いよいよ2023年の終わりが迫ってきていることを感じる頃になりましたが、皆さんいかがお過ごしですか?冷え込む日も増えてきたので、風邪には気を付けてくださいね。筆者は本厄がやっと終わりそうです。何もなくとも厄年ってだけで気が重くなるような気がしていました。気の持ちようって大事ですね。
と、そんなことはさておき。進学や進級に伴って、あるいはアニメの影響で、といった具合に今年からギターやベースを始めた方、少なくないんじゃないでしょうか。そんな中、『バンドを組んでそろそろライブハウスでライブを……!』なんて考えている方もいらっしゃることかと思います。そんなあなたにぜひ覚えておいてほしい、ライブをする際のちょっとしたお助け情報のうち、特に自分が助かってすぐにできるものをいくつかご紹介しますね。文字ばっかりになってしまいますが、許してください。
1. 持ち物はコンパクトにしよう
結構単純ですが、難しかったりするのがこれ。必要ないものを減らすことって、足りないものを増やすことよりも難しいです。なぜコンパクトにする必要があるかというと、ライブの際のトラブルの結構な割合がここから起きるからです。紛失したり取り違えたり、あるいは邪魔になったり、そもそも運搬が大変だったり。大抵の場合、複数のバンドが一つのイベントに出演する対バン方式でライブをするのですが、そうなると控室は演者の荷物でごった返します。誇張でもなんでもなく、本当にごった返します。ギターって、1本でも結構かさばるのはご存じかと思いますが、各バンド分の楽器とエフェクターボードと荷物、想像しただけですごい量ですよね。また、バンドの転換の際には楽器をもってステージと袖を行き来することになるので、ここでぶつけたり落としたりといったトラブルを防げるという効果もあります。
様々なケースの取り扱いもあるので、いろいろ探してみてください!
2. 動作チェックをしておこう
これ、大事です。楽器も”モノ”ですので、必ず劣化や破損は発生します。また、金属や木材や樹脂といったさまざまな素材を組み合わせていることから、予想外の場所が予想外の原因で予想外の状態になっている可能性は常に否めません。そのことから普段のメンテナンスや清掃は大事なのですが、特にライブ前日は本番前になって慌てないためにも必ずチェックしましょう。音が出るか、ジャックを軽くゆすって音が途切れたりしないか、ストラップピンのビスは緩んでないか。シールドに断線はないか。エフェクターも使うなら、スイッチがちゃんと切り替わるかくらいもチェックしておきたいですね。あと、アクティブの楽器を使っているなら電池は新品にしましょう!!ステージで電池切れ、ほんとにダサいです!!
お手入れ方法や扱いはこちらを参考にしてみてください。
3. やることは全部決めておこう
ライブが始まると、思った以上に緊張して頭が回りません。筆者は今でもそうです。なので、曲順はもちろん、MCを入れるタイミング、何を話すか、メンバー全員で決めておきましょう。準備をしておくと、思った以上に演奏に集中できますし、結果かっこいい演奏に繋がります。なにより、準備していないと聴いてくれる人につまらない場面を見せることになってしまいます。アドリブで面白いMCができる全員を、筆者は尊敬しています。
4. ここまでの最終チェックをリハーサルで
必要な持ち物をまとめて楽器の動作チェックも済んで、やることが決まっているなら、あとはリハーサルと本番を待つのみです。セットリストに沿って、各曲での音量バランスや立ち位置をチェックしましょう。ちなみに!ステージは想像の数倍暗いです!!足元や周りには十分に気を付けて!!
5. ライブをがんばる
ミスを怖がらず、全力でカッコつけましょう。以上!
6. 挨拶は大事
ライブハウスのスタッフさんやイベントの演者さん、当日の関係者には欠かさず挨拶をしましょう。礼儀を欠いてしまってはせっかくのステージも台無しです。また、こまめに持ち物やごみは整理しましょう。お互いに気を付けていてこそ、良いイベントはできるものです。
当初の想定以上に文字ばかりになってしまいました。すみません。
でも、ライブハウスで演奏するって、想像よりずっと一人一人の取り組み方で成り立っているってことが、何となく伝われば嬉しいです。それぞれのライブハウスごとに細かいルールはあったりしますが、スタッフさんの指示を守って、楽しく、気持ちよく、ライブを楽しめたらなぁと思っています。