DJ機材のトップブランドPioneer DJより、2021年最初となる新製品情報が発表されました!
DMCやバトル・パフォーマンスDJから圧倒的な支持を集めるDJM-S11、DJM-S9のバリエーションモデルという位置づけで発表された本モデル!一部機能をシンプルにまとめつつも必須機能はしっかりと押さえ、お手頃価格になりホームユース&個人所有にもピッタリなモデルとなっています。
早速、同シリーズモデルと機能を比較してみましょう!
Pioneer DJ DJM-Sシリーズ 機能比較表
モデル | DJM-S3 | DJM-S7 | DJM-S9 | DJM-S11 |
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商品画像 | ![]() |
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価格 | ¥61,600(税込) | ¥176,000(税込) | ¥198,000(税込) ※販売終了 |
¥253,000(税込) |
タイプ | スクラッチスタイル | スクラッチスタイル | スクラッチスタイル | スクラッチスタイル |
パフォーマンススタイル | 液晶モニター搭載 | |||
2ch DJミキサー | 2ch DJミキサー | 2ch DJミキサー | 2ch DJミキサー | |
rekordbox 対応 | - | 対応 (Core Plan or above Included) |
- | 対応 |
Serato DJ Pro 対応 |
Serato DJ Pro | Serato DJ Pro | Serato DJ Pro | Serato DJ Pro |
Serato DVS | Serato DVS | Serato DVS | Serato DVS | |
PITCH'N TIME DJ | PITCH'N TIME DJ | |||
EQ/ISOLATOR | 3-band | 3-band | 3-band | 3-band レンジ切り替え可能 |
チャンネルフェーダー長さ | 45mm | 45mm | 45mm | 39mm |
チャンネルフェーダーカーブ | - | ノブ調節可能 | ノブ調節可能 | ノブ調節可能 |
クロスフェーダータイプ | Magvel Fader | Magvel Fader Pro | Magvel Fader Pro | Magvel Fader Pro |
クロスフェーダー カットラグ/フィーリング調整 |
- | 調節可能 | 調節可能 | 調節可能 |
クロスフェーダー交換 | - | - | 可能 | 可能 |
USB接続 type-A | - | 2 (HUB) | - | 2 (HUB) |
USB接続 type-B | 1 | 2 | 2 | 2 |
LINE入力 | 2(RCAピン) | 2(RCAピン) | 2(RCAピン) | 2(RCAピン) |
Phono入力 | 2(RCAピン) | 2(RCAピン) | 2(RCAピン) | 2(RCAピン) |
AUX入力 | 1 (RCA) | 1 (RCA) | 1 (RCA) | 1 (RCA) |
MIC入力 | 1 (1/4” TRSフォンコンボジャック) | 1 (XLR/TRSフォンコンボジャック) | 1 (XLR/TRSフォンコンボジャック) | 1 (XLR/TRSフォンコンボジャック) |
MIC EQ | 2-band | - | 2-band | 2-band |
MIC Talkover | - | 対応 | 対応 | 対応 |
MASTER出力 1 | XLR (L/R) | XLR (L/R) | XLR (L/R) | XLR (L/R) |
MASTER出力2 | RCA(L/R) | RCA(L/R) | RCA(L/R) | RCA(L/R) |
BOOTH出力 | - | TRSフォン(L/R) | TRSフォン(L/R) | TRSフォン(L/R) |
HEADPHONE出力 | 2(TRSフォン/ステレオミニ) | 2(TRSフォン/ステレオミニ) | 2(TRSフォン/ステレオミニ) | 2(TRSフォン/ステレオミニ) |
再生周波数帯域 | 20 - 20000 Hz | 20 - 20000 Hz | 20 - 20000 Hz | 20 - 20000 Hz |
A/D comverter | 24-bit | 24-bit | 24-bit | 24-bit |
D/A converter | 24-bit | 24-bit | 24-bit | 32-bit |
S/N比 (LINE/Phono) | 94dB / 80dB | 103dB / 88dB | 103dB / 90dB | 105dB / 90dB |
SOUND COLOR FX | 1タイプ | 5タイプ | 5タイプ | 5タイプ |
BEAT FX | - | 22タイプ | 15タイプ | 22タイプ |
DECK3/4 コントロール | - | - | - | 対応 |
PAD数 | - | 8 | 8 | 8 |
PADサイズ(横 x 縦) | - | 20.8 x 25 mm | 20 x 20 mm | 22 x 26 mm |
横幅 | 230mm | 267mm | 267mm | 267mm |
高さ | 108mm | 107.9mm | 107.9mm | 107.9mm |
奥行 | 320mm | 397.4mm | 407.3mm | 452.2mm |
重量 | 3.0kg | 4.5kg | 4.6kg | 5.2kg |
※2021年2月1日時点の価格となります
■レイアウトはDJM-S9寄り?シンプルさと使いやすさを重視!

フロントパネルを比較してみると、DJM-S9のレイアウトに非常に近い印象です。
昨年10月発表のDJM-S11はフロントパネル中央にタッチディスプレイを搭載していたため、ツマミ類が縦1列に配置されていました。DJM-S7はディスプレイ非搭載ながらも、上位機同様のFXレバーパッド、各デッキ8つのパフォーマンスPADを搭載しています。FXレバーパッド横のFXセレクトボタンについては、上位機では6タイプですが本モデルではデッキ左右に3タイプずつ(計6タイプ搭載)となっており、機能面はそのままにスッキリとまとまった印象になっています。
■Bluetooth接続対応!使い方次第で超便利!

※上記写真にはBluetooth機能箇所の説明として、白枠・Bluetooth®マークを追記しています
DJM-S7の新機能として、スマホ等のBluetooth機能を使いワイヤレスでオーディオ信号を入力する機能が搭載されています。こちらはDJM-S11を含む上位機にも搭載されていない全く新しい機能となっています。
具体的には、どのような使い方が想定されるのでしょうか?
シーン1 緊急事態のリカバリー!PC / MACのバックアップ用途
DJ転換時にPC接続ケーブルを抜いてしまう、謎にPCの電源が落ちる、ソフトが固まるetc...DJの現場で肝を冷やした経験のある方。万が一の時のためにバックアップ用途にスマートフォンを接続しておくのがオススメです。ポイントとしては、自分のミックスに戻りやすいよう「ジャンル系統 / BPMを揃える」、復旧時間を考えて「長めの曲を選ぶ」、現場によっては電波が入らないことも考えられるので「ローカルストレージ内にダウンロードしておく」ことです。備えあれば憂いなし、自信をもってプレイに臨みましょう!
シーン2 練習時の楽曲再生用途
魅せるパフォーマンスをするならイチに練習、ニに練習、なんてことを耳にしたことがありますが、まさにその通りかと思います。手持ちの音ネタに合わせて練習するのも良いですが、時には他の曲に合わせてヤリたいなぁと思ったとき。スマホと接続して最新の楽曲に合わせて練習ができますね。個人的には、YouTube上にアップされているレジェンド級のスクラッチDJ達とセッション間隔でプレイできるかもと、期待しています。
シーン3 オーディエンスの無茶振り対応!サブスク利用で選曲オーダーにもお応え
ZIMA片手に「もっとアガるのかけてよ、〇〇とかさっ!」なんて声をかけてくるDJキラーなギャルの皆様、本当に怖いですね。選曲でお客さんを盛り上げるというのはDJの重要な役割ですが、PC内のデータのみではどうしても限界があります。そんな時、各種音楽サブスク契約済のスマホがあれば「あぁあの曲ね!」とスマートな選曲が出来るやもしれません。 話はそれますが、以前にデリック・メイのロングセットを生で見られる機会があったのですが、セットの後半になりヒートアップした海外のお客さんが、DJブースに向かってプレイしてほしい曲名を記したメモを差し出すという場面に遭遇したことがあります。メモにはアンセムにして名曲「Strings Of Life」と書かれており、受け取ったデリック・メイは頷きながらその曲を流すという光景。非常に感動したのを覚えています。(まぁ、おそらくはオーダーがなくともデリック・メイ自身もこの曲をプレイする気ではいたかもしれない、とも感じますが…笑)
■必要な機能はしっかりと継承!価格も機能も文句なし!

クロスフェーダーカーブの調節に対応している他、PC用USB端子(type-B)2系統搭載しておりDJ転換もスムーズに行えます。拡張性の面では、背面のCDJ/CONTROLLER用のUSB端子を2系統搭載のためDDJ-XP2などのパッド拡張コントローラーの併用もOK!DJM-S11より実装のCOMBO PADモード(Serato DJ Pro環境でプレイ時)にも対応しており、シンプルながらもかなり機能的というという印象です。Serato DJ ProもRekordbox DJも対応しており、使いやすくて尚且つお手頃価格。大注目の最新DJミキサーとなっています!3月上旬の発売に合わせて、さらなる詳細レビューをご案内できればと思いますので、みなさま要チェックです!
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