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WAYMO 初体験の衝撃

2025-04-07

テーマ:サウンドハウス創業者のコラム「Rickの本寝言」

Rickの本寝言 サウンドハウス創業者が本音をついつい寝言でつぶやく!

急遽、2泊3日のアメリカの旅に出て、シカゴからボストン、ハートフォードからロスアンジェルスと目まぐるしく回り、時間があっという間に過ぎ去ってしまった。まあ、アメリカを散歩する、という意識で旅しているので、苦にはならないが、それにしてもせわしい。

そんな散歩がてらの仕事の旅の最後を飾るのが、WAYMO初体験だ。金曜の夜、メーカーの社長と24歳の新入社員、3人で夕食をサンタモニカのWatergrillで楽しんでいた時、その若手社員がAIの話をし始めた。そしてアメリカでの最先端、AIの活用についてレクチャーをするのだ。さすがアメリカ人、何ら躊躇なく、思いのまま語ってくれるのはうれしい。

その会話の中で光ったのが2つ。まず、テスラ社のイーロン・マスク氏がリリースしたお手伝いさんロボット。人間の形をし、なんでもやってくれるだけでなく、言葉を交わし、会話ができるという。まさに驚きの急激な進化。そんな夢のようなロボットが今や、現実となった。日本にももうすぐお目見えするかもしれない。

そして無人タクシーの話になる。そもそもテスラは完全にハンズフリー、自動運転レベル4を実現して、アメリカ人の多くがハンドルに触らず車に乗っているのは知っているが、タクシーまでが自動運転になっているとは、まだ知らなかった。つまりウーバーのようにタクシーを呼んで、行き先を事前に指定し、タクシーに乗るのだが、それが無人なのだ。食事の席で、「やってみなよ!」と言われ、やらないわけにはいかない。すべては経験。

翌日、帰国の日。ホテルをチェックアウトした後、WAYMOのアプリをダウンロードし、使い勝手をWEBから学んだあと、ウーバーのように行き先を指定すると、4分でくるという。勇気をもってOKし、ボタンを押す。すると。。。なんと、たしかに無人タクシーがホテルの前に来た。そしてアプリからアンロックのボタンを押すと、ドアの施錠が解かれ、ドアを自分で開けて乗る!なるほど、すごい!そして座ってベルトを締めると、正面の画面に「START」ボタンがある。それを押すと、車が動き始めた。

いったん動くと、ごく普通の快適な感覚で運転してくれる。横断歩道で人が渡るときには事前にゆっくりと止まり、すいている道は最高速度までスピードをあげて進んでくれる。驚いたのは、数十メートルまで先を見ているので、自分の車線が混んでいる時はすかさず、車線変更をする。すべてが快適だ。そしてあっという間に40分の旅を終え、空港についてしまった。最後は車をおりて、別れを告げるだけ。

むむむ、日本は遅れてしまった。このような無人タクシーを実現するには、日本の道路事情は問題が多すぎる。もはや手遅れ感が否めない。もう日本はだめか、とあきらめざるをえないのかと思うほど、課題が山積みだ。そしてそれをぶっ壊してでも改革しようとする勢いが今の日本にはない。アメリカの無人タクシーのような最先端技術こそ、日本の起爆剤になってもらいたいものだ。いつか、追いつけ、追い越せ、それが日本の夢だ。なんか昭和初期に逆戻りしたようにも思う。ひたすらガンバ!

Rick - 中島尚彦 -

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。GIT(Guitar Institute of Technology)第2期生のギタリスト。80年代にキリスト教会の牧師を務め、音楽ミニストリーに従事しながら、アメリカで不動産会社を起業。1989年、早稲田でライブハウス「ペトラクラブ」をオープン。1993年千葉県成田市でサウンドハウスを創業。2001年、月間地域新聞日本シティージャーナルを発刊。主幹ライターして「日本とユダヤのハーモニー」の連載をスタートし、2010年よりwww.historyjp.com を通じて新しい切り口から古代史の流れをわかりやすく解説。2023年、一般財団法人サウンドハウスこどものみらい財団を創設し、こどもたちの支援にも従事。趣味はアイスホッケー、ピアノ演奏、トレイルラン、登山など。四国八十八ヶ所遍路を22日で巡る。グループ企業の経営指導に携わるかたわら、古代史の研究に取り組み、日本のルーツ解明と精神的復興をライフワークとする。

 
 
 
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