管楽器にエフェクターって難しそう…そもそも使えるの?
- 「エフェクターってちょっと憧れるけど、難しそう…」
- 「クラシックしかやったことないけど、ちょっと遊んでみたい」
- 「配信やライブで“いつもと違う音”を出してみたい」
そんなふうに思ったことはありませんか?
私もずっと、吹奏楽やクラシックで“生音”だけの演奏をしてきたひとり。
エフェクターには興味があったけれど、「ギタリストのもの」と思っていました。
この記事では、初心者の私が実際に使ってみた感想や接続方法、おすすめのエフェクトなどを紹介していく予定です。(現在進行形で奮闘中なので“予定”です…!)
「管楽器でもエフェクターを楽しんでみたい」
そんなあなたの最初の一歩になれば嬉しいです!
そもそもエフェクターってなに?
エフェクターとは、楽器の音にさまざまな効果を加える機材のことです。管楽器でいうとミュートのようなもの。
エコーをかけたり、ギュイーンと音を歪ませたり、ほわんほわんと空間的に広げたりと、音の表情を自由に変えることができます。
テレビのライブ演奏や、街角で見かける「こんなやつ↓」がエフェクター(エフェクターボード)です。

(ギタリストの足元にあるやつ)
エフェクターには(めちゃくちゃ)種類がある
そう、エフェクターには本当にたくさんの種類があります。(サウンドハウスに掲載されているエフェクターは5,278件ありました・・・!)
なぜなら、目的の効果に応じて使い分けたり、複数を組み合わせて使ったりするからです。
まずは、代表的なエフェクトをいくつか紹介します。
1. リバーブ(Reverb)
お風呂で演奏したときのような残響音を得られるエフェクターです。
代表的なモデル: STRYMON ( ストライモン ) / blueSky V2
2. ディレイ(Delay)
演奏した音が遅れて何度もくりかえす、「やまびこ」のような効果を得られます。
代表的なモデル: BOSS ( ボス ) / DM-2W ギター用エフェクター ディレイ
3. コーラス(Chorus)
音を揺らして広がりを持たせ、「複数人で同じ音を演奏している」ような響きを生み出します。
代表的なモデル: ELECTRO-HARMONIX ( エレクトロハーモニックス ) / NEO CLONE
4. オクターバー(Pitch)
演奏している音に対して「オクターブ上や下の音」を加えて、厚み・重み・変化を加えます。
代表的なモデル: BOSS ( ボス ) / OC-5 OCTAVE
5. コンプレッサー(Comp)
音量のバラつきを整えるエフェクト。
代表的なモデル: MXR ( エムエックスアール ) / M102 Dynacomp コンプレッサー
なんだかギタリストっぽいワードがたくさん出てきましたね。
だからあんなに大きなボードに、たくさん並べているんですね。納得!
エフェクターで何がしたいのか
私がエフェクターに挑戦しようと思ったきっかけは、この動画です。
♪ ルパン三世のテーマ'78 - 大野雄二
なんとなく「エフェクトを使ってるな〜」とは分かるけど、実際に何を使っているのかは不明。
そこで、この動画を我が社のエフェクター賢者に見せてみました。
私:「この音、何使ってると思う?」
賢者:「リバーブとオクターバーっぽいね」
私:「ってことは、その2つがかかるエフェクターとマイクとか用意すればできる?」
賢者:「多分ね」
賢者:「でも、いろいろ揃えるの面倒くさいでしょ?マルチエフェクター買えば1つで済むよ」
私:「!!!」
マルチエフェクターとは?
マルチエフェクターは、1台に複数のエフェクトがまとめられた多機能エフェクターのことです。
● コンパクトタイプ: 1台に1つの効果だけを搭載

● マルチエフェクター: 1台に複数の効果を搭載

メリット
- コーラスやディレイなど、さまざまな種類のエフェクトを1台の機械で使うことができる。
- 多彩な音色を手軽に試すことができて便利。
- 複数のエフェクターを個別に揃える場合と比べて、設置スペースを大幅に節約できる。
- 持ち運びも少なく済む。
→幅広いエフェクトを1台で管理できるため、効率的に音作りを行いたい方におすすめ!
デメリット
- 多機能である分、コンパクトタイプに比べると価格はやや高め。
なるほど!私のような右も左も分からない初心者には、マルチエフェクターが良さそうです。
マルチエフェクターを使うと決めたところで、次回は、必要な機材の選定や接続方法について、ご紹介していきます!