スクラッチができてシンプルな設計のHIP HOP向きミキサー。多チャンネルでエフェクト搭載のテクノ、ハウス向きのミキサー。DJミキサーによってもたくさんの種類があります。そんなDJミキサーの機能や選び方を紹介します。
アナログ・ターンテーブルからの音声信号はとても小さく、ミキサーのLINE INPUTに接続して、いくらボリュームを上げても小さな音になります。必ず、PHONO INPUTに入力しましょう。アース線をつなぐのも忘れないようにしてください。
アナログ・ターンテーブルとは逆で、CDJをPHONO INPUTに接続するとレベルが大きいために歪んでしまいます。必ずLINE INPUTに接続しましょう。PioneerやAmericanAudioのフェーダー・スタート機能を使う場合は、専用ケーブルの接続も忘れずに。
2ch仕様のDJミキサーでのクロスフェーダーの役割は、1ch、2chの音の混ぜ具合を調整するものといえます。1ch側に寄せていくほど2ch側の音が小さくなります。さらにクロスフェーダーのカーブ切替機能を使うとキレキレのスクラッチ音が得られます。
インプットフェーダーは各チャンネルの音量を調整できます。ディレイエフェクトのようにスクラッチ音のボリュームを調整する場合にも使えます。
レコードやCDによって音量レベルが異なりますので音量のばらつきを調整するときなどに使うツマミです。各チャンネルにLEDレベルメーターがついていますので、視覚的にレベルを確認して調整することができます。アルバムのようにレコードの溝が細かい場合は、トリムを上げることで他のレコードの音量に近づけることができます。
HI(高音)・LOW(低音)の2バンド(もしくはHI・MID・LOWの3バンド)からなり、それぞれの音域をカット、ブーストできます。低音をカットすることで、よりキレのあるスクラッチ音を作ることもできます。
ヘッドホンでモニターする際、モニターしたいチャンネルを選択できるスイッチです。クロスフェーダータイプのスイッチがあれば、音を出さずにスクラッチのチェックをすることも可能です。
※画像は一般的なスクラッチ用DJミキサーとして、Vestax PMC-05ProIIIを使用しております。他のミキサーではフェーダー・ツマミ・コネクタの位置や名称が多少異なりますが、同等の各所を参考に活用いただければうれしいです。
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