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修理の裏側教えます!身近な道具編

2023-09-04

テーマ:実録 ! サービスマン日記

修理をするにあたって多くの道具を使用します。技術者が使用する道具って電圧を計るテスターや半田ごてなどをイメージするかと思います。
今回はそういった道具ではなく身近にある、そんなものまで修理に使用していたの?!といった修理の裏側を書きたいと思います。

■ 綿棒 

まずは綿棒。ほとんどの人が一度は使ったことがあるだろうツールです。
修理で使う場合では、細かい箇所の掃除や液体を塗布する際に活躍します。
形状も凸凹しているものや、先の尖っているものなど種類も多いです。

■ 結束バンド 

次に紹介するのは結束バンド。ぼっちじゃないです。
インシュロックやタイラップとも呼ばれていますね。実は作った会社によって商品の呼び方が違っているのです。ヘラマンタイトン社がインシュロック、トーマス・アンド・ベッツ社がタイラップの名称です。
配線を固定するのになくてはならないツールです。日に何十本も消費しています。
ちなみに私はヘラマンタイトンのヘビーユーザーです。耐候性も強く丈夫なので、熱を持つ機器の配線固定に最適です。

■ グルーガン 

工芸や手芸に使われるグルーガン。樹脂を熱で溶かして立体物同士を固定するのに使われます。
修理の際でもパーツの固定に使う事があります。接着剤ほど強度は出ませんが、広い面積を固定する場合に使う事が多いです。グルースティックはカラーバリエーションが多いので、修理する箇所によっては色を合わせて使用するなんてこともあります。

■ クッキングスケール 

料理するときに素材や調味料の重さを量る道具です。
実はこのクッキングスケール0.1g単位で量れるので、細かな部品の重さを量るのに優れているのです。
修理での出番は少ないですが、重さの比較をするための必需品です。耐荷重に合わせてパーツを選定する場合とかにも使用します。

■ 放射温度計 

非接触で検温するのに使う温度計です。
ここ2、3年でよく目にするようになったのではないでしょうか?
修理だと温度の変化を計測する際に使用します。熱によって動作不良を起こす機器もあるため、適正な温度で動作しているか確かめます。


ざっとですがデスク周りにあったものを5点紹介させていただきました。
本来の用途と違っているものもあるかと思いますが、使い方によっては修理道具になるものだってあります。
今後も修理における道具だったり技だったり、裏側っぽいところを紹介していこうと思います。
お読みいただきありがとうございました。

技術サポート / 黒巣 翔太

ESPミュージカルアカデミーでギター・エフェクター・アンプ製作の技術と知識を学び、卒業後はライブハウスでPA・照明を担当。ステージ上の全ての機材をメンテナンスするようになり現在の修理業務のベースが完成。照明のムービングヘッドやフォグマシンをメインに修理を行っていますが、ジャンルにとらわれず修理業務に従事しています。最近はアナログレコードの面白さを覚え、レコード屋を巡っています。

 
 
 
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