もう2025年も後半戦。関東圏は梅雨がはっきりと来ないまま夏になってしまいましたが、皆さんお元気ですか?
筆者は競馬では負け続き。さらには愛車のロードスターが故障と踏んだり蹴ったり。オイル漏れしてるぞ……?とボンネットを開けたらパワステポンプからの高圧ホースが破損してオイルを吹いていました。執筆現在、夜な夜な泣きながら修理しています。
そんなことはさておき、ちょっとこのギターを見てください。

レスポールジュニアともちょっと違うピックガード、直線的なヘッド形状。このモデル、皆さんご存知ですか?これ、「メロディメーカー」と言います。Gibsonのラインナップの廉価ブランド版です。

Gibsonの廉価ブランドと言えばEpiphoneですよね。しかしこのブランド、皆さんご存じですか?これ、「オービル」と言います。昔のGibsonの廉価ブランドです。ちなみにこのブランド名はGibson創業者の名前、「Orville H. Gibson」からきています。
このジョーン・ジェットを彷彿とさせるような(彼女はEpiphone Olympicですが)武骨でシンプルでチープだけどどこか可愛い、そんなオービルのメロディメーカーというちょっと珍しいこの楽器です。表からぱっと見ると問題なさそうです。しかしネック裏の様子を見てください。

ちょっとボロいかな、で済ませてしまえばそれまでなのですが、このモデルは特にラッカー塗装の仕様ではないハズ。なのですが、スタンド焼けを起こした痕跡があります。ちょっとヤバそうな雰囲気がありますよね。あれれ~?おかしいぞ~?
一旦各パーツを取り外してネック裏を溶剤で拭いてみると…

現れました。今回のクエストのメインモンスターです。かなり症状は軽いほうですが、ネック折れしています。パテを盛った痕跡もあるしこのキズの上から塗装もされていましたが、接着された痕跡はありませんでした。なんでだよ。
以前の筆者のブログにて、ネック裏のボリュートについて取り上げたことがあったのですが、まさにこれを少しでも防ぐための対策です。
このギター、筆者が今年の1月に沖縄旅行に行った際の沖縄土産なのですが、上から塗装がされていたこともあり「ネック折れ補修ありか、だから安いのか。ボロいし弦も張れてるしなぁ。」なんて楽観して買った結果がこれです。道理で異様に安いと思ったんですよ。
というわけで、このギターに
- ネック折れ補修(塗装込み)
- ナット新調
- 再配線
- 全体清掃、組み込み、調整
を行っていこうかと考えています。良ければお付き合いください。
さよならのBGMはこれで!
こんなのでギターは保護してあげてください!
ARIA ( アリア ) / AGB-S ギタースタンド用ブラ
メンテナンスの際も角度付きネックならネック枕は必須です!