ラックマウントが可能な機材を持ち運ぶ際、悩むのは…やはりラックケース。日々、お客様より購入相談としてお問い合わせをいただくこともありますが、その中でも要望として多いのが「なるべく軽いラックケース、尚且つ頑丈さもある」という点。確かに機材+ラックケースを運ぶとなると、なるべくラックケースの重さは抑えたいですよね。
という事で、今日は多数あるラックケースの中でも、軽くて頑丈なSKB社のシャローラックを実際に触れながら、徹底レビューしていきます!
今回は下記の製品をチョイス↓
SKB ( エスケービー ) / R2S 2Uラックケース シャローラック
まずは外箱から。

ケースとは言え、しっかり梱包されてます。
ちなみに開封すると…


こんな感じ。
中でさらに袋に包まれている状態。ちなみに開封して梱包から引き出す際に感じましたが樹脂製のため、このサイズのラックケースにしてはとても軽いです。触れた感じ、頑丈さもしっかりと伝わります。
さて、次は蓋を開けて中を見てみましょう。


内部もしっかりとした造り。
レールの部分はガタつきもなく、ケース本体にリベットにて留められていました。


ちなみに先程見た内部の上下には凹凸がありますが、これは外部から見てわかる通り、同シリーズの同じ奥行きのケースであればスタッキング(積み重ね)ができる構造のため。同じケース、もしくはユニット違いで同シリーズを持っている方には、とてもありがたい設計です。
さて、次は蓋部分を見てみます。

蓋の内側はこんな感じ。
少し凸凹してますが、クリアランス(奥行)が気になるところ。ということで測ってみます。

凸凹の一番深い部分から図ると約6cm。

真ん中にある凸部分から図ると約3.3cm。
ケース本体のサッシ部分からレール部分は1~2cmは下がりがあるため、機材をラックマウントして前面につまみやコネクタがあったとしても、十分なクリアランスがあります。
最後に細かな部分に着目してみます。

ゴム足は平置きした際に4箇所。
強度も問題ないです。

キャッチロックはケースのカラーに合わせたブラック。

ちなみにこのキャッチロックは跳ね上がり式のため、ひねって緩めると自動でパチンと上に持ち上がる仕様です。

ハンドル部分は持ちやすく、しっかりと左右に付いています。

ちなみに、ラックマウント用のネジも付属しています。ちゃんと2U分(計8個)付属しているので、1Uの機材を2台収納する際も安心です。
いかがだったでしょうか。ラックケースなんてどれも一緒……なんて思う人も居るかもしれませんが、ちゃんと目を向けていくと、質感や特徴、重さや各パーツの感じなど、さまざまな違いが見えてきます。
今回のSKBのケースに関しては、やはりなんと言っても樹脂製ならではのケース本体重量の軽さが印象的。加えて、ただ軽いだけではなく回転成形(ロトモールド法)という成型方法を用いることによる密封性や、自由度の高いデザインと優れた強度・耐衝撃性を兼ね備えています。ケース本体の重量も抑えつつ、耐久度が欲しい…そんな方にぜひともおすすめしたいラックケースです。