こんにちは、サウンドハウスウクレレ担当です!! 見た目はバンジョー、弾けばウクレレという “いいとこ取り” の楽器。届いたその日にすぐ音を出して楽しみたいところですが……まずは ブリッジ(駒)を立てるひと手間 が必要です。
ということで今回は、楽器が初めての方でも迷わないように、スタッフ視点で分かりやすくセットアップ手順をご紹介します!
1. まずはブリッジ(駒)をセットしよう
ウクレレバンジョーは、輸送中の事故防止のため、ブリッジが外された状態または横倒しの状態 で届きます。 これは不良ではなく、あえてそうしてありますのでご安心ください!
1-1. 弦を少しゆるめます
ペグを軽く回し、弦のテンションを“ちょっとだけ”ゆるめておきます。 完全にゆるゆるにする必要はありません。ブリッジを差し込みやすくする程度でOKです。
1-2. ブリッジを置く
白い膜(ヘッド)の上に、木製の細いパーツがブリッジです。
- ① ブリッジを弦の下に差し込む
- ② それぞれの弦がブリッジの溝にきちんと収まるようにセットする
まだこの時点では細かい位置決めは不要です。ざっくり中央あたりに置いておきましょう。


2. ブリッジの「正しい場所」を決めよう
実は、ブリッジをどこに置くかで 音程(チューニング)が正しくなるかどうかが決まります。
正しい位置の目安
次の距離が 同じ になるポイントが理想的です:
- ナット(指板の上端)〜12フレット
- 12フレット~ブリッジ
個体差はありますが、まずはヘッドの中央あたりに仮置きして、ここから微調整していきます!
3. チューニング → 微調整
ブリッジをざっくり置いたら、弦を張り直してチューニングします。 (ウクレレと同じ G-C-E-A のチューニングが一般的)
その後、12フレットの音が開放弦のちょうど1オクターブ高くなっているか をチェックします。これを「オクターブチューニング」と言います。
- 12F の音が 高い → ブリッジを少し テールピース側(お尻側)へ
- 12F の音が 低い → ブリッジを少し ネック側(ヘッド側)へ
全弦でぴったり合う場所が、この楽器のベストポジション!
4. 使用上のポイント
- ブリッジは接着されていません。強く触れると動くのでご注意ください。
- ヘッドのテンションは音色に影響しますが、基本は触らなくて大丈夫。 必要に応じて外周の金具で調整可能です。
- 本モデルには REMO Banjo Head が採用されています。
5. 保管について
- 高温多湿・急激な温度変化は避けましょう。
- 長期間弾かないときは、ブリッジへの負荷を下げるために 弦を少しだけ緩めておく のがおすすめです。
おわりに
ブリッジを正しくセットするだけで、音程も音色もグッと良くなります。最初だけちょっと手間ですが、一度場所が決まれば、あとは存分にウクレレバンジョーの独特な響きを楽しんでください!
楽器に関する疑問があれば、いつでもサウンドハウスに相談してくださいね!







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