大人気パワーディストリビューターの定番、
CLASSIC PRO PDM/R
こちらの製品は、ディスプレイ表示があるのが特徴。
またLEDのインジケーターによって視認による、状態確認ができることが売り。
そんな中で、
「ディスプレイの表示が実測の電圧値と異なる。」
「調整で何とかできないか」
とお声を頂くことがあります。
実は製品マニュアルのP.8に、下記のように記載があります。

「もう少し詳細を知りたい」というお声もありましたので、実際の調整をしている様子について画像付きで説明していきたいと思います。
まずはご用意頂くもの
テスター

ドライバー

※念のため、感電を防止するためにゴム手袋の着用を推奨いたします。
といっても、どういうものを使えばよいか分からないという方のために。
テスターについては、交流の電圧が計測できれば十分ですが、計測値の値がより精度が高いものを推奨いたします。
テスターもピンキリですが、ホームセンターや電気屋さん、ネット通販でも手軽に購入できますので、一度手にしてみてはいかがでしょうか。
テスターの計測方法についても、簡単にここで説明。
AC ~
DC =
基本的に今回は電圧測定だけできればよいので、上記機能の使い方と見方をマスターしておけばOK。
実際のテスター表示はこんな感じです。

ドライバーについては、今回調整頂くPDM/Rの調整トリムの形状に合わせた物の方がよいですが、お手元にあるもので十分かと思います。
ではさっそく。
天板の中央付近にある、ゴム蓋2箇所確認できますね。

そちらを手でとって頂く感じで。

取れました。

中をのぞくと白い十字に切った、調整トリムの調整部分があります。
※画像は分かりやすくするため、天板を外した状態で撮影しております。

このトリムを調整していきます。
まずは入力(INPUT側から)

テスターを大元のコンセントにあてて、電圧を計測。

その実測値に合わせて、左側の白いトリムをドライバーで調整します。

と、このような感じで テスターの実測値と、ディスプレイ表示の電圧値が一致するようにトリムを調整してください。トリムは左右に回して頂くとディスプレイの表示が上下しますので、テスターの実測値に合わせるようトリムを動かして調整します。
次に出力(OUTPUT側)を合わせます。

今度は、テスターで、PDM/R側の出力インレットの電圧を測定します。
どのインレットでも大丈夫です。

そして、トリムは右側のトリムを調整します。

ディスプレイの表示を実測値に合わせてご使用頂ければよりご安心かと思います。
以上、PDM/Rのディスプレイ表示調整方法でした。