最近、巷で話題になっているAIチャットツール”Chat GPT”
Chat GPTを使えば、
- ギターの先生
- 楽器屋の店員
- 作曲家、作詞家etc…
が自分のそばに24時間いて、いつでも対応してくれる。
そんな夢のような環境を構築することも出来ちゃうんです!
しかも”無料”で出来るんだからスゴイ!
この記事を読んでいる方の中には、既にChat GPTを利用されたことがある方もいるかもしれません。しかし、中にはトンチンカンな答えが返ってきて、それ以来あまり触ってないという方もいるのではないでしょうか?
じつはChat GPTを使うにはコツがありまして、このコツさえ掴めばとても有益な情報を提示してくれるケースが格段に増えます。まずはそのコツをご紹介したいと思います!
Chat GPTを使うコツ
1.「役割」を与える
質問をする際、始めに「あなたは〇〇です」という一文を加えてみてください。
例えば、ギターの練習方法に関しての質問をする場合は、「あなたはギターの先生です」、ギターの構造や仕組みを知りたい場合は「あなたはギタービルダーです」など、役割を与えることによって格段に回答内容の精度が上がります。
2.「制限」を与える
次に回答に制限を設けてみましょう。例えば「300字以内で」とか「箇条書きで」など。提案する個数を指定するのも良いでしょう。こうすることで、回答内容がまとまり非常に読みやすくなります。
3.「前提」を与える
この質問にはどういった意図があるのかということを付け加えるとさらに精度の高い回答が返ってきます。例えば、初心者向けに分かりやすい文章で回答が欲しいなら、「初心者向けに」というワードを質問に含ませます。
Chat GPTを使った質問例
それでは実際にChat GPTを使った例をいくつか上げたいと思います。
ケース1:ギターの練習メニューの提案

まずはギターの練習メニューについて聞いてみたいと思います。
今回は”初心者向け”という条件で聞いてみましたが、”中級者向け”や”上級者”など条件を変えてみたり、”スケールの練習”や”リズムの練習”など条件をさらに絞ってみるとより具体的な練習メニューを提示してくれると思います。
ギターを買ったはいいけれど何を練習して良いのかわからない初心者の方や、練習メニューのマンネリ化で行き詰まってしまった中級者の方にはこういったアドバイスがあると目標や計画を立てやすくなり、非常に有効的に使えると思います。
※ポイント…”専門用語は使わずに”というワードを入れると分かりやすい説明になる場合があるのでオススメです!
ケース2:ギター購入に関するアドバイス
次にギター購入に関するアドバイスを聞いてみました。

これからギターを始めようという方を想定し、「5万以内」「現行品」「専門用語は使わない」など条件を設定してみました。
箇条書きでわかりやすく提示してくれたのですが、所々誤った情報があります。
特に気になったのは5番目の”カシオトーン CT-S200RD”という情報です。
カシオトーン CT-S200RDというのは[電子ピアノ]です。ギターではありません。
「エレキギターとアンプを一体化した」という説明からしておそらく”EG-5”のことを指しているのかなと思いましたが、いずれにせよ”EG-5”は既に生産が終了しているモデルですので指定した条件(現行品)には当てはまりません。
現在主流のChat GPTバージョン3.5では、たまに誤った情報を提示してしまう場合があります。そこは注意が必要なポイントかと思います。
ですが、つい最近発表されたバージョン4(こちらは月額制)では解答の精度などが飛躍的に向上しています。
同じ質問をGPT-4に聞いてみました↓

やはりGPT-3.5に比べてGPT-4の方は、回答の内容が分かりやすく綺麗にまとめられているように感じられます。
GPT-4は先ほど書いたように月額制の有料サービスなのですが、“Poe”というAIチャットサービスのまとめサイトからであれば、1日1回なんと”無料”で使えちゃうんです!
気になる方は是非一度試してみてください!(GPT-3.5も使えます)
ケース3:作曲テーマの提案
シンガーソングライターやバンドマンの方は、作曲のネタに困っている方も多いのではないでしょうか?
Chat GPTを使えばなんと作曲のテーマも提案してくれるんです!

今回は青春真っ只中の10代の学生をイメージした曲を作るとして、「10代の学生から共感を得る内容」というワードを条件に入れてみました。
こうすると結構具体的に提示してくれますよね!
いろんな題材でAIに尋ねてみると、結構面白い回答が返ってくることがあります。
作曲のテーマに困っている方やテーマをうまく言語化できない方、変わったテーマを作りたいという方は、一度Chat-GPTで聞いてみることをお勧めします!
今回は一曲だけ提示してもらいましたが、「5曲提示して」なんてこともできますし、提案されたアイディアが気に入らなければすぐに別のアイディアを提示してくれるので制作の効率は非常に良くなるのかなと思います!
ケース4:作詞の提案
曲ができても作詞ができない……なんてことはありませんか?
自分自身も作詞は得意ではないのですが、そんな時こそChat GPTに任せてみましょう。
ケース3で提示してくれた曲をもとに作詞のアイディアを聞いてみました。
好き嫌いが分かれる内容ではありますが、歌詞が全く書けなくて行き詰まるよりこうして提案してくれると曲のイメージもより具体的になるのかなと思います。
今回はサビに曲のタイトルが出るという王道の要素を入れたかったので、条件に「”サビ”に”輝ける青春”というワードを入れる」と指定しました。
”サビ”という言い方は日本ならではの言い方なのですが、サビ=ChorusとAI側がきちんと認識しているのには驚きました。

ちなみに「直接的な表現は使わずに」という条件を入れてますが、AIが出してきた歌詞がダサいなと感じたらこのワードを入れてみるといい感じにしてくれることがあるのでオススメです!
いかがだったでしょうか?
AIチャットツールを使えば、的確なアドバイスをもらえたり新しいアイディアをもらえるかもしれません。気になった方はぜひとも試してみてください!
また、最近発表されたGPT4はGPT-3.5に比べて性能が飛躍的に上がっています。GPT以外のAIチャットツールも日々登場しているので、これからのAIツールの進化に注目していきたいです!
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