
DJをテーマに扱ったアニメの大ヒットや、スマホ・タブレットのDJアプリの登場など、今やDJは誰でも始められる大人気の趣味の一つとなっています。YouTubeでDJのやり方を解説しているチャンネルがあったり、街中にはダンススクールと並んでDJスクールがあったりと、ますますDJを始めやすい環境になってきているように感じます!
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さて今回は、以前ご紹介した『DJ機材 売れ筋&人気ランキング【PCDJコントローラー編】』の続編!
▶『【2023年版】DJ機材 売れ筋&人気ランキング【PCDJコントローラー編】』
DJミキサーの選び方やチェックするべきポイント、人気の高い商品をランキング形式でご紹介します!
DJミキサーとは?
そもそもDJミキサーとは何でしょうか?
PA用途で使用されるミキサーとは異なり、2つ以上の音源(レコードやCD)を同時に流したり、ミックスして聴かせたりするために最適化されたミキサーを指します。
基本的な特徴としては、以下の3つです。
① 音声信号の送り先にお客さん/フロア用、DJブース用、ヘッドホン用を備えている
② 音源同士を混ぜ合わせたり、つないだりするために、横方向にツマミを動かせるフェーダーがある
③ レコードプレーヤーからのケーブルを接続するための端子(Phonoレベル用入力)を備えている
しかし、こちらはあくまで基本。ハウスやテクノなどの「四つ打ち」と呼ばれる音楽ジャンルの曲をプレイするDJからは、クロスフェーダーがついていない『ロータリーミキサー』が好まれる場合があります。あるいは、価格を抑えたポータブルタイプのDJミキサーではPhonoレベル用入力を備えていないという場合もあります。
DJミキサーの選び方
① 入力チャンネル数で比較
DJミキサーの入力チャンネル数は、接続できるCDJ / ターンテーブルの数を表しています。例えば2チャンネル入力対応DJミキサーならCDJを2台、6チャンネル入力対応のDJミキサーならCDJを6台同時接続できます。自宅で使う場合やBar、カフェなどであれば2チャンネル入力に対応のDJミキサーで十分に対応できるでしょう。一方で、DJプレイをメインとするクラブやラウンジなら4チャンネル入力は欲しいところです。
また、CDJとターンテーブルを両方使用する場合、転換の手間やプレイ中に転換する際のトラブル回避を考えると4チャンネル入力対応のDJミキサーを使用するのが良いでしょう。2チャンネル分はCDJ、もう2チャンネル分はターンテーブルといった使い分けができるようになります。
マイクを接続する端子を搭載している場合、「+1チャンネル」と表記される場合もあります。MCやラッパーのバックDJをする際には、マイク入力対応のものを選ぶとよいでしょう。
しかし一方で、チャンネル数が増えれば増えるほどDJミキサーのサイズは大きくなり、値段も上がります。どんな環境でプレイするのか、接続する機器の台数は何台なのか、あらかじめ想定したうえで選ぶのが良いでしょう。
② プレイスタイルで比較
DJミキサーは、大きく分けて2種類、スクラッチやバトルDJから人気の高い「スクラッチスタイル向け」、クラブなどでのロングミックスをはじめとするオールラウンダー「スタンダードスタイル向け」のDJミキサーがあります。
・スクラッチスタイル向けDJミキサー

「スクラッチ」とはレコード盤をこすって「キュキュッ」「ドゥクドゥク」といった音を出すテクニックです。スクラッチの音をキレイに出すためのポイントは、レコードをこする手の動きはもちろんですが、もう片方の手でDJミキサーのクロスフェーダーをいかに正確に操るかというポイントも重要です。この時に重要になるのが、クロスフェーダーの重さ(抵抗感)と、音切れの良さ。
スクラッチスタイル向けDJミキサーなら、モデルにもよりますがクロスフェーダーの重さを自分好みに調整できるというのが大きな特徴です。また、クロスフェーダーを少し動かしただけでもシビアに反応してくれる反応(切れ味)の良さが魅力です。
また、DJミキサーに各種エフェクトやCUEポイント(楽曲内のマーカー機能)を操作できるパッドボタンが搭載されているモデルなら、PCと接続してDJソフトと連動させることでより一層ハイレベル、かつ自由度の高いプレイができます。
高機能な一方で、チャンネル数が多くの場合で2チャンネル仕様であるという点は気を付けておきましょう。
・スタンダードスタイル向け DJミキサー

ここでいうスタンダードとは、音楽を流して、そして曲同士を繋げる(MIXする)スタイルのDJプレイのことを指します。価格帯にもよりますが、2~6チャンネル入力対応のDJミキサーもあります。曲を繋げる際にビルドアップ(盛り上がり)をつくりやすいエフェクトが搭載されていたり、楽曲をより美しく聴かせるためにオーディオ面で高性能だったりという特徴があります。
また、曲をMIXする際のパフォーマンス性を高めるアイソレーターや各チャンネルのEQ(イコライザー)に4-BANDを採用しているモデルもあったります。音楽ジャンルでいうと、ハウスやテクノなどのロングミックスするジャンルから、ポップやロック、Soulなどの歌ものジャンルまで幅広く対応できます。
ミキサーは頻繁に買い替えを繰り返す機材ではないため、用途やスタイルに合わせて、少し贅沢でも理想的なモデルをそろえることをおすすめします。
③ エフェクトの有無で比較

DJミキサーには多くの場合、エフェクト機能が搭載されています。定番どころではフィルターや空間系(リバーブ/エコー)などから飛び道具的に使えるエフェクトまで、DJミックスに展開やオリジナリティを生み出すためには欠かせないものです。
エフェクトがついていれば、曲をつないでいるだけでなく、現場でリアルタイムに曲の聴かせ方を変えているというLIVE感が生まれます。あくまでも個人的な見解ですが、DJプレイの幅も広がるという点で定番のエフェクトは搭載されているものを最低限えらびたいところです。
また、エフェクトが搭載されていないモデル、もしくは少ないモデルでも、エフェクトを追加する方法があります。DJミキサー背面に「SEND / RETURN」という端子があれば、外部エフェクターをつなぐことも可能です。併せてチェックしておきましょう。
④ PC接続の可否で比較

DJの練習をしていくうえで「自分のプレイを録音して聴きなおしたい!」という人もいるでしょう。そんな人にはPC接続できるDJミキサーがおススメです。PCと接続して自分の楽曲を聴きなおすというのは上達の近道でもあります。また、お気に入りの音源をプレイしたオリジナルのMIX音源を作るというのも良いでしょう。
DJミキサーによってはDVS(Digital Vinyl System = デジタル・バイナル・システム)に対応しているモデルもあります。DVS対応していると、Serato DVSやrekordbox dvsを使って、PC内の音源をレコード&ターンテーブルの操作感でプレイするということもできてしまいます。予算に少しでも余裕があるのなら、DVS対応のDJミキサーを選ぶとよいでしょう。
DJミキサーのオススメ人気ランキング 10選
今回のランキングにてご紹介するのは、数あるDJミキサーの中で今もっともDJから選ばれている製品です!自分の目指すプレイスタイルや選曲する音楽ジャンル、予算や用途に合わせてピッタリなDJミキサーを探してみましょう!
商品 | 画像 | 特徴・ポイント | 製品情報 | ||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
スタイル | チャンネル数 | マイク入力 | 内蔵エフェクト | PC接続(DVS) | フェーダーカーブ | ||||
1 | Pioneer DJ DJM-A9 |
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DJM-900NXS2の後継機!演奏性を追求した新たなる業界スタンダード | スタンダード | 4ch | 2系統 | ◎ | 対応 | 可変 |
2 | Pioneer DJ DJM-450 |
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上位機の機能性はそのままに2ch仕様へ小型化、自宅用にも人気 | スタンダード | 2ch | 1系統 | 〇 | 対応 | 可変 |
3 | Pioneer DJ DJM-S7 |
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スクラッチ向け最上位機をよりシンプルに使いやすく。耐久性の高さも魅力 | スクラッチ | 2ch | 1系統 | △ | 対応 | 可変(無段階) |
4 | ECLER WARM2 |
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アイソレーター搭載!高音質アナログサウンドはロータリーDJミキサーならでは | スタンダード | 2ch | 1系統 | × | 非対応 | × |
5 | ALLEN&HEATH Xone:43 |
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温かみのあるサウンド、切れ味のよいフィルターがロングミックスに最適な4chミキサー | スタンダード | 4ch | 1系統 | △ | 非対応 | 可変 |
6 | Pioneer DJ DJM-250MK2 |
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人気の「DJMシリーズ」を手頃な価格で。最初の1台におすすめ | スクラッチ | 2ch | 1系統 | △ | 対応 | 可変 |
7 | Pioneer DJ DJM-S11 |
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スクラッチ向け最上位機!高い機能性・耐久性と優れた音質 | スクラッチ | 2ch | 1系統 | 〇 | 対応 | 可変(無段階) |
8 | NUMARK SCRATCH |
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手頃な価格帯ながら、FXレバーや6つのPADなど上位機と同じ機能を搭載 | スクラッチ | 2ch | 1系統 | 〇 | 対応 | 可変 |
9 | BEHRINGER NOX101 |
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圧倒的なコスパの良さと使いやすさで人気。DJ初心者におすすめ | スタンダード | 2ch | 1系統 | × | 非対応 | 可変(無段階) |
10 | ALLEN&HEATH XONE:23 |
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オーディオ用途にも大人気。高音質アナログサウンドと切れ味のフィルターが特徴 | スタンダード | 2ch | 1系統 | △ | 非対応 | 可変 |
1位Pioneer DJ(パイオニア DJ)/ DJM-A9
DJM-900NXS2の後継機!演奏性を追求した新たなる業界スタンダード

世界中のクラブで使用されてきたDJミキサー「DJM-900NXS2」の機能性、操作性、レイアウトを受け継ぐ後継モデル。評価の高かった「DJM-900NXS2」を上回る高音質を実現し、大音量でも心地良く解像度の高い音を体感できます。
EQノブ回りにはスペースを持たせて操作性が良くなったほか、SOUND COLOR FXノブには世界初となるセンターロック機能(ON/OFF可能)を採用。内蔵エフェクトは全20種類(SOUND COLOR FX:6種類/ BEAT FX:14種類)。
優れた演奏性、豊富な入出力系統、そして高音質設計。まさにプロの現場におすすめです。
スタイル | スタンダード | チャンネル数 | 4ch |
---|---|---|---|
マイク入力 | 2系統 | 内蔵エフェクト | ◎ |
PC接続(DVS) | 対応 | フェーダーカーブ | 可変 |
横幅 | 407.4mm | 奥行 | 458.3mm |
高さ | 107.9mm | 重量 | 10.2kg |
2位Pioneer DJ(パイオニア DJ)/ DJM-450
上位機の機能性はそのままに2ch仕様へ小型化、自宅用にも人気

「DJM-900NXS2」の基本機能や操作性はそのままに、2チャンネル仕様へ小型化。上位機と同等のEQ、チャンネルフェーダーのカーブ特性のため、思い通りの自然なDJプレイが可能です。現場で使用する機材と同じ感覚のまま家でも練習できるため、とくに自宅での練習用や小規模イベント現場で使用するのにピッタリです。
内蔵エフェクトは全12種類(SOUND COLOR FX:4種類/ BEAT FX:8種類)と、十分そろっています。
スタイル | スタンダード | チャンネル数 | 2ch |
---|---|---|---|
マイク入力 | 1系統 | 内蔵エフェクト | 〇 |
PC接続(DVS) | 対応 | フェーダーカーブ | 可変 |
横幅 | 230mm | 奥行 | 320mm |
高さ | 108mm | 重量 | 3.2kg |
3位Pioneer DJ(パイオニア DJ)/ DJM-S7
スクラッチ向け最上位機をよりシンプルに使いやすく。耐久性の高さも魅力

スクラッチDJのために特化した機能性と耐久性を併せ持つDJミキサー。DJM-Sシリーズの最上位機「DJM-S11」から受け継いだ選りすぐりの機能を、シンプルなレイアウトで搭載しています。
クロスフェーダーには耐久性に非常に優れた「MAGVEL FADER PRO」を搭載。思い通りのスクラッチができるよう、フェーダーの操作感(重さ)は無段階式にカスタマイズ可能です。また、パフォーマンス中でも迷わず瞬時にエフェクトをかけられるよう大型レバーを採用。
本格的にバトルDJを目指す人におすすめのDJミキサーです。
スタイル | スクラッチ | チャンネル数 | 2ch |
---|---|---|---|
マイク入力 | 1系統 | 内蔵エフェクト | △ |
PC接続(DVS) | 対応 | フェーダーカーブ | 可変(無段階) |
横幅 | 267mm | 奥行 | 397.4mm |
高さ | 107.9mm | 重量 | 4.5kg |
4位ECLER(エクラー) / WARM2
アイソレーター搭載!高音質アナログサウンドはロータリーDJミキサーならでは
クロスフェーダーとチャンネルフェーダーの代わりに、ロータリーノブを採用しているのが最大の特徴です。このタイプのDJミキサーは特にハウスやテクノなど、じっくりと曲をつなぐタイプのDJプレイにピッタリです。
また、アイソレーター機能を搭載しており、低域 / 中域 / 高域の音を完全にカットしたり、歪ませずに音圧を出したりすることができます。玄人好みなロータリーDJミキサーですが、その中では比較的手頃な価格のため特に人気の高い機種です。
スタイル | スタンダード | チャンネル数 | 2ch |
---|---|---|---|
マイク入力 | 1系統 | 内蔵エフェクト | × |
PC接続(DVS) | 非対応 | フェーダーカーブ | × |
横幅 | 185mm | 奥行 | 400mm |
高さ | 100mm | 重量 | 3.6kg |
5位ALLEN&HEATH(アレンアンドヒース) / Xone:43
温かみのあるサウンド、切れ味のよいフィルターがロングミックスに最適
エフェクトのかかり具合を細かく調整できるフィルターを搭載し、シンプルな操作性ながらもハウスやテクノ系のDJから人気の高いモデル。
一般的なDJミキサーが1枚の内部基盤で構成されるところ、本モデルを含む「XONEシリーズ」は高音質を図るため各チャンネルに基盤を配置しています。これにより、チャンネルごとの音の分離感、音質の良さを実現しています。
スタイル | スタンダード | チャンネル数 | 4ch |
---|---|---|---|
マイク入力 | 1系統 | 内蔵エフェクト | △ |
PC接続(DVS) | 非対応 | フェーダーカーブ | 可変 |
横幅 | 320mm | 奥行 | 370mm |
高さ | 110mm | 重量 | 5.1kg |
6位Pioneer DJ(パイオニア DJ)/ DJM-250MK2
人気の「DJMシリーズ」を手頃な価格で。最初の1台におすすめ
2チャンネル仕様、搭載しているエフェクターはフィルターのみというシンプルな操作性が初心者に人気の秘訣。各チャンネルのイコライザーやPCとの接続端子、フェーダーカーブの切り替え機能など、必要な機能はしっかりと搭載。低予算でも、いずれクラブでDJをしたい初心者の練習用におすすめです。
スタイル | スタンダード | チャンネル数 | 2ch |
---|---|---|---|
マイク入力 | 1系統 | 内蔵エフェクト | △ |
PC接続(DVS) | 対応 | フェーダーカーブ | 可変 |
横幅 | 230mm | 奥行 | 320mm |
高さ | 108mm | 重量 | 3.0kg |
7位Pioneer DJ(パイオニア DJ)/ DJM-S11
スクラッチ向け最上位機!高い機能性・耐久性と優れた音質
ミキサーから目を離さずに必要な情報をすべて手元で確認できるよう4.3インチのタッチディスプレイを搭載。波形の表示やエフェクト操作など、PC画面の役割も担います。また、業界初の「DECK 3/4コントロール機能」を搭載し、2チャンネルミキサーですが最大4曲(=4デッキ)分の音をコントロール可能。
操作性や機能性、音質の良さなど、いずれの面でも最高クラス。バトル・スクラッチDJのための高品質なDJミキサーです。
スタイル | スクラッチ | チャンネル数 | 2ch |
---|---|---|---|
マイク入力 | 1系統 | 内蔵エフェクト | 〇 |
PC接続(DVS) | 非対応 | フェーダーカーブ | 可変(無段階) |
横幅 | 267mm | 奥行 | 452.2mm |
高さ | 107.9mm | 重量 | 5.2kg |
8位NUMARK(ヌマーク) / SCRATCH
手頃な価格帯ながら、PADや6つのPADなど上位機と同じ機能を搭載
バトル・スクラッチ向けのDJミキサーの中ではお手頃な価格帯。この価格帯で唯一、レバーパドルとパフォーマンスパッドを搭載しています。また、Serato DJ ProとDVS拡張ライセンスが付属しているため、別途ソフトを購入する必要がありません。初心者から上級者まで、コンパクトなDJブースのセットアップを目指す方に最適な2ch DJミキサーです。
スタイル | スクラッチ | チャンネル数 | 2ch |
---|---|---|---|
マイク入力 | 1系統 | 内蔵エフェクト | 〇 |
PC接続(DVS) | 対応 | フェーダーカーブ | 可変 |
横幅 | 244mm | 奥行 | 306mm |
高さ | 84.3mm | 重量 | 2.6kg |
9位BEHRINGER(ベリンガー) / NOX101
圧倒的なコスパの良さと使いやすさで人気。DJ初心者におすすめ
DJに必要な基本的な機能や性能を兼ね備えた、リーズナブルな価格のDJミキサー。LINE / PHONOレベルの入力に対応しているのはもちろん、3バンド・イコライザーやフェーダーカーブの無段階切替え機能を搭載。シンプルな操作性と手頃な価格から、最安値クラスのDJミキサーの中では初心者からダントツの人気を誇ります。
スタイル | スタンダード | チャンネル数 | 2ch |
---|---|---|---|
マイク入力 | 1系統 | 内蔵エフェクト | × |
PC接続(DVS) | 対応 | フェーダーカーブ | 可変(無段階) |
横幅 | 255mm | 奥行 | 274mm |
高さ | 100mm | 重量 | 2.1kg |
10位ALLEN&HEATH (アレンアンドヒース) / XONE:23
オーディオ用途にも大人気。高音質アナログサウンドと切れ味のフィルターが特徴
高音質なアナログサウンドを手頃な価格、かつ使いやすい2チャンネル仕様で実現したDJミキサー。DJ用途にオススメというのはもちろんですが、音質の良さからオーディオファンにも人気が高く、中にはフォノイコライザーの代用としてレコードのリスニング用途に使用する方もいらっしゃるほどです。「XONEシリーズ」共通の高品質なフィルター、内部基盤構造による高音質設計によるアナログサウンドを手頃な価格で楽しめるDJミキサーです。
スタイル | スタンダード | チャンネル数 | 2ch |
---|---|---|---|
マイク入力 | 1系統 | 内蔵エフェクト | △ |
PC接続(DVS) | 非対応 | フェーダーカーブ | 可変 |
横幅 | 240mm | 奥行 | 315mm |
高さ | 106mm | 重量 | 2.7kg |
ジャンル・プレイスタイルにこだわるなら!
【スクラッチするなら】NUMARK / SCRATCH
Serato DJ ProとDVS拡張ライセンスがバンドルされたコスパ最強のDJミキサー。クロスフェーダーには抜群のキレ味を誇るinnoFaderを搭載。「SCRATCH」の名のとおり、バトルDJやパフォーマンスDJの仕様となっています。また、この価格帯のDJミキサーでは現状唯一のレバーパドルを搭載しています。ミキサー中央部の6つのFXボタンから任意のエフェクトを選択し、各デッキのパドルで直感的なエフェクト操作が可能です。各デッキ4つのパフォーマンスパッドにはCUE/SAMPLE/ROLL機能をアサイン可能。さらにはソフトウェアに依存しないロー/ハイパス・フィルターを装備しているため、シンプルなアナログDJミキサーとしてもお使いいただけます。
洗練されたパネルデザイン、使い勝手のよい機能性、個人でも手の届きやすい価格。初心者から上級者まで、コンパクトなDJブースのセットアップを目指す方に最適な2ch DJミキサーです。
【ロングミックスするなら①】ALLEN&HEATH / Xone:96
人気ランキング3位に登場したXONEシリーズDJミキサーの最上位モデル。一般的なDJミキサーが各チャンネル3バンド( HI / MID / LOW )EQ仕様なのに対して、本モデルは4バンド( HI / MID HI / MID LOW / LOW )EQ仕様。緻密なEQ操作でハイハットの抜き差しや、粘りっこくも滑らかなミックスを可能にしてくれます。サウンドの特徴としては、同じくXONEシリーズ上位モデル「XONE:92」と比較しても高音質であるという点は同等、もしくはそれ以上ですが、XONE:92のような低音域の主張の強さは若干抑えられています。中~高域にかけて心地よい伸びが感じられます。DJブースへのモニター出力(BOOTH OUT)が独立した3バンドEQでコントロールできる点においてもDJフレンドリーです。
【ロングミックスするなら②】Pioneer DJ / DJM-V10
DJMシリーズのフラッグシップモデルとなるこちらは、なんと6ch対応というモンスターマシン。その対応チャンネル数の多さも魅力ですが、さらに注目すべきは「3バンド・アイソレーター」を搭載しているという点です。イコライザーと混同されがちなアイソレーターですが、イコライザーよりも強力に特定の帯域の音を完全にカット(あるいはブースト)できるため、よりダイナミクス・レンジの広いプレイが可能です。今なおUREI / 1620やBozak / CMA-10-2DLといった名機と呼ばれるアイソレーターはハウス、テクノDJから根強い人気があり、中古でも高値で取引されています。DJM-V10搭載のアイソレーターは、そんな伝説的なアイソレーターたちと同様の大きなノブを搭載。適度な重みがあり操作感抜群。
プレイスタイルにこだわりの強いDJさんにはクロスフェーダー無しの「DJM-V10-LF ロングフェーダータイプ」も併せていかがでしょうか?
サウンドハウススタッフによる実機レビュー記事はこちら
【Pioneer DJ DJM-V10 発売前に実機をレビュー!】
【バトルDJ本気で目指すなら】Pioneer DJ / DJM-S11
スキルを競い合う競技スタイル「バトルDJ」において、ターンテーブルは勿論、DJミキサーという存在は楽器そのもの。クロスフェーダーの操作性の良さ、PADボタンの数や押しやすさ、プレイしている曲の状況確認のしやすさは、もろにプレイアビリティに影響します。2019年にはDJの技を競いあう世界大会「DMC World DJ Championships」にて日本代表Creepy NutsのDJ 松永さんがひとつ前のモデル「DJM-S9」を使用し優勝を飾りました。後継機となる本モデルDJM-S11では新たに搭載した液晶モニターや操作しやすくなったエフェクト/PAD周りのデザインなど、さらに高い次元でのパフォーマンスを可能にする機能や設計がなされています。
まとめ
PCDJコントローラー特集に続き、DJミキサーの人気ランキング&おすすめ商品をご紹介しましたが、他のDJ機材もランキング形式でオススメ&人気モデルの紹介もしていければと思います! DJ機材以外の売れ筋ランキングが気になる方はこちら!
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