ネックの反りには、主に指板側に曲がってしまう順反りと、ネックの裏側に曲がってしまう逆反りがあります。チェック方法は、6弦1FとジョイントF(STの場合は16F)を押さえて、7Fの弦高をチェックします。はがき1枚分位の隙間ならOK。隙間が少なすぎたり開いていない状態は、逆反りです。開きすぎている場合は順反りです。順反りの場合は六角レンチでトラスロッドを時計回し、逆反りの場合は反時計回しにすることで調整をします。
弦とフレットの間の隙間のことを弦高と呼びます。弦高が高いと弦を押さえにくく、チューニングも安定しません。弦高が低すぎると、押さえてないフレットに弦が当たってしまいきちんと音が出なくなってしまいます。基準の弦高は、最終Fで1弦2.0mm、6弦2.5mmになり、それ以外の弦高は2弦2.1mm、3弦2.2mmのように6弦に向かい徐々に弦高が高くなるよう調整します。この時、ブリッジプレートに対してサドルが平行になるように注意してください。
弦高の高い低いでそれぞれメリット、デメリットもあるから、低いからいいってもんじゃないニャ。弾きやすさと握った時の感触で、自分にぴったりの高さを見つけていくのが重要だニャ。それと、弦高を変えると音程が変わっちゃうから、こまめにチューニングを行うこともポイントだニャ!
フレットを押さえた音程と開放弦の音程を合わせることをオクターブ調整といいます。ネックの反りや弦高の調整だけでなく、他のメーカーや違うゲージ弦に張り替えたときも調整が必要になります。調整方法は、オクターブ調整を行う弦の12Fを押さえて弾き、チューナーを確認します。その音程が高い場合、サドルをボディエンド方向に動かし、低い場合はネック方向に動かします。ブリッジ後方にサドルを固定しているネジがあり、それをドライバーで回すとサドルが動きます。チューニングを合わせる→12Fを押さえて弾く→弦を緩める→サドルを動かす、の繰り返しです。
ロッドの状態、弦高、フレットの高さ、弦のゲージ、弦を押さえる力等、ありとあらゆる要因でオクターブが合うポイントは変化するんだニャ。だから、プレイヤーがそれぞれの設定に合わせてオクターブ調整をするのが基本だニャー。みんなも自分にぴったりのセッティングを見つけてみてニャ!
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隙間が微妙なので、上から軽く叩いてみると隙間の状態がわかりやすくていいニャ。最初はわかりにくいかもしれないけど、何度もチャレンジしていくうちにわかってくるはずだニャ。ロッドを調整した後はチューニングを合わせて、しばらく安定するのを待つのが理想的だニャ。