ラックマウント可能な機材の収納・運搬には、ラックケースは必需品。今回はそんなラックケースに関することでくメールやお電話にてご質問をいただいている内容を、Q&A形式にして、まとめてお答えします!

Q:ラックケースって、どうやって選べばいいの?
A:まず収納したい機材のサイズを確認してみましょう。ラックマウントができる機材は基本、横幅は規定値の19インチ(482.6mm)になっているため、ここで注目するサイズは高さと奥行きです。先ず高さは1U=44.45mmという規定から、機材の高さをこの数値で割って、何Uかを確認します。奥行きは、そのまま製品を確認すれば問題ありません。高さと奥行きがわかれば、後はそのサイズを満たしたケースを選べばOK!
Q:ラックケースの奥行き(例えば奥行き360mm)の表記はあるけれど、それはケースの蓋も含めた寸法ですか?
A:ラックケースの奥行き表記は、一般的に蓋を省いたサッシからサッシまでのサイズになります。例えばCLASSIC PROの2Uラックケース(CPR2UA)の場合、奥行きは460mmになっていますが、その値は下記の画像のとおりになります。

ちなみに、ケースの内部を見てみると…↓

サッシ部分からレールまでの間に下がりが見られるのが分かると思います。つまり、奥行きからこの前後の下がり部分を引いた値が、ケース内部のレールからレールまでの奥行きになります。※下がり部分の寸法は製品によって様々ですが、基本10~20mm程度が一般的です。

Q:ケースに機材はどうやってマウント(固定)するの?
A:基本、下記のように機材の左右にあるレール部分とケースのレール部分をネジ止めしてマウントします。

ちなみにサウンドハウスでは、下記のようなラックマウントネジも別途販売しています。
MIDDLE ATLANTIC ( ミドルアトランティック ) / HPS ラック用ネジ インチ規格
Q:できるだけ軽いケースが欲しい!!
A:ケース自体の重量を抑えるなら、ABS樹脂性のケースをおすすめします。特にCLASSIC PROのCPAシリーズは2U~12Uとサイズも豊富でおすすめ!
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CPA02 2Uラックケース
さて、如何だったでしょうか。他にもラックケースを選ぶにあたりお困りの際は、気軽にご質問くださいね。
ちなみに、サウンドハウスではラックケースを探す際に便利なラックケースセレクターもあります!ぜひ、活用してくださいね~。
(2021-02-25公開 2024-01-19更新)