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チックコリアの神業パフォーマンスに乾杯!

2019-08-29

テーマ:Rickの本寝言

ヘッダー

8月28日、大阪のビルボード・ライブで行われたチックコリアのトリオ・コンサートに招かれて行ってきた。正直、このコンサートのことを聞いた時、「え?彼、まだ生きているんだ!」と思ってしまった。多分、今から40年近く前のことだったと思う。チックコリアは当時、JAZZピアニストとして人気を極めていた。そしてある日、チックコリアと、ベーシストの第一人者だったスタンリー・クラークが共演をするということで、そのコンサートに足を運んだことを覚えている。あれから40年、そのチックコリアが目の前でピアノを弾いている姿に、心を打たれた。

ライブ会場

音楽に歳は関係ないのだろう。周知のとおり、ローリング・ストーンズのミックジャガーは、今でも衰えを知らない!70歳の大台に乗っても、その勢いは向かうところ敵なし。日本を代表するロックシンガー、矢沢永吉も長年ステージで君臨し続け、遂に70歳というハードルを乗り越えていく。世界的に平均寿命が10年、20年延びた分だけ、ミックも、永ちゃんも、その分、活躍のチャンスが大きくなったことを意味しているのかもしれない。そう考えると、自分もまだ捨てたもんではない、「先は長いぞ!」と思えてきた。

そんな思いにかられてチックコリアの演奏に聴き入っていると、ふと、昔の思い出がよみがえってきた。1982年、今からもう40年近く前のことだっただろうか、大学を卒業した後、ハリウッドで開校したばかりのGuitar Institute of Technology(GIT) というギター専門校に入学し、初の日本人生徒として、毎日1日8時間はギターを弾いていた。その学校はできたてほやほやだったが、時には有名なギタリストが講師として招かれた。レコーディング・アーティストとして当時、人気急上昇のLee Retnour(リーリトナー)をはじめ、ジャズギタリストの巨匠、Joe Passまで特別講師として授業に訪れ、毎日が驚きと感動をもって過ごせた幸せを今でも覚えている。

1982年といえば、クラシックロックやディスコ音楽の全盛期が終焉を告げ、代わりにFusion系やパンクが広まり始め、洋楽が新しい時代を迎えていた時だった。そんな時、自分の本命はあくまでEddie Van Halenスタイルのハードロックであり、チープトリックという有名バンドの元ドラマー達と組んで、ハリウッドでデビューするために、ひたすらギターを弾いていた。しかしながら、内心はエディーの素晴らしいオリジナルのリフに憧れるものの、ギタリストとしてはラリーカールトンあたりのソロくらいは弾けなくてはと、ひたすらカールトンのコピーも練習していた記憶がある。そうこうしているうちに、バンドは解散し、GITに通っていた自分も、ロックスターになる夢をあっさりと諦め、ジャズギターなどまったくマスターできないまま、ハリウッドを去っていくことになった。夢とはなかなか、叶わないものだ。あれから40年。。。

ライブ会場

自分の目の前、10m先でチックコリアが再び素晴らしい演奏を繰り広げている。継続はまさに力なり。彼のソロは、鍵盤を叩くだけでなく、立ちあがりながらピアノの弦そのものを指ではじいて、鍵盤の音と一緒に音をかきなでるという神業もやってのける。素晴らしいパフォーマンスだ。これがまさに、ピアノ演奏の新しいスタイルか?!それをさりげなくやり遂げてしまうのが、一流たる所以である。ジャズピアノの第一人者、チックコリアがピアノを弾いている雄姿を見るだけで、あれから40年、生きていてよかったなと、思えるこの瞬間が正直ありがたい。生きていることの素晴らしさを痛感できた、チックコリアのコンサートに乾杯!!

Rick - 中島尚彦 -

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。1993年サウンドハウスを創業。楽器、音響機器のネット通販を手掛け、日本列島を音楽を通じて元気にすることを目指す。会社経営に精励する傍ら、地域活性化のプロジェクトに取り組み、全国を駆け巡りながら、古代史の研究を手掛ける。日本シティージャーナル(地域新聞)主宰。Historyjp.comのサイトを通じて新しい切り口から歴史の流れをわかりやすく解説し、日本のルーツを解明することにより、国家の精神的復興に貢献することをライフワークとする。

 
 
 
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