今回は修理で使用している計測機器の紹介をします。
大型の機器やパソコンに繋いで使用する計測機器もありますが、今回は小型の計測機器に絞って紹介したいと思います。
■ デジタルテスター

導通、電圧、抵抗値、温度などの計測になくてはなりません。技術者の基本装備みたいな道具です。
■ クランプメーター

クランプメーターは電圧や電流値を計るのに使用します。デジタルテスターとの違いは、電線をはさみ込むだけで計測ができるので、検証中の商品を動作させつつ電圧や電流の変化を容易に計測することが可能です。
■ バッテリーチェッカー

主に鉛蓄電池の状態確認に使用しています。UPSやポータブルスピーカーは鉛蓄電池を使用していることが多いです。
■ コンデンサーテスター

デジタルテスターでもコンデンサーの値を計ることはできるのですが、より精度を高く計測するにはコンデンサー専用のテスターを使う必要があります。
■ ケーブルチェッカー

デジタルテスターがあれば導通の確認は事足りるのですが、大量のケーブルを検査する場合や特殊なケーブルを見なければならない場合など1台あれば役に立ちます。
サウンドハウスで取り扱っていてスペックの近いものだとdbxのCT-3があります
dbx ( ディービーエックス ) / CT-3 ケーブルテスター
ギターケーブルやキャノンケーブルなどのチェックのみしたいと用途が限られている場合は、CT-2くらいのスペックで十分です。
dbx ( ディービーエックス ) / CT-2 ケーブルテスター
ほかにもケーブルチェッカーは各社から販売されています。用途や予算に合わせてお選びください。
■ HDMIケーブルチェッカー

特殊なケーブルとして挙げられるのがHDMIケーブル。19もの線で構成されています。簡単に導通チェックするには専用のテスターがあると便利です。
■ DMXテスター

照明機器を制御するDMX(DMX512)という通信規格。その信号を可視化できる機材です。
DMXコントローラーの信号確認や、複数のDMX機器を接続した際に信号の変化などを計測します。
LITEPUTER ( ライトピューター ) / CX-1C DMXテスター
■ 照度計

照明機器の比較に使用しています。
照度については以下のブログで説明しているので、一読していただけますと幸いです。
■ 風速計

風速計はファンの動作比較に使用しています。バブルマシンなどで使うことが多いです。
簡単ではありますが、9点紹介させていただきました。
このような計測機器を使用して検証・修理を行っています。
計測機器はまだまだあるので、また紹介できたらと考えています。
最後までお読みいただきありがとうございました。