DTMerの皆さん、お待たせしました。良い曲を作るには、やっぱり良い音がする音源も欲しいですよね。という事で、今回は、あの万物を創造する万能型シンセ音源 VENGEANCE SOUND「AVENGER」の拡張音源(エクスパンション)についてご紹介したく思います。
ちなみに、前回、前々回のブログでもAVENGERとエクスパンションを使って、1曲作りました。気になる方は、先に下記の記事をどうぞ↓
参考ブログ『さぁ、AVENGERで曲を作るよ。-前編-』
参考ブログ『さぁ、AVENGERで曲を作るよ。-後編-』
さて、AVENGERはエクスパンションが数多くリリースされており、どれも素敵なので悩むところ。どちらを紹介するか悩みましたが…今回は下記5つのエクスパンションに決定。
VENGEANCE SOUND ( ベンジェンスサウンド ) / CHILLOUT LOUNGE 1 ダウンロード納品
VENGEANCE SOUND ( ベンジェンスサウンド ) / TRANCE THREE ダウンロード納品
VENGEANCE SOUND ( ベンジェンスサウンド ) / DRUM AND BASS 1 ダウンロード納品
VENGEANCE SOUND ( ベンジェンスサウンド ) / FUNKY HOUSE 2 ダウンロード納品
VENGEANCE SOUND ( ベンジェンスサウンド ) / HAPPY HARDCORE ダウンロード納品

音の雰囲気、空間が凄まじい。
もう名前からして想像はしていたのですが、鳴らしてみると、とにかく音の空間がすげぇというのが第一印象。アンビエントやチルアウトを作るにあたって大切な音の艶というか、雰囲気が本当に秀逸。予め準備されているシーケンスやアルペジエイターを鳴らすだけで、曲のイメージがもりもりと湧いてきます。これは個人的な好みのお話になりますけど「こういう音が欲しいなぁ」と思っていた音がギュッと凝縮して詰まっている気がします。試しにこのエクスパンションだけでそれっぽいフレーズを作ったので、よかったら聴いてみてください。情景が見えてくるような、創造を掻き立てる音が欲しい方におすすめ◎

音がクール。さすがトランス特化。
まず名前にThreeと書いてあるだけあって、これまでにOneとTwoがリリースされています。その中でも一番新しいエクスパンションがこの「Trance Three」。実は私自身OneとTwoどちらも触れた事があるのですが(※Trance Twoは冒頭で紹介した前回のブログでも触れているので、気になる方は要チェック!)、以前のエクスパンションに比べてトランスの中でもプログレッシブな音色が多い印象。ドラムキット、ベースライン、リード等どれを取ってもクールで、音を鳴らしているだけでトランス欲がじわじわと満たされていく事間違いなし。当たり前の事ですが、そもそもの音が良いと曲のイメージも浮かんで作業も捗りますよね。という事で、このエクスパンションだけで試しにパパッと作るとこんな音が出ます↓

そう、これこれ。こんな音が欲しかった。
お次はドラムアンドベース特化のエクスパンション。ドラムアンドベースを作ろうと思っているDTMerさんたち。もうこれは何も言わずに、とりあえず触れてほしいの一言に尽きます。私にうまく表現できるような語彙力がなくて具体的に言葉で説明するのが難しいのですが、痒い所にしっかり手が届いているというか、音色を聴いていると「そう、これこれー!」と言いたくなる感じ満載です。中でもベースの音色が秀逸。重くてゴリゴリなドラムアンドベースから、アトモスフィアなリキッドファンクまで。さまざまなシーンで幅広く活躍する事は間違いないでしょう。そしてこちらもちょっとデモを作るはずが、思わず楽しくなってしまった↓

輝くミラーボールの下で、ノリノリで踊りたい。
まさにディスコサウンド。ここまでファンキーハウスに特化した拡張音源もそうそうないので、脈動感のある音色を聴いているだけで踊り出したくなる程。個人的に素敵だなぁと思ったのがドラムとシーケンスパターン。魅惑的なグルーヴとメロディアスなベースが絡み合い、そのクオリティに圧倒されました。ファンキーハウスは起源をたどると結構前に流行ったジャンルですが、いま聴いてもこの煌びやかな音や雰囲気は唯一無二だなと改めて実感。そして何より、作っている段階で自分自身がノリノリになれたり、純粋に音楽を楽しめたりできるのは幸せな事だなぁとしみじみ。という事で真夜中にノリノリになって作ったフレーズが、コチラ↓

このスピード感が、堪らない。
最後はこのハードコアに特化したエクスパンション。いやーこれスゴく良い意味でたまらない。スピード感のあるドラムキットを鳴らすだけで楽しくなっちゃう。そこにアルペジオや太いリードを絡ませるだけで、あら不思議。あっという間にハードコア。ただ、いろいろなハードコア要素を含んだ音色が沢山入っているので、使う人によってはさまざまな雰囲気の曲が作れちゃうポテンシャルを秘めています。ハードスタイルとかでも活躍しそう。私はハードコアに特化した音源、エクスパンションに触れるのは初だったりしますが、思っていたよりも遥かに作曲レパートリーの可能性が広がるなと感じました。ハードコア好きだぞー!って方はもちろん、あまり聴いてこなかったけど気になるって方もぜひ一度お試しを。という事で、こちらも作ってみました。楽しかったー。
さて、いかがでしたか。とりあえずデモ作成も含めてパッと見で気になったエクスパンションをご紹介してみましたが、気になる方はぜひ試してみてくださいね。そして機会があれば、ぜひ第2弾も…!それでは、また。
※紹介しているエクスパンション(拡張音源)は「VENGEANCE SOUND / AVENGER」本体が必要となります。