今回用意したのは、
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CS203 高音質パッシブスピーカー
7月下旬に待望の入荷を果たし、販売開始したばかりのまだまだ新製品です。
サイズ感は高さ20センチ、幅10センチ、奥行き13センチと500mlペットボトルを4本並べた感じくらいのサイズ感で、CDコンポの両脇スピーカーと同等くらいのサイズです。
THEスタンダードという感じのスピーカーで、どんな環境でも違和感なく立てられそうです。
またなんといっても値段が安いのは魅力。
12,800円 同等ハイレゾ対応モニターでは、最安値クラス。
(※2022 9月掲載時点の価格です。)
ちなみに、メッシュグリルは初めからついています。
↓

性能面では、ハイレゾを謳っています。
ハイレゾの定義を確認しますと、日本オーディオ協会では以下のように定義されています。
<アナログ系>
- 録音マイクの高域周波数性能:40kHz以上が再生可能であること。
- アンプ高域再生性能:40kHz以上が再生可能であること。
- スピーカー・ヘッドホン高域再生性能:40kHz以上が再生可能であること。
<デジタル系>
- 録音フォーマット:FLACもしくはWAV 96kHz/24bit以上が可能であること。
- 入出力I/F:96kHz/24bit以上が可能であること。
- ファイル再生:FLAC/WAV 96kHz/24bit以上に対応可能であること(レコーダーはFLAC/WAVどちらかのみで可)
- 信号処理:96kHz/24bit以上の信号処理性能が可能であること。
- デジタル・アナログ変換:96kHz/24bit以上の信号処理性能が可能であること。
そのほか、各社の評価基準に基づき、聴感評価を行い「ハイレゾ」に相応しい商品と最終判断されていること。
それでは、製品の話に戻ります。
CS203の周波数特性をみますと、周波数特性グラフ(マニュアル掲載)で150Hz~20kHzまで大まかにフラットな特性です。少し山や谷が見られますが、70dBSPL~85dBSPLの範囲に収まっています。
ハイレゾたる所以という意味では、可聴帯域以上の部分もしっかり再現されるかどうかですが、CS203では40kHzまで周波数特性があり、グラフで表すところのおおまかにフラットなラインが40kHzまで続き、それを超える高域では下降していきます。

それでは、さっそく試聴テストを行っていきます。 ハイレゾを再生するためには、以下の準備が必要です。
今回は
■ハイレゾ音源
これは以下のダウンロードサイトを利用して、ハイレゾ音源を取得。
■ハイレゾ再生可能なアンプ
こちらを使用しました。
Fostex ( フォステクス ) / PC200USB-HR
■試聴レポート
まず高音域の再現性は、通常のモニタークラスよりも、遥かにクリアに聴こえます。
ハイレゾ音源特有のキラキラ感が、しっかりと耳に伝わります。
全体的に中域の膨らみがあり、高音域もしっかり再現される点は、ほとんどのジャンルの音楽でクセなく再生できそうです。
低域の部分では、150Hz以下の低域は周波数特性が弱いため、ベースのかなり低い音やバスドラム音の再現性については若干抑え気味な感じがしますが、おかげで中域がしっかりと聴こえるので、良い意味でクセのない音に仕上がっています。
■おわりに
大掛かりなオーディオセットがなくても、手軽に楽しめます。
ご自宅のリビングルームや作業部屋、リラックスする場所へ、少ないスペースで設置できるのも魅力です。
Apple Music、Amazon musicなどでもハイレゾ音源は配信されていますので、音源の入手も容易です。
お金をかけたくはない。でも、できるだけハイレゾ高音質で楽しみたい。
そんな方に興味持っていただければと思います。