皆さんピックアップは大好きですよね??
今回は世界中のプレイヤーから愛されるEMGピックアップをご紹介していきます!
今回のBGMはこちら、EMGにちなんでザックワイルドの演奏するCrazy Trainで見ていきましょう。
(ルカサーとも迷いましたが...)
EMGの歴史
EMGは1976年に前身となるブランドがありましたが、「EMG」という名前になったのは1983年から。あまり耳にしませんがElectro-Magnetic Generatorの略です。
スタインバーガーに採用されたり、著名なミュージシャンが使用する事でその知名度を上げていき、現在はアクティブピックアップと言えばEMG!と言っても過言ではないほどの地位を築き上げています。
使用ギタリストは、スティーブルカサー、ジェイムズヘットフィールド、カークハメット、ザックワイルド等々、ビックネームが名を連ねます。国内だと布袋寅泰氏やSUGIZO氏も使用していましたが、個人的にはT-SQUAREの安藤正容氏が印象的です。意外とハードロック色の濃いガツンとしたギターソロがかっこいいです。
交換方法と注意点
パッシブのギターからEMGに乗せ換えたいぜ!というとき、初めてという人は多少混乱するかもしてません。
従来のピックアップ交換なら半田ゴテでハンダ付けをしていく流れだと思いますが、現行のEMG製品はソケット式!パッチパッチと各コネクターを繋げていくだけでOKです。
自作でパソコンを作ったことがある方なら想像しやすいかもしれません。

配線図通りにコネクターを繋げば配線は完了!
しかしピックアップに内蔵されているプリアンプを動かすためには電源が必要です。

既製品ならば写真のように角型9V電池を収める電池ボックスがついていますが、パッシブのギターをアクティブにする時に木工作業をして電池ボックスを取り付ける。となると一気にハードルが高くなってしまいます。コントロールキャビティー内に電池が収まればそれに越したことはありませんが、万が一電池が入るスペースがない!となった場合、別途工賃や電池ボックスの購入などの費用が発生するので、取り付け前にザグリに電池を収める余裕があるかは必ず確認しましょう。
おすすめのEMG製品
EMG ( イーエムジー ) / 81 BLACK
EMGを試したい!という方はまずはこれ!
メタル系のギタリストから多くの信頼を得ている定番ピックアップ。ブリッジ側に搭載される事が多く、ハイゲインサウンドでリフ等を弾いたときにザクザクとしたサウンドで弾いていて楽しいピックアップです。また、クリーントーンでも音にハリがあり、EMGらしく明瞭なサウンドなので空間系のエフェクト乗りもよく、いろいろな音作りにも対応してくれます。
EMG ( イーエムジー ) / 85 BLACK
81を紹介したので85は外せません。
85は81の兄弟分となる存在で、81がセラミックマグネットを使用しているのに対し、85はア ニコ5マグネットを使用しています。81と比べると扱いやすくさまざまなジャンルに対応できる印象で、私が弾いてきたEMG製品の中で一番オールジャンルな音作りが可能なのは85だと思います。
85はネックポジションに採用されることも多く、81をブリッジポジションに設定し組み合わせる81と85の組み合わせは定番中の定番です。もちろんブリッジ側に使用いただく事も可能で、後に紹介するSA等と組み合わせても相性ばっちりです!
EMG ( イーエムジー ) / SA SET BLACK
TOTOでお馴染みのスティーヴ・ルカサーが使用したことでも有名なSA。
EMGならではのローノイズで力強いシングルコイルサウンドを実現しています。と言ってもシングルコイルのジャキジャキとした高域の質感はあまりなく、中域が厚いサウンドです。
従来のシングルコイルで「ちょっと耳障りだな」と感じるような高域を上手く収めてくれているような印象で、使い勝手の良くローノイズなシングルコイルをお探しな方におすすめ!
もちろん85などと合わせてSSHの配列にする事にもおすすめです。
電池ボックスを増設するならこれ!
「キャビティー内に電池が収まらない!」「毎度電池交換の度に裏パネルを外すのがめんどくさい。」といった方たちは電池ボックスの増設を考えると思います。
電池ボックスの増設は当然のようにボディに直接ザグリを入れる木工作業が必要となりますのでリペアショップや楽器店での交換を推奨しますが、電池ボックスも販売していますのでぜひチェックしてみてください。
GOTOH ( ゴトー ) / BB04
非常にシンプルなデザインで見ただけで使用方法が分かるのがいいですね!
単純に電池を入れ替えするだけの機構ですが、裏パネルの中に電池を収納するよりもはるかに管理が楽です!
ESP ( イーエスピー ) / BATTERYBOX
見た目も重厚感があってかっこいいですね!
筐体はステンレス製、耐久性のある素材なのでプラスティック製の電池ボックスで稀にある物理破損等に耐性があります。
また、pushと書いてある所を押すと回転して中の電池が簡単に交換できるのが魅力です!
まとめ
駆け足となってしまいましたが、EMGピックアップの魅力が少しでも伝われば嬉しいです。
私も今度ロック式トレモロのストラトスをEMGに交換する予定なので、思い立って記事を書いてみました。コネクター式の配線?ローインピーダンス?内蔵プリアンプ?
調べてみるとパッとしない単語に困惑する方もいるかもしれませんが、交換自体簡単な作業でパッシブのピックアップでは得られないサウンドをお試しできるので、ぜひお試しください!