GATORの樹脂製ラックケースを徹底解剖してみた！

みなさんは「GATOR」というメーカーをご存じでしょうか。ギタリストやドラマーなら一度は聞いたことがあるであろう世界的なケースメーカーです。ギターケースやドラムケースはもちろん、さまざまな楽器用のケースやラックケースなど手掛けており、そのラインナップは1,000種類を超えます。そんなGATORですが、2023年6月に弊社が正規輸入代理店となってからは更に注目を集めており、幅広い層から熱い支持を得ています。

今日はそんなGATOR製品の中でも樹脂製のラックケースをピックアップ！
実際にケースに触れながら徹底解剖していきたいと思います。

それではさっそく、今回ご紹介するのはこちらの商品↓

GATOR ( ゲイター ) / GR-2L 2Uラックケース

GATOR ( ゲイター ) / GR-2S 2Uラックケース ショートサイズ

サイズ感を比べるため、スタンダードなサイズとショートサイズを選択しました。
さてまずは外箱の見た目から。

やはり奥行きが浅いショートサイズの方が段ボールは小ぶり。厚みはどちらも2Uになるため、ほぼ変わらずでした。お次は段ボールから出してみましょう。

いい感じ。実際に持ってみると樹脂製なので塩ビやFRP製より重量は圧倒的に軽いですが、しっかりと重厚な感じや頑丈さが伝わります。あと何よりこの「GATOR」の文字がカッコいいですね。さて、少し細かいところも見ていきましょう。

じつはラックケースで蓋に鍵が標準で付いてる商品って…今まで扱いが無くて。なんとGATORのスタンダードサイズのラックケースには付いてるんです！(※ショートサイズにはついてません)セキュリティ面で安心なのはもちろん、持ち運びの時にうっかり衝撃でキャッチロックが開いてしまって機材が飛び出す……なんてことも無さそうですね！

構造としてはこんな感じ。鍵を回すと内部にあるフックが回転してケース本体側の溝に引っ掛ける仕組みのようです。

もちろん施錠用のカギも付属していました。

あと細かいところだと、ケース本体のサッシ部分に金具を引っかける構造になっていて、ケース蓋側にあるツメ部分を引っかけて閉める事でよりしっかりと蓋を固定できます。

お次はラックマウントのネジ穴部分。ネジ穴プレートとサッシはリベットで留めているようです。ネジ穴のズレもなく綺麗です。

ちなみに反対側のレールにはしっかりラックマウント用のネジとワッシャーも付属されていました。

さらにもう少し細かいところに目を向けます。これはキャッチロックの部分。こちらにもGATORの文字が彫られていました。メーカーの名前が彫られていると特別感が出ますね……！

こちらは蓋側のGATORロゴ。しっかりとしたプレートが留められています。かっこいいワニがこっちを見ている……気がしますね。

ちなみに、先程まで見ていたのはスタンダードサイズのGR-2L。こちらはショートサイズのGR-2S。蓋のロゴやキャッチロックは一緒になりますが、こちらにはサッシ部分の鍵や蓋を引っかける金具部分は付いていません。

お次はハンドル部分。これはスタンダードサイズもショートサイズもどちらも同じものが付いています。ちなみにハンドルは両側についているので、重い機材を入れたとしても持ち運びしやすそう！ただ、ハンドルが両側にある事で縦置きできないのでは？と思いましたが、四隅にある凸部分の足により、どちらでも縦置きは可能でした。すばらしい！

ついに内部へ。地味に気になる内部の構造ですが、リベット打ちも綺麗！こういう細かいパーツの品質がしっかりしていると安心しますね。

さて、ここまで見たところで気になったのが、ケースのスタッキング(積み重ね)について。どちらも構造的には、奥行き違いだとスタッキングは難しいかな…と思っていましたが↓

ちゃんと出来た！ちなみにこれはスタンダードサイズの上にショートサイズをスタッキングしてますが、反対(ショートサイズの上にスタンダードサイズ)はできないようなのでご注意ください。もちろん同じサイズのケースには対応しています。ケースの凹に凸がぴったりはまるので、多少揺れても全然平気～。

いかがでしょうか。細かいパーツにも触れつつ紹介してきましたが、GATORの樹脂製ラックケースは各パーツの精度も高く、収納した機材をしっかりと守ってくれるでしょう。そして何より特筆すべきはGATOR樹脂製ケースの軽さ。どうしても重たい機材を入れるとケースの持ち運びも大変ですが、ケース自体が軽いのは一番の利点！さらに頑丈となると、なお嬉しいですよね。これから初めてラックケースの購入を検討している方も、今までのケースから買い替えを検討している方にも超おすすめ。ぜひご検討ください～！それでは、また。