

充実のミキサー機能

マイク4系統、ステレオ入力1系統の6チャンネル仕様。マイクはそれぞれ高域、低域の2バンドEQ、リバーブを搭載。さらにコンデンサーマイクも使用できるファンタム電源(ch1,2)、エレキギターやエレキベースなどを直接接続できるハイインピーダンス入力(ch3,4)にも対応しているので、パフォーマンスの幅がぐっと広がります。

豊富な拡張端子

メインとは別にレベル調整ができるモニター出力。フロアモニターや他のPAシステムに信号を送る際にとても便利です。さらにEON ONE PROを増設する時に使用するパススルー出力も用意されているので、いろいろなシステムに対応することができます。

今回4つのモデルを比較試聴してわかったことは、「基本的にどれも良い音がする」ということでした。迷ったときは、それぞれの推しポイントの中でどこを重視するかを考えて選んでいただくのが良いと思います。独断と偏見がすぎますが、ざっくりとこんな感じです。

大音量、コストパフォーマンス → PA UNO
コンパクト、大音量 → PA ONE
高音質、可搬性 → EON ONE
軽量、バッテリー内蔵 → EON ONE PRO

コラムスピーカーは、音を出すのに必要なミキサー、パワーアンプ、スピーカーが一体になったオールインワンPAシステムです。音楽を流しながらマイクを使うトークイベントレッスン弾き語りなどのアコースティックライブもOKです。サブウーファーを効かせるDJイベントにもおすすめできます。簡単操作で誰でも手軽に使える高音質なPAシステムをお探しの方にはピッタリな機材だと思います。


営業部 / 河西 政佳

愛車サンバークラシックを溺愛するベーシスト。座右の銘は「人生アドリブ」。高校の軽音部に入り、最初の楽器決めジャンケンで負け、ギターヒーローを諦めることに。しかし、ビリーシーンやフリーを見てバンドで一番カッコイイのはやはりベースだと再認識。「上手い」よりカッコイイベースプレーヤーを目指し、日々精進中。

CLASSIC PRO / PA UNO

CLASSIC PRO

PA UNO

¥85,800(税込)

コラムスピーカー、300Wx2、4ch入力、Bluetooth対応

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