クラリネットを演奏するのに必要なマウスピース。各社からさまざまなマウスピースが販売されていますが「自分にあったマウスピースが分からない」という方も多いのではないでしょうか。
今回は管楽器担当が選ぶ、おすすめのマウスピースをご紹介します!
マウスピースについて
素材
現在ではエボナイト製が主流になっています。他にもアクリル製やフェノール樹脂製の物もあります。素材によって重量が変化するほか、吹奏感や音色にも影響します。
ティップオープニングとフェイシング
※画像はサックスのマウスピースです。
・「ティップオープニング」とは「リードからマウスピースの先端までの距離(開き)」を指します。
この開きが広いと、基本的に音量が大きくなります。しかし必要な息の量も増えます。狭いと音量は比較的小さくなりますが息の量も減るため、演奏が楽になったりします。
・「フェイシング」とは「マウスピースの先端からリードが接するところまでの長さ」を指します。
種類は基本的にショート・ミディアム・ロングがあります。短いものは明るくクリアで、長くなるにつれダークで柔らかいサウンドになる傾向があります。
おすすめマウスピース5選
Vandoren ( バンドーレン ) / 5RV Lyre トラディショナル Bbクラリネット
クラリネット用マウスピースの王道、Vandorenです。世界中で人気があり定番のマウスピースです。明るい響きが特徴となっております。また5RVよりオープニングが広めのため、息が入りやすく丸みのあるサウンドです。
オープニング: 1.09mm
フェイシング: Midium
Vandoren ( バンドーレン ) / B40 トラディショナル Bbクラリネット
またまたVandorenよりトラディショナルシリーズのB40です。B45と同じフェイシングを持ちながら、ティップレールは広くなっています。コンパクトで芯のある音が特徴です。
オープニング: 1.195mm
フェイシング: Midium-Long
D'Addario Woodwinds ( ダダリオウッドウインズ ) / EV10E Bbクラリネット レゼルヴ エヴォリューション
D'Addario Woodwindsのレゼルヴ・エヴォリューション・シリーズ。素早いレスポンスとまとまりのある音色が特徴です。完全機械生産で、ハードラバーから完全削り出し生産しているため、均一かつ高品質。このモデルのピッチは442Hzです。
オープニング: 1.08mm
フェイシング: Midium-Long
YAMAHA ( ヤマハ ) / B♭/Aクラリネット用スタンダードマウスピース4C
YAMAHAのスタンダードモデル4Cです。スムーズな息の流れと軽快なレスポンスが特徴です。YAMAHAの安定した品質により、とても吹きやすく初心者の方や学生さんにおすすめです。
オープニング: 1.05mm
フェイシング: 19mm
Bari Woodwinds ( バリ・ウッドウィンズ ) / ESMCLP Bbクラリネット Esprit
サウンドハウスでも取り扱いを開始した「Bari Woodwinds」。耐久性と利便性の高さに定評のある樹脂リードが世界中で支持されていますがマウスピースにも高い人気があります。特にこの紹介しているEsprit(エスプリ)シリーズは、手頃な価格、耐久性の高さ、鮮やかなサウンド、素早いレスポンスが特徴。初心者の方にとてもおすすめです。
オープニング: 1.16mm
フェイシング: 17mm
(2023-09-05公開 2024-03-08更新)