実は私も前から気になっていた、GATORのラックバッグ。そして先日、ついに初対面の機会があったのでしっかり触れてきました!という事で、さっそく今回はそんなGATORのラックバッグの商品レビューです。どうぞ!
今回のレビュー商品
GATOR ( ゲイター ) / GRB-2U 2Uラックバッグ
GATOR ( ゲイター ) / GR-RACKBAG-2UW 2Uラックバッグ キャスター付き
今回はGATORラックバッグの中でも定番の2つの商品をチョイス。まず、そもそもラックバッグってなんぞや?という方のためにスゴく簡単に説明すると、19インチラックにマウントが可能な機材を収納して、楽チンに!持ち運びが!できる!というバッグの事。特にラックケースのようにガッチリとしたケースだと重たくて……という方におすすめです。ではさっそく見ていきましょう。

梱包から出して並べてみました。左がGR-RACKBAG-2UW、右がGRB-2U。製品仕様が違うのはもちろんですが、ロゴの感じも好みが分かれそうです。どちらもデザインは◎
では各々個別にみていきます。
GRB-2U
最初はGRB-2Uの外部から。


しっかりとした持ち手とショルダーストラップが付属。どちらも強度や作りは申し分ない感じです。さて次は中身を見てみます。

表のジッパーを開けて中の状態がコチラ。内部にはしっかりとしたラックが入っています。サイズは2U。表面はカーペット素材のような手触りでした。最初から内部に乾燥剤が入っているのも細かな配慮。さてここで気になるのはリア(背面)部分。



フロント側はバッグの端からケース外枠に沿ってジッパーを開けるようなイメージですが、リア側は少しジッパーが外枠よりも内側に付いています。ちなみにリアラックレールは付いていません。ゴム足部分はリア側に4箇所。バッグにしっかりとネジ止めされている仕様のようです。つまりフロント側を上にしてバッグを立てて置く事ができます。それと気になった方も居るかもしれませんが、内部のラック部分はバッグ部分とネジでしっかり固定されているため、バッグ内部からは基本的に取り外せない仕様になっています。
GR-RACKBAG-2UW
さてお次はGR-RACKBAG-2UWを見ていきますが、こちらは早速フロントの蓋を開けて内部の方から↓

こちらも2Uのラックバッグ。先程のGRB-2Uと比べてまず違うところに気づくのは、ラックフレームの部分。こちらはアルミフレーム仕様になっています。この部分は近い見た目としては弊社CLASSIC PROのCPAシリーズのラックケースでしょうか。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CPA02 2Uラックケース

ふと見て「おや?」と思った方が居るかもしれないですが、上のユニットにロゴが書かれたブランクパネルが設置されていました。ということはこのスペースも含めると、3Uになるのでは…?と思ったのですが、実はこちらのラックバッグは持ち運び用に引き出し式のハンドルが付いており、その仕組みがケース内部に構築されているため、機材をラックマウントした際にその部分に干渉しないよう、上側にスペースを作っているようです。そのため、実際にラックマウントができるのは2Uとなっています。

こちらはサッシ部分。元からネジが付いているので、こちらはそのまま機材ラックマウント用のネジとして流用できます。さて、お次はリア側。

フロントから見て、リアにもネジ穴がある…?と思っていましたが、内側のネジプレートは付属していないため、基本はフロントのみで固定になるようです。ちなみにこちらのラックバッグも内部のラックは取り外しができない仕様です。
さて次は外側のパーツを見ていきましょう。


ケース上部にある持ち手と引き出し式のハンドル。もちろん下側にキャスターも付いているため、キャリケースのようにして運ぶ事もできます。少し重ための機材を収納する際は活躍しそうです。


最後にこちらはキャスター部分とリア側の蓋についているゴム足部分。キャスターは動作もなめらかで問題なし。ゴム足も安定感は十分◎
いかがでしょうか。私の総評としては、以前GATORの樹脂製ラックケースをレビューした時にも感じましたが、GATOR製品は実際に見てみると細部までカッチリと作られているのが分かり、機材を収納する前から安心感があるのが好印象。加えて、ラックバッグの手軽さ故にデメリットとして挙げられる「耐久性」についても、各パーツの作りがしっかりしていることによりカバーできていると感じました。機材持ち運び用ラックケースを探しているけれど、重量が気になる方に、ぜひともおすすめしたいラックバッグです。