こんにちは。
ハモンドオルガン インストバンド「BANANA NEEDLE」のベース、三重野です。
今回は2023年に買って良かったエフェクターを今さらながら紹介していこうと思います。
まずはBOSSが復刻してくれたSpace Echo。
BOSS ( ボス ) / RE-202 Space Echo
テープエコーってディレイやリヴァーブと同じ感じでしょ?
って思っていたのですが、使ってみて驚きでした!
全然違う!!!!!
いや、全然違うというと語弊があるかもしれないのですが、テープエコーは、その名前の通り、録音されたテープが再生ヘッドを通過する時に録音した音を鳴らすという仕組みになっています。
今回の復刻版は、実際のテープが中に入っているわけではないのですが、再生ヘッドを通過する感じがとてもよくわかります!
1つペダル版
ベースで使用しても低音の劣化もなく素晴らしいサウンドを出してくれるのですが、僕的には1つペダルより3つスイッチのRE-202がオススメです。
まず、左のペダルを長く踏み込むと「Warp」機能 が発動します。
フィードバックを増加させて幻想的な音を作り出す「Warp」。
録音した音が削除されずに回り続けるイメージで、重なり続ける残響で会場を包み込むことができます。
そして、右のペダルを長く踏み込むと「Twist」機能 が発動。
エコー音を発振させてアグレッシブな回転音が鳴り響きます。
うぉーーーー!回ってるーーーーー!
って感じが良くわかると思います。
さらに、優秀なSaturationツマミとWow & Flutterツマミ。
Wow & Flutterツマミは、磁気テープの回転が不安定になることで発生するモジュレーションを再現しているとのことです。
色んなディレイのモジュレーションを使ってきましたが、あー、これが元になってるのかなって感じることができました。
Saturationツマミは本当に気持ちよく歪み成分をプラスしてくれます。
もちろんベース専用のエフェクターではないので、ギターやキーボードにもうってつけ!
ステレオイン、ステレオアウトが可能なので、キーボードでも安心して使えますね!
というか、ギターやキーボードで使うことがほとんどでしょうが 笑
消費電流が140mAなので、パワーサプライから電源をとるのが難しい場合もあります。
しかしながら本当に素晴らしいペダルですので、ぜひ試してみてくださいね。
続きまして......
Rainger FX ( レインジャー・エフエックス ) / Break Box
個性的なエフェクターを出しているRainger FX。
基本的には歪みペダルなのですが、真ん中の大きい黒丸を踏むと……
ターンテーブルのスクラッチ音がしまーす!!!!
いや、まじで驚きのエフェクターです。
もちろん歪みとしても優秀で、ハイゲイン、ローノイズ。
ツマミとしても使いやすい、ボリューム、トーン、ゲインなのですが、面白いツマミとして、CHORUS SPEEDがあります。
このコーラス。ロングトーンを弾いているときに、アタックを与えないと、徐々にコーラスがかかっていき、勝手にビブラートがかかります。
「勝手に」ってちょっと言葉が悪いですが、この勝手に感もちょうど良くて、コーラスが追従してきてくれるのがとても気持ち良い機能となっています。
PITCHツマミは、スクラッチ音を「キュワーーーアン」にするか「キュキュッ」にするかの設定ツマミになります。
たまにスクラッチ音だけでベースソロをするのですが、まじで楽しいエフェクターになるので、見かけたら要チェックしてみてくださいね。
さて、2023年のオモシロエフェクターを紹介してきましたが、2024年、現在気になるペダルをご紹介します。
じゃかじゃかじゃかじゃかじゃか
ジャン!
WARM AUDIO ( ウォームオーディオ ) / RingerBringer モジュレーション
いやーこれ、もう見た目がズルい!
しっかり僕のツボを刺激してくれちゃってます!
モジュレーションなんていくつ持ってても良いですからね。
ZVEX ( ジーベックス ) / Fuzz Factory
憧れのFuzz Factory!!!
いつかはいつかは、と思いながら今まできたので、今年こそ手に入れたいエフェクター
ZVEX ( ジーベックス ) / Vertical Fuzz Factory
縦型も出たし、ハンドペイントにするか、どれにするか、悩みは増えるいっぽうですね......
VITAL AUDIO ( バイタルオーディオ ) / VA-15 AC
電源も新調しようと思ってます。
安心のVITAL AUDIO。
赤いのも購買意欲をくすぐってきますよねー。
さてさて、あんまりベーシストらしくないエフェクターの紹介になってしまいましたが、いかがだったでしょうか。
欲しい物がある限り、物欲は続きますね。
皆さんも新しい機材で残りの2024年も楽しく演奏しましょー!
それではまたー

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