大好評いただいていますEON700シリーズ。EON710/712/715/718Sと4種類のスピーカーが出ています。
今回はグリルの取り外しや、ツイータードライバーの交換などでEON700シリーズのメンテナンスに必要な工具をご紹介致します。
EON700シリーズですが、じつはネジ頭が通常のプラス/マイナスのドライバーとは違うものが採用されています。DIYや機材のメンテナンスを行っている方でしたらご存じかと思いますが、へクスローブと呼ばれるネジになります。六角ネジによく似ていますが、六角星形ネジになります。六角レンチでは外せず、無理に回すとネジ山を傷つけて潰してしまう場合もあるため、ネジを外す際は特に気を付けましょう。
実際のヘクスローブのネジ山の画像がこちらです。

六角ネジと並べてみると一目瞭然!?

へクスローブドライバーのサイズですが、EON700シリーズでは「T」と表記されるものを使用します。EON700シリーズの場合、「T15」及び「T20」のサイズを用意いただければ事足ります。私は電動ドライバーを使用することが多いので、ドライバービットで用意しています。またドライバービット用のハンドルも別売りでありますので、手動用ハンドルにビットを取り付けて作業することもできます。電動ドライバーをお持ちの方はドライバービットを購入するほうが使い勝手が良いかもしれません。


実際に手持ちのドライバービット

手持ちのドライバービット用ハンドル
またツイーター交換時には、筐体を前後に分解しないとツイーター部分にアクセスがしにくいため、ツイーター交換をされる方はロングドライバーの準備をされることをおススメします。サイズは先端が「T20」軸長が「250mmまたは300mm」、軸長は250mmでぴったりなので、少し長めで用意いただいても問題ありません。

実際に手持ちのロングドライバー T20/250mmサイズ
ドライバー持ち手のお尻部分に、先端サイズが表示されています。

ロングドライバーでネジを外すのは慣れない内は少し大変ですが、しっかりと感触を確認しながら作業を行いましょう。
ツイーターは、以下画像のように前面側筐体ホーンに回転ねじ込み式で取り付けられているので、回転させて取り外せます。

じつのところウーハーユニットを外すと、手を伸ばしてツイーターユニットにアクセスはできます。しかし、しっかりとネジ込んで固定されているため、手を伸ばしての作業ですと外す際になかなか力をかけづらく、反対に外すのに時間がかかる場合や、無理に外すとホーン側のネジ山を傷めてしまう可能性があります。安全に確実に作業を進める場合、前後の筐体を分けて作業することをおススメします。
EON700シリーズのツイーターは共通で、
JBL ( ジェービーエル ) / 2414H-1(363858-001X) ドライバー
となりますので、ご自身で交換をされる際はご準備ください。
以上、EON700シリーズで使えるメンテナンス工具のご紹介でした。