
ジャンクションボックスの役割とおすすめモデルを紹介!
「エフェクターボードを組んだのに、準備に時間がかかる」
「どこに何を挿したらいいかわからなくなる」
その悩み、“ジャンクションボックス”で解決できるかも……!
エフェクターボードの構成は、ギタリスト・ベーシストによってさまざま。システムに合ったジャンクションボックスを組み込むことで、配線ミスを防ぎながら、セッティングのスピードを格段にアップできます。
この記事では、そんなジャンクションボックスの役割を解説。サウンドハウスで購入できるおすすめの機種もあわせてご紹介します。
ジャンクションボックスの役割とメリット

画像の赤枠がジャンクションボックス
ジャンクションボックスの主な役割は、信号の入出力を1ヵ所にまとめること。
エフェクターボードは、ギターやアンプをはじめとする外部機器と繋がることで、はじめて完成します。外部機器との接続に欠かせないのが各種ケーブルです。
ジャンクションボックスを組み込めば、外部機器とエフェクターボードとの接続場所が1ヵ所にまとまるため、配線がわかりやすくなり、準備に掛かる時間をぐっと短縮できます。さらに、ケーブルに足を引っ掛けてしまうトラブルの軽減にも貢献!ジャンクションボックスには、たくさんのメリットが詰まっています。
自分に合ったジャンクションボックスの選び方

ジャンクションボックスにはいろいろな仕様がある
ジャンクションボックスは、機種によって仕様が違います。自分のエフェクターボードに合ったジャンクションボックスを選ぶことが大切です。将来的な機材の追加を見越して選べば、長く使える“頼れる相棒”に出会えます。
具体的には、以下をチェックしておきましょう。
ジャンクションボックスのチェックポイント
- サイズ
- MIDI端子の有無と数
- TSジャック(モノラルフォン)/ TRSジャック(ステレオフォン)の数
また、
- ◆ デジタルエフェクターのファームウェアをアップデートするには、MIDI IN/OUTをオーディオインターフェイスと接続する必要がある
- ◆ 空間系エフェクターは、アンプのセンド/リターンに繋げたい
といったように、個々のエフェクターからシステム全体まで考慮してジャンクションボックスを選ぶことも、快適なエフェクターボード構築のカギになります。
レビューあり!おすすめのジャンクションボックス
ここからは、使用経験のあるジャンクションボックスの中から、サウンドハウスで購入できるおすすめの機種をご紹介します。
1. One Control / Minimal Series Pedal Board Junction Box 4M
端子の種類 | 端子の数 |
---|---|
TS | 2 |
TRS | 2 |
MIDI | 1 |
サイズ | |
|
「Minimal Series Pedal Board Junction Box 4M」は、良心的な価格ながら、現代のエフェクターボードに必要な端子を網羅しているジャンクションボックスです。
MIDIがひとつあるので、スイッチャーからMIDIでアンプを操作したり、ラックエフェクターと連携させたりといったこともおてのもの。MIDIコントロールを導入したい方にもぴったりのジャンクションボックスです。
最大の特徴は、ケースの上面と側面にジャックを配置しているところ。
上面ジャックのおかげで、エフェクターボードの角に沿って設置できることに加え、縁とエフェクター接地面に段差がある構造のエフェクターボードでも、問題なく使用できる設計になっています。
2. WARWICK / MOD 1 V2
端子の種類 | 端子の数 |
---|---|
TRS | 5 |
XLR | 1 |
AC IEC | 1 |
サイズ | |
|
RockBoardでおなじみのWARWICKからも、ジャンクションボックスが販売されています。
同社のジャンクションボックスは「MODシリーズ」として展開されており、仕様の違いによって、MOD1〜MOD5、MOD MINI DC、MOD MINI TRSの計7種類をラインアップ。筆者は「MOD1」と、USB端子とMIDI端子を搭載した「MOD2」を愛用しています。
MOD1は、数少ないAC IECスルーのあるジャンクションボックスです。音声ケーブルとともに電源ケーブルも1ヵ所にまとめられ、よりすっきりとした配線とスムーズな準備に貢献します。
付属のレンチでフロントプレートを取り外せば、RockBoard以外のエフェクターボードへの設置も可能に。痒いところに手が届く造りがすばらしいです。
エフェクターボードに欠かせない「ジャンクションボックス」
入出力を1ヵ所にまとめられるジャンクションボックスは、地味な存在ながら、エフェクターボードに欠かせないものです。準備が早くなったり、配線トラブルが減ったりといいことづくし。将来的なことを考えて選べば、長く愛用できる機種が見つかります。
今回紹介した機種以外にも、サウンドハウスでは、さまざまなジャンクションボックスが販売されています。ぜひ一度チェックしてみてください。
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