初めてエフェクターを買う方や、何からそろえればいいのか迷っている方にとって、マルチエフェクターはとても便利なアイテムです。エフェクターを一つひとつ買いそろえるとなると、その組み合わせ方は無限大かつ、初心者の方にとってはお金がかかるといった金銭的な問題もあります。そんな時にマルチエフェクターが役立つわけですが、いざマルチエフェクターを買おうと思っても、それはそれでたくさんの種類があって何を買えばよいのかわからず、つまずいてしまうことも多いでしょう。そんな初めての方におすすめのマルチエフェクターを紹介していきます!
■ そもそもマルチエフェクターとは何か?
マルチエフェクターとはその名の通り、オーバードライブなどの歪み系、リバーブ/ディレイなどの空間系、コンプレッサー、イコライザー、モジュレーション系、などなど、多くの種類のエフェクターを1つにまとめたエフェクターです。下の図のように、様々なコンパクトエフェクターが1つの箱に入っている感じですね!
様々なエフェクターが、、、
1台のエフェクターに!!
マルチエフェクターがどういうものか分かっていただけたかと思います。フットスイッチにそれぞれ使いたいエフェクトを設定して使うため、エフェクターをたくさん持ち込まなくても、1台で様々な音色を出せるようになります!
では次にマルチエフェクターのメリット・デメリットも確認しておきましょう!
■ マルチエフェクターのメリット
1. 1台で音作りが完結!
やはりこれにつきますね。アーティストの足元を見ると多くのコンパクトエフェクターを何台も繋げており、どうしてもそれに憧れるものですが、「お金」がかかります。あのギタリストと似た音を出したい!と思っても、エフェクターを買いそろえるには現実的に難しい場合が多いです。
(こんな感じでエフェクターがたくさん…。一体いくらかかるのか。)
そこでマルチエフェクター!ディストーションとリバーブ、ファズとワウ、コンプのかかったカッティングなども、全て1台で完結します!最近のマルチエフェクターは安価で十分なエフェクトを内蔵したモデルが多いので、ギター始めたての初心者の方々にはぜひとも試していただきたい製品です。
2. 練習用途にも最適!
多くのマルチエフェクターにはPhone/Phone outや、AUX INがついており、外部音声を再生しながら、ヘッドホンでの練習が可能です!アンプを買っても家で鳴らせないことが多い日本では、そもそもアンプを買わなくてよくなるため、最適な機能であるといえます!音色の確認や、コピーするバンドの曲を流しながら練習できるため、結果コストパフォーマンスが高くなるのは嬉しい点です。チューナーもついているので、外付けチューナーを使わず、足元ですぐにチューニングできるのも◎ですね。
3. エフェクターの勉強ができる!
やはりコンパクトエフェクターに憧れを持ってしまうのがギタリストです。(個人差があります。)しかし、コンパクトエフェクターはそのエフェクターがもつ音色の中でしか設定をできないため、慎重に購入する必要があります。それが本当に自分好みの音なのか、仕様用途に適しているのか、欲しい設定はあるのか、などなど。
マルチエフェクターはたくさんの音色を内蔵しており、それぞれ設定が可能です。どのエフェクターにどのような設定があって、どんな音が出せるのか。1台で様々エフェクターを試せる点も初心者の方々には嬉しいですよね!なにより一日中遊べます。
他にもマルチエフェクターは接続順を自由に変更できるモデルもあるため、エフェクターの接続順によって出音がどう変わるかも手軽に楽しめます。
初心者の方々にとって一見難しそうなマルチエフェクターですが、慣れてしまえば良いことだらけなのです。操作も簡単で、様々なエフェクターを使えるマルチエフェクターは、実は初めてのエフェクターに最適なエフェクターなのかもしれません。
それではサウンドハウスが紹介する、人気でオススメのマルチエフェクターがこちらです!
BOSS ( ボス ) / GT-1 マルチエフェクター
まず紹介するのは、BOSSの超定番マルチエフェクター「GT-1」です!こちらの商品の魅力は、なんといってもその操作性です!見た目はとてもシンプルですが、100種類以上のエフェクトを備えており、エフェクトの変更も足で下部ボタンを踏むだけの簡単変更。さらにペダルも備わっているので、ワウをかけたり、演奏中に音量バランスを調整したりできます。特におすすめしたい点としては、ループ機能がついていること。コード弾きや伴奏などの上に、リードギターや単音弾きで音を重ねていくことができ、とても楽しめるのでぜひ試してみてください!
ZOOM ( ズーム ) / G2 FOUR ギター用マルチエフェクター
続いて紹介するのは、ZOOMより発売された「G2 FOUR」です!こちらの商品は、先程紹介したGT-1よりもひとまわり小さいサイズ感です。見た目はとてもシンプル。メインとなるフットスイッチは4つ、その他のノブやボタンも少なくシンプルなデザイン性のため、初心者の方には大変扱いやすい商品です。さらに、iOS・Androidに対応した専用のアプリも付属し、アプリで簡単にエフェクトの設定や音作りもすることができます。スマホで手軽にエフェクトの操作をしたいという方は、ぜひお試しください!
ZOOM ( ズーム ) / MS-50G+ マルチストンプ マルチエフェクター
続いて紹介するのは、ZOOMの「MS-50G+」です!
コンパクトペダルのサイズでありながらも、マルチエフェクターに期待される機能がギュッと凝縮された1台となっています。同ブランドのベストセラー「MS-50G」の後継機種ですね。有名ブティックペダルのモデリングを含む80種類のギターエフェクトを搭載し、自由な接続順で最大6エフェクトを接続した音作りが可能ですので、一通り出したいサウンドはこの1台でまかなえてしまいそうです。また、iOS用アプリ「Handy Guitar Lab」から、追加エフェクト/プリセットパッチの入手、パッチメモリーの編集ができる点も魅力的です。この価格帯でそこまでできるのはとてもありがたいですよね!また、単3アルカリ電池2本で7時間連続駆動しますので、ポケットにでも本機を1台忍ばせていれば、どこでも簡単に、こだわりのサウンドを楽しめます。
遊びにも、実用的な使用にも、あらゆるニーズに応えてくれる万能型のマルチエフェクターといえるかと思います!
NUX ( ニューエックス ) / MG-300
次に紹介するのは、コンパクトかつ多彩な機能を備えた、NUXのMG-300です。歪系やコンプレッサーなどの13種類のプリエフェクトと、空間系のポストエフェクト23種類、そして25種類のアンプモデニングを搭載。さらにメーカー独自のアルゴリズムによって、まるで本物の真空管アンプのような響きを再現することができます!オーディオ・インターフェイスとしての機能も搭載しており、ライブユースはもちろん、PCと接続して録音や作曲用途にも最適!本体ディスプレイにはエフェクターがカラー表示されるため、初心者にもわかりやすい仕様になっています。お手頃なお値段なので、試してみてはいかがでしょうか。
Line 6 ( ライン6 ) / POD GO
さて、いよいよ最後に紹介するのはLine 6の超定番商品、POD GOです。こちらは、初心者のなかでも上級者やプロミュージシャンと同じ環境、サウンドを目指したいという方におすすめの1台です。一度手に取ってしまえば、これ一つで最高のギターサウンドを作れること間違いなし。サウンドのクオリティ・音質は言うまでもなく、エフェクターの操作に慣れていない方でも、ディスプレイをみながらボタン・つまみを操作して簡単に操作ができます!ギターさえあればこれ一つで演奏・録音が可能なほか、本体は軽量設計されており、サイズも非常にコンパクト。ライブハウスやレコーディングスタジオにも楽々持ち運んで大活用間違いなしです!初心者の方から次の一台をお探しの方まで、とくにおすすめしたい商品です。
いかがでしたでしょうか。これからマルチエフェクターを初めて買うといった方に、少しでもこの記事が参考になればと思います。マルチエフェクターであなたのギターライフをさらに充実させましょう!