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プロの方々がこぞってマルチを使う理由

2022-03-25

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」

みなさんどうもこんにちは!ギタリストのきとうゆうきです。
今回は「プロの方々がこぞってマルチを使う理由」と題しましたが、勘違いしないで欲しいのは僕はプロの中でそれはもう下の下くらいの実力しかないので...客観的にみて「こういう傾向がありますね」という話であって「ワイすごいやろ!」っていう趣旨ではないのでご了承ください。

それでは早速本題に入っていきましょう!


プロがマルチを使う理由① :オペレーションがシンプルだから

それではまず最初の理由から解説していきましょう。
プロギタリストさんの中でも、Axe-FxやKemperを多用する方がいらっしゃいますし逆にコンパクトエフェクターを並べて仕事をされている方、中にはペダル数個と良いアンプであとは実力でなんとかする...みたいな硬派な方まで割と色んな方がいらっしゃると思います。

その中でも、プロが選ぶ理由としてはやはりオペレーションが簡単だからという理由がトップに上がってくることは間違いないんじゃないかな?と思っています。

例えば曲中でエフェクトがガラッと変わるものやライブ中に3曲連続して演奏する時などなど。コンパクトでやろうとすると気苦労が絶えないですよね。

そんな時にLine 6 のHelix Floor とかを持っているとそういった悩みから一気に解放されます。
コンパクトエフェクターとスイッチャーを使うエフェクターボードと比較して、「今何のエフェクトがon/offになっているか」がめちゃめちゃ単純明快な設計となっています。

お金をいただいて演奏する職業の凄腕の人たち(僕ではない)にとって、ボードが演奏の邪魔になるというのはかなり痛いところじゃないかな?と思います。

その点、演奏の質を下げることなく今何をすべきかが1つの機材にまとまっているという点でやっぱりマルチは高効率な製品だと思います。


プロがマルチを使う理由②:配線トラブルの可能性を減らせる

プロアマ問わずにたっっくさんエフェクター使う方っていらっしゃいますよね。ディレイが5つ、コーラス2つ、ワウ1つと歪みが4つ、リバーブ2つなどなど...

この規模のエフェクター数だと普通に考えてエフェクターボード1つに収まる訳がないので2つエフェクターボード持ってきたりとかしています。

スイッチャーを使う/使わないは置いておいて、シンプルにエフェクターの数以上にパッチケーブルが必要になってきます。また、スイッチャーを使わずにエフェクターをたくさん並べれば並べるほど、1つのケーブルが死んだだけで演奏が止まるという大惨事になりかねないです。怖い...

マルチを使う理由の1つに、やはり上記のような配線トラブルを防止できるというのも大きなアドバンテージだと思います。


プロがマルチを使う理由③ :全部75点くらいの音が出せる

1つの機能を突き詰めて開発製造しているコンパクトエフェクターと比較すると、マルチエフェクターでは1つ1つに比肩することは少し難しいように感じます。そこはやっぱり完全勝利とは言えないのかもしれません。

しかし、マルチの土俵は1つ1つの機能にあるわけではなく、網羅的に色んなエフェクトやアンプ、ルーティングなどを自在に設定/操作できるところが魅力じゃないかな?と思います。

もちろんお気に入りの歪みエフェクターなどと併用して使っている方々が多いと思うんですが、例えばHelix Floorだけでライブできるか?と問われれば「全エフェクトが大満足なわけじゃないかもしれないけど、できる」という回答が返ってくるんじゃないかと思います。

マルチエフェクターのデメリットとして、どうしてもデジタルになってしまうというのが挙げられます。
当然ケンタウルスやTimmy、RC Boosterなどの超有名歪みは内包されていることの方が多いですが...実機と比べてしまうと多少見劣りしてしまう可能性はあります。

ですが、やはり膨大なエフェクトの数やルーティングの自由度、そしてトラブル耐性 (お茶こぼしたとかは除く) においてマルチはかなり有用なはずです。


さいごに

今回は「プロの方々がこぞってマルチを使う理由」について解説させていただきました!いかがだったでしょうか?

最後に、これまで話した機能が揃っているマルチエフェクターについてご紹介していきます。

1. BOSS GT-1000

BOSSマルチのフラッグシップモデルとなるGT-1000です。ちなみに僕の師匠はGT-1000をXLRケーブルでステレオ出力してライブしてらっしゃいます。
BOSSらしい手堅く安定感のある音で、いきなり使ってもいい音が出せてしまう環境が整っています。

2. Line 6 Helix Floor

次はやはりLine 6のHelix Floorでしょうか。スナップショット機能やルーティングを色とスクリーンで確認できる直感的な操作感が魅力です。
Line6は特に空間系の音の良さには定評がありますね。アンプやエフェクトの豊富さだけでなく、「今なんのエフェクトがONになっているか」が一発で判別出来るので演奏時のストレス軽減にもなりそうです。欲しい。

3. Axe-Fx III MARK II

最後はやはりこちら。エフェクトもアンプも「膨大」の一言ではないでしょうか。
ラックタイプなので宅録メインの方や自宅で足元をワチャワチャさせたくない方にはラックマルチも大いにありだと思います!

ちなみに僕はまだ10年近く前にリリースされたAvid Eleven Rackを使っています。
そろそろ買い替えたいところです...


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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きとうゆうき

名古屋で活動する現役ギター講師。ブルースやファンク界隈のセッションやライブで活動中。ブログやYouTube配信中!
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