UPSを初めて購入される、そういったお客様向けに必要な知識をご紹介します。
今回は、UPS購入前、購入後にも役に立つ「バッテリー」に関する内容をご紹介します。

さっそくですが「バッテリー」について、深堀りしてみましょう。
目次
1. CLASSIC PRO UPSに使用されているバッテリー
CLASSIC PRO UPSに使用されているバッテリーは「鉛蓄電池」です。


「VALVE REGULATED LEAD ACID BATTERY」と側面に記載されている通り、密閉型鉛蓄電池となります。小型で、バッテリー液の補充の必要がなく、広くUPS等さまざまな場面で使用されています。
2. バッテリーの仕組み
鉛蓄電池の充電・放電の仕組みに関してですが、インターネットや書籍等で詳細に書かれているものが多くあります。それらを詳しく説明するのは野暮ですので、Wikipediaから文面を拝借して、
「正極(陽極板)に二酸化鉛、負極(陰極板)に海綿状の鉛、電解液として希硫酸を用いた二次電池として広く用いられている。正極・負極の双方から電解液中に硫酸イオンが移動することで充電され、電解液中の硫酸イオンが正極・負極の双方に移動することで放電を行う」
実際に目には見えない現象ではありますが、鉛蓄電池はこのように機能しているようです。
3. バッテリーの寿命と交換
CLASSIC PRO UPSに使用されているバッテリーですが、バッテリー液の補充の必要がないメンテナンスフリーではありますが、寿命が存在していて、定期的な交換作業というものが必要となってきます。
CLASSIC PRO UPSに使用されているバッテリーについて、寿命や交換時期等を解説していきます。
■ バッテリー寿命について
CLASSIC PRO UPSシリーズでは、1年~2年程度と定めています。使用温度25℃でおよそ2年、35℃ではおよそ1年としており、放電が頻繁に起こった場合や充電を行わない(電源を入れない状態)で放置していた場合はその限りではありません。
寿命を迎えたバッテリーのまま使用されますと、UPSのバッテリー充電表示が満充電であっても、バッテリー自体の充電容量が低下しているため、バックアップタイム(停電時バッテリー給電できる時間)が短くなる、停電時にバッテリー給電ができない等のトラブルが発生する可能性があります。
定期的に(1年毎の交換を推奨)交換作業を行っていただく必要があります。
■ バッテリー交換について
機種ごとにバッテリー容量が異なるため、容量を確認いただき交換作業を行ってください。
バッテリー容量は○AHの部分で確認下さい。AHは「アンペアアワー」の略で、数字が大きいと容量が大きいものとなります。

「RTシリーズ」
またそれぞれの商品ページにバッテリー交換のHOW TO動画も掲載していますので、併せてご参照ください。
さいごに
季節の変わり目で、突然のゲリラ豪雨なんてことも珍しくなくなってきました。いざという時のための備えとして、弊社UPSをご活用いただけますと幸いです。UPSに関する情報発信も継続していければと思っています。
しばらく秋雨前線で雨続きでしたが、合間を縫って、ミラコスタの夜景を眺めながらボラちゃんに遭遇。外道と呼ばれることも多いですが、フォルムが可愛らしく癒されました。

それでは、また。