エレキギターのピックアップは、大きく分けて、シングルコイルピックアップとハムバッカーピックアップの2種類に分かれます。
その名の通り、1つのコイルを持つピックアップです。主にストラトキャスタータイプ、テレキャスタータイプなど、FENDER系のギターに搭載されています。シングルコイルピックアップは明るく豊かな倍音を含んだシャープなサウンドが特徴。欠点は構造上、ノイズを拾いやすい点。コイルの巻き数を増やして出力を増大させたものや、ノイズ対策のため、ハムバッカーのように2つのコイルを縦に重ねたものなど、さまざまなタイプが販売されています。
ピックアップのコイルを2つにすることによってパワーを増すとともにノイズを打ち消す(ハムキャンセリング)ピックアップで1956年にセス・ラバーによって発明されました。主にレスポールタイプ、SGタイプなどGIBSON系ギターに搭載されています。この2つのコイルは直列に接続されているため、高域特性はシングルPUより劣りますが、中低域を強調したFATなサウンドが得られることで人気のピックアップです。
シングルサイズハムバッカーは従来のシングルコイルのままハムバッカーの機構を採用。ストラトキャスターやテレキャスター等シングルコイルが採用されているギターを最低限の加工のみでハムバッカー化することができます。正面から見て2つのマグネットが平行にセットされている「ツインブレードタイプ」縦に2層構造になっている「スタックタイプ」の二種類が存在します。
一般的なシングルコイルよりもサイズが大型となり巻き数も多くなっているのがP-90タイプ。太くて甘い独特なサウンドながらシングルコイルらしい歯切れのいいサウンドも得られることから多くのファンがいるピックアップです。本体にネジを通して固定する「ソープバー」左右の耳にビス止めする「ドッグイヤー」の二種類が存在します。
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