プロゴルファーの渋野日向子選手が大好きなお菓子ということで、一躍有名になった「タラタラしてんじゃねーよ」!何と大胆なお菓子の名前だろうか。初めて聞いた時には、一瞬、自分の耳を疑った。しかし本当だった。そして楽しそうにお菓子をほおばりながら、すごいスピードで次々とホールを回り続けた渋野選手。結果は全英オープンの優勝だったことは記憶に新しい。
プロの仕事においてはスポーツに限らず、どんな仕事においてもスピード感が求められる。特にDXが話題となる昨今、世界中の情報が一瞬にして自分の手元に届く時代なのだから、情報処理のスピードをあげて、何事もすばやく決断、実行しなければ世の中の流れについていけなくなってしまうのだ。よって自分はいつも、すべてのことにおいてスピード感をもって対応することを心がけている。
ところが最近、周りのスタッフを見ていると、スピード感が足りない人が増えてきたように見受けられる。言い方を変えれば緊張感がないのだろうか、一気にやっちまおう、もっと早く処理する方法を考えよう、なんて思いながら仕事をするスタッフが、以前より減ったように思う。
むしろAI化が進む現代、そういうテンションは過去のもので、これからの人生は、ゆとりをもって楽しみ、大変なことはAIとロボットに任せよう、なんていう気持ちが見え隠れしているのだろうか。とにかく「行くぞ!」と自分が先陣をきって敵陣に突進するも、振り返ってみると、みんな後方でゆっくりと歩いている。。。そんなイメージが脳裏を走る。さびしい限りだ。。。
こういうことを考えること自体、自分自身が老いたことの証であるかもしれない。つぶやく暇があったら、それこそ、「たらたらしてんじゃねー」と自分にゲキを飛ばして、さっさと仕事を終えていっぱい飲みに行こう!ああ。みんながフルスピードで仕事を完結、チームが一丸となって大活躍することを夢見てきたが、所詮、寝言の範疇で終わるのだろうか。。。
