どうも、営業部の影山です♪
さて、今日は皆さんとすこーし知識を共有したくて、こちらの記事を書いております。さてはて、その知識とは!…もう題名にもデカデカと書いてしまっていますね(笑)
そう、皆さんの機材を大切にお守りする「ラックケース」なんです。
正直なところ私はサウンドハウスに入社する前まで、ラックケースというものの存在は知っていても、見たことも触れたこともありませんでした。音楽には触れることはあれど、DTM、ソフトウェアにどっぷり浸かっていた私には、機材そのものを持ち運んだり設置する機会がありませんでした…。ここ最近ふとしたきっかけでラックケースに触れることが多くなりましたが、お恥ずかしながら分からないことばかり。このままじゃダメだ!!と思い立ち、日々少しずつ知識を蓄えている真っ最中です♪
さて、少し前置きが長くなりましたが、今日はそんなラックケースの知識や選び方を少しでも皆さんにお伝えできればと思います♪
1、そもそもラックケースって…どんな物?
簡単に言うと…ラックマウント対応の機材を、ケースにネジ止めして固定し、衝撃からしっかりと守れるケースのことです。アンプ、エフェクター、ミキサー、その他オーディオ機材諸々…本当に様々なものが収納できるラックケースがあります。

↑上記の図は一例です。ラックレールという耳の部分に機材を固定します。勿論、ラックレールにとめるためには機材の両端にネジ穴が必要になります。例えば下記の製品のように…
CLASSIC PRO (クラシックプロ) / CP400 ステレオ・パワーアンプ
端に飛び出して穴が開いているような機材であれば、ネジでとめて収納できちゃいます♪
ただ、ここまで分かったところで、皆さんも疑問が幾つか浮かんでくる筈です。ラックケースというものがあって、こういう穴があればネジで固定して収納できることは分かったけど…ラックケースであれば何でも入るの?サイズとかは気にしなくていいの…?その疑問に、次はお答えします。
2、ラックケースの規格とサイズ
実はラックケースにもちゃんと規格があるんです。その名もEIA規格。
どんな規格かというと、米国電子工業会(EIA)によって定められた、ラックと収納する機器のサイズを定める規格のこと。もっと具体的にいうと…

機器の幅が19インチ(482.6mm)
高さが1.75インチ(44.5mm) = 1U
という規格!
さて、ここでまた初めて聞くような数値が出てきましたね…
1Uとは何ぞや?
1Uとは1Unitの事で、機材の高さを表すもの。これは機材だけでなくその機材を収納するケースにも使われる単位です。つまり1U、2U、3Uと上がっていくと…それだけ機材や収納するケースの高さが変わっていきます。ちなみに、サウンドハウスで扱っている製品は全てEIA規格によるものです。これさえ分かっていれば…一体どんなラックケースを選んだらいいのか、少しずつ分かってきたのではないかと思います。ここでついでに紹介しちゃいますが…
■CLASSIC PRO / 19インチラックケース CPRシリーズ
弊社のCLASSIC PROではCPRシリーズというラックケースもサイズごとに色々取り揃えてます♪
→ CLASSIC PRO CPRシリーズ ラックケース一覧
3、ラックケースの仕様・材質
さて、次はラックケースの材質や仕様について。主な材質の種類は下記の5つのタイプがあります♪
FRP仕様
耐久性が高く、手触りとしてはツルツルしたもの。他の材質のものよりも少し価格帯は高め。
塩ビ仕様
耐久性は少しFRP仕様に劣るものの、価格は控えめ。ざらざらとした手触り。
メラミン仕様
FRP、塩ビ仕様程の耐久性はないとはいえ、耐水性に優れた材質。表面には光沢が見られ比較的安価。
ABS樹脂仕様
他の材質に比べ軽量。耐久性も備えている。衝撃に強い。
カーペット仕様
表面をカーペットで覆っており、傷が目立ちにくく、基本的に丈夫。
やはりケースたるもの機材を守ってなんぼ!耐久性を基本にそれぞれに特性があり、みんな違ってみんな良い。用途や場面、または好みに合わせてここは選んでみるといいと思います♪
いかがだったでしょうか♪知っている人からすれば、何を今さら…!と思われてしまうかもしれません。これからラックケースを購入してみようかなと思っている人からすれば、なるほど!!と思うような部分もあったのではないかと。そして少しでもラックケースに興味を持っていただき、どんどん触れていってもらえると幸いです♪また、私自身もさらに知識を深め、より魅力的なラックケースの世界に皆さんをお連れできればと思っておりますので、これからもご期待あれ…!!
それではまた、お会いしましょう~♪
(2019-02-06公開 2024-01-19更新)