デジタルモデリングを中心としたエフェクターやスピーカー、ギター、オーディオインターフェイス、業務用オーディオ機器などの老舗ブランドLine 6。
そんな中でもプロ御用達マルチエフェクターHelixって結局どうなの?と思っている方も多いはず。
今回はそんなHelixシリーズの魅力について語りつくしたいと思います。
Line 6って・・・?
Line 6の生みの親、マーカス・ライルは7歳からクラシックピアノを始め、父親がロケット開発のエンジニアだったことからエレクトロニクスやコンピュータの知識を身につけました。
20代前半は、L.A.でスタジオミュージシャンとして活動していましたが、シーケンサーやシンセサイザーなどの超レジェンドメーカー、Oberheim ElectronicsにてDSXやMatrix-12などの設計を行います。
1985年に多様で革新的なオーディオ製品を開発するためのコンサルティング会社としてFAST FORWARD DESIGNSを創業し、さまざまな会社の製品を設計。当時革新的なMTR、ALESIS「ADAT」を開発しました。
その後、1996年に自身のブランド、Line 6を立ち上げ、現在も時代の先端を行く高性能ギアを多数開発しています。
ちなみに、Line 6の名前の由来は、会社のシークレットコード。サウンドをモデリングするために爆音でアンプを鳴らして仕事をする中、お客さんがくるときに「内線の6番に電話です。」とアナウンスして合図を送っていたことからだそう。
Helixシリーズフラッグシップ「Helix Floor」
「Helix Floor」は、驚異的なパワーとフレキシビリティ、そして高いコントロール性を備えたギター・プロセッサー、Helixファミリーのフラッグシップ・モデルです。
自然な倍音やコンプレッション、モジュレーション、またいくつかのアンプで得られる粘り感、そして強烈なゲインやブレイクアップ感など、名機に見られる独特の特性を、デュアルDSPで処理されるHXモデリングにより忠実に再現します。
DTMとの相性は抜群なのは当然、スタジオやステージでも直感的でスピード感ある操作が可能なので、多くの現場で使用されています。
クラシックなチューブ・アンプから最近の人気モデルまで、アンプ/エフェクトのサウンド的な特徴だけでなく、ダイナミックなフィーリングまでも正確に再現するパワフルなデュアルDSPを採用。
アンプ回路の各出力段は細かく計測されてオリジナルの状態にマッチするよう再現されているため、Helixは本物とまるで同じような反応と相互作用を実現しています。
電源のリップル・ノイズや各真空管固有のサグ、B+ 電圧のコントロールに至るまで、ダイナミック回路の細かな特性が計測されているため、本物のアンプのコントロールを緻密にモデリングします。
HXモデリングとは・・・?
HXモデリングは、回路基板内の構成パーツを個々にモデリングすることにより、かなり癖のある古いビンテージ・エフェクトの特性を忠実に再現することに成功しました。
ゲルマニウム製かシリコン製かにかかわらず、トランジスタ・ダイオードの特性をバーチャルに再現するTranstronic(トランストロニック)の技術で、モデリングするのは不可能に近いと考えられていたファズやディストーション、その他のクラシックなペダルを忠実に再現することが可能になりました。
筆者もマルチエフェクター内蔵の歪みで、がっかりする事が多く、本物のOD、DS、FUZZにはかなわないだろうと思っていましたが、あまりにも忠実な再現度に腰を抜かしてしまいました。
スタンダードHXギター・プロセッサー「HELIX LT」
フラッグシップ「Helix Floor」をより手軽に、でも機能に妥協はしたくない方にオススメのスタンダードモデルが「HELIX LT」です。
HXモデリングと、パワフルなデュアルDSPを搭載。選び抜かれたI/Oとハードウェア構成で、より低価格でHelixのパワーを手に入れることが可能になりました。
極上のHXプロセッサーをペダルボードに「HX STOMP」
「HX STOMP」はHelixを導入したいけど大きくてボードに組み込めないというお悩みを解決する、超人気モデル。
新規導入はもちろん、すでにボードを構築されている方にもベストマッチ。最上級の音質はもちろん、操作性、視認性においても秀でた、マルチストンプの決定版です。
ここまでやるか!マーケットプレイス!
Helixシリーズのサウンドはハイクオリティかつ、無限の広がりがありますが、幅をさらに拡張可能なオプションがマーケットプレイスで手に入れることができます。 楽曲制作やサウンドメイクのインスピレーションに、必ず役立つこと間違いなし。 手に入れた後もアップデートを続けるHelixシリーズは、欠かすことのできない唯一無二の相棒になることでしょう。
今回はHelixシリーズのご紹介でしたが、どうです?試してみたくなりませんでしたか?
欲しい音を瞬く間に実現するとともに、欲しい音を発見させてくれる、夢のようなマルチエフェクター、Helixシリーズ。ぜひ、ご自身で体験してみてください!