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いろんなPA用スピーカーを聴き比べしてみた!!

2020-08-21

テーマ:PA

よく問い合わせのある「PAスピーカーの音の違いってどんな感じですか?」に応えるべく、今回は、サウンドハウスのオリジナルブランド「CLASSIC PRO」、代理店ブランド「QSC」、「JBL」のPAスピーカーを例に、実際に聴き比べした感想をご紹介したいと思います。
※あくまで個人の感想となりますのでご了承ください。

1 パッシブスピーカーを同じパワーアンプで鳴らした場合

スピーカーサイズが大きい方が音量も大きく、低音もよく出る。

これは見た目通りという感じですが、例えばCLASSIC PRO CSPシリーズで言うと、CSP6からCSP15まで順番に鳴らしていくと、だんだん音が大きくなるとともに低域のある迫力のある音になっていきます。

CSPシリーズ
  • 樹脂製
  • パッシブ
  • パワード

サイズ:6"、8"、10"、12"、15"

今や日本全国の街角で見かける大ベストセラーモデルです。
可搬性に優れた軽量の樹脂製キャビネットで持ち運びもラクラク。サウンドは、中域に透明感があり、伸びやかな音質で音飛びも抜群!カラオケ、イベント、ライブなどオールラウンドに活躍します。
CSP6とCSP8は別売りブラケットでスタンドマウント、天吊り、壁掛けでの設置が可能です。パワードモデルは、2系統のマイク入力端子と1系統のライン入力端子があり、単体で簡易PAシステムとしての使用もおすすめです。

樹脂製ボディより、木製ボディの方がより低域に厚みが出る。

一般的に重量がある方が、土台がしっかりしているということで、量感の感じられる低域を出せる傾向にあります。CLASSIC PRO CP-IIシリーズと樹脂製のCSPシリーズで同じ12インチを比較すると、低域の出方が異なり、より低域の輪郭を感じることができます。

CP-IIシリーズ
  • 木製
  • パッシブ
  • パワード

サイズ:8"、10"、12"、15"

斬新なルックスとヘビーデューティーな仕上げを誇るフライング仕様のエンクロージャーに、ハイグレードなユニットを組み込んだCLASSIC PROスピーカーシリーズの最高峰。
その繊細かつ芯のある力強い音は、ライブ、リスニングなどジャンルを問わず活躍します。パッシブモデルのキャビネットは左右非対称の形状をしており、横向きに転がしてフロアモニターとしても使用可能です。
パワードモデルは、2系統のマイク入力端子と1系統のライン入力端子があり、単体で簡易PAシステムとしての使用もおすすめです。

スピーカーサイズやボディの材質が同じ場合、価格帯が上のモデルの方が良い音がする。

JBL / JRX212と1つ上のPRX412Mをユニットだけで見るとドライバーは同じ2414H-C、ウーハーユニットが違うのみ(JRX212:M112-8、PRX412M:MB112-8)となります。実際に聴いてみると、PRX412Mの方が若干軽いものの、より低域に芯のある音という感じでした。(JRX112:19.5㎏、PRX412M:16㎏)さらに最上位シリーズSRX812を聴いたところ、低域から高域までのバランス、迫力、音飛び、低域のタイトさなど、すべての面でグレードアップしたサウンドでした。

JRX200シリーズ

JRX200 シリーズ

JBLサウンドを高いコストパフォーマンスで実現した、ポータブルPAスピーカーの大定番。堅牢な19mmMDF木製エンクロージャーに、クリアな高域と迫力のある低域を再生するユニットを搭載。ホーンには独自のProgressive Transitionウェーブガイドを採用し、カバーエリア全体にスムースなサウンドを提供します。ライブサウンド、ダンスミュージック、スピーチなど様々なシーンにおすすめです。

PRX400シリーズ

PRX400 シリーズ

プロユースの過酷な現場で必要とされる高い耐久性、素早いレスポンス、十分な許容入力を高いコストパフォーマンスで実現。大音量でも聴きやすく、自然で豊かなサウンドは、ライブハウス、DJ、教会、学校、クラブなど様々なシチュエーションで大活躍します。フルレンジモデルのPRX412M、PRX415Mには吊り下げ用のM10サスペンション・ポイントを搭載。会場に合わせたフレキシブルなセッティングが可能です。

SRX800シリーズパッシブ

SRX800 シリーズ パッシブ

さまざまな用途に対応できるパワーと耐久性を誇るJBLカスタムメイドのトランスデューサーを、衝撃に強いDuraFlex仕上げの堅牢な木製エンクロージャーに搭載。大迫力と高い再現性能を兼ね備えたサウンドは、ライブハウスやコンサート、クラブなどの大規模イベントにも対応します。さらにCROWN社製パワーアンプやDBX社製プロセッサーと組み合わせることにより、最高のパフォーマンスを発揮します。

下記に音源サンプルを用意しましたので聴いてみてください。

定番PAスピーカー比較(パッシブ)

  • 使用パワーアンプ:QSC PLD4.3
  • レコーダー:ZOOM/H6をスピーカーから2mの位置に置いて録音
  • レコーダー側の入力レベルは、一番大きなスピーカーに合わせて固定

※許容入力が小さいスピーカーはPLD側でリミッターをかけています。

2 パワードスピーカーを同じ条件で鳴らした場合

同じスピーカーサイズなら、アンプ出力が大きい方がより音量は大きく、余裕のある鳴り方をする。

QSC K12.2:2000Wと、CP12:1000Wを比較した場合、どちらも音質は素晴らしいですが、やはりK12.2のほうが音量、中高域の明瞭さ、低域の力強さの面で上という風に感じました。実際に聴くことができないスピーカー同士でどちらのほうが音量、音圧が出せるかを比較したい時は、最大出力音圧レベルというスペックを見てみるのも良いでしょう。(QSC K12.2:132dB、CP12:126dB)

ボディの素材については、パッシブと同じで木製のほうが重量がある分、音圧のあるサウンドになる。

JBL EON612(樹脂製、1000W、14kg)とPRX812W(木製、1500W、18kg)を比較した場合、EON612は樹脂製&軽量ながら、低域はボワッとした感じは無く、JBLらしいバランスの良さに驚かされます。PRX812Wになると、低域がぐっと締まり、芯を含めた全体的な太さが増すようなイメージになります。

EON600シリーズ

EON600 シリーズ

持ち運びの容易な軽量設計エンクロージャーに、JBL独自のコントロールウェーブガイドとパターンコントロール・アバチャーを採用。カバーエリア全体にクリアで優れたサウンドを均一に届けることを実現しました。専用アプリEON ConnectをインストールしたiOS/アンドロイド端末を使用し、客席から実際の音を確認しながら4種類のEQプリセット、各チャンネルの音量調整をすることも可能です。

PRX800シリーズ

PRX800 シリーズ

業界をリードするHARMANライブサウンドの技術を組み合わせ、これまでにないパフォーマンスを実現したプロフェッショナルシリーズ。過酷なツアー使用に応える耐久性の高い木製エンクロージャーに、高効率1500WクラスDアンプ、高出力を誇る強力なネオジウム・ドライバー、ディファレンシャル・ドライブ技術を採用したウーハーユニットを搭載。専用アプリによるワイヤレス・コントロールにも対応し、スピーディーなセットアップを可能にしました。

価格帯についてはパッシブと同じで高いほうが、音量、音質ともに上となる。

PRX812W(木製、1500W、18kg、74,800円)、SRX812P(木製、2000W、26kg、129,800円)を比較すると、その違いは一目瞭然というか一耳瞭然です。EON612もPRX812Wも良い音だなーと思って聴いていましたが、これはさらにワンランク上の良い音です。繊細な部分を表現する力、自分はよく「情報量の多い音」と案内しているのですが、高級なスピーカーは音量が大きいだけではなく、濃密なサウンドになる傾向が多いと思います。

SRX800シリーズパワード

SRX800 シリーズ パワード

厳選されたプレミアムなトランスデューサー&エンクロージャー、CROWN社製パワーアンプが誇るDriveCore技術、ユーザー設定が可能な最先端のDSPを搭載したポータブルPAスピーカーの最高峰。HiQnetネットワーク・コントロールに対応し、業界最高レベルの音質、パワー、コントロール、耐久性を実現。ライブ、DJ、ツアーシステムから固定設備音響まで、あらゆるプロフェッショナルな現場に最高のパフォーマンスを提供します。

定番PAスピーカー(パワード)比較

  • レコーダー:ZOOM/H6をスピーカーから2mの位置に置いて録音
  • 入力信号は固定し、スピーカー側でCLIPが点灯しないレベルに設定
  • レコーダー側の入力レベルは、一番大きなスピーカーに合わせて固定

番外編

12インチ・フルレンジスピーカー + 18インチ・サブウーファーと15インチx2・フルレンジスピーカーはどう違う?

低域に関しては、やはり口径の大きな18インチ・サブウーファーのほうが、より図太いローを鳴らすことができます。どちらが良いとは一概に言えないところですが、フルレンジの鳴らす低域とサブウーファーが鳴らす低域は、例えるなら耳で感じるのがフルレンジ、振動として体で感じるのがサブウーファーという感じで全く別のものと思います。

まとめ

音の良し悪しは、人それぞれの感覚なので、「良い音」の定義は難しいところがあります。
移動や設置が簡単なほうが良いという人、アコースティック系の音楽で重低音までは必要ないという現場では樹脂製ボディの軽量モデルのほうがしっくりくると思いますし、迫力のある低音が欲しい人、常設で動かすことがないので、音質重視という場合は、木製ボディの高価格帯のモデルがお薦めとなります。やはり、使用する用途やジャンル、機能や音質、価格帯など、どのポイントを重視するかを考えて選択してみていただければと思います。

営業部 / 河西 政佳

愛車サンバークラシックを溺愛するベーシスト。座右の銘は「人生アドリブ」。高校の軽音部に入り、最初の楽器決めジャンケンで負け、ギターヒーローを諦めることに。しかし、ビリーシーンやフリーを見てバンドで一番カッコイイのはやはりベースだと再認識。「上手い」よりカッコイイベースプレーヤーを目指し、日々精進中。

 
 
 
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