皆さん、「オーボエ」と聞いてすぐに頭に思い浮かびますか?
すぐに思い浮かぶ方もいれば、どんな楽器?となる方もいると思います。
安くても30万円はするような高額な楽器ということもあり、学校によっては備品としていないところもあるオーボエ。備品があっても奏者がおらず眠っていることも少なくありません。
ほかの楽器と比べて人数は少なく、私も中学でフルートを吹いており、高校に入学してオーボエに移りました。
7年オーボエを吹いている私もオーボエを吹いている親友はできたことがありません。周りの人にもオーボエを吹いている友達は初めてなんて言われます。
そこで、今回は1人でも多くの方にオーボエはこんな楽器なんだ!吹いてみたい!と思っていただければいいなと思っています。

オーボエは「世界一難しい木管楽器」としてギネスに載っている楽器です。クラリネットやサックスのようにリード1枚で音を鳴らすシングルリード楽器と違い、2枚のリードを使用して音を鳴らす「ダブルリード楽器」に分類されます。
ダブルリードはシングルリードのように大量生産できるものではなく、手作業で材料(葦)を選定し切り出し、チューブに巻き付け、削っているため1本約3,000円~、と高額です。
リードを自分で巻き、削り、自作のリードを使用する人もたくさんいます。
ケーンの素材やチューブの素材、薄さなど自分好みに作れるように追及するのは大変な作業なので、初めは高いな…と思っても自分で作ってみると3,000円じゃ安い!と思います。

管体に使用する材にも黒い管体のグラナディラや茶色い管体のキングウッドなどがあります。
グラナディラは遠くに飛ぶはっきりとした音、キングウッドはより響く優しい音がなります。
ちなみに私はキングウッドを使っています。

映画やドラマの挿入歌に耳を傾けると実はオーボエの音が聴こえてきたり…
オーケストラの本番前、チューニングの音を出す楽器も実はオーボエです。
吹奏楽では埋もれてしまうオーボエもオーケストラでは重要なソロを任されることも少なくありません。
ここで誰もが一度は耳にしたことがあるオーボエの名曲をご紹介したいと思います。
バレエ「白鳥の湖」より白鳥の湖 第2幕 情景 / チャイコフスキー
カヴァレリア・ルスティカーナ」より間奏曲 / マスカーニ
歌劇「イーゴリ公」より ダッタン人の踊り / ボロディン
※3:08からオーボエソロ
音を出すまでが大変だったり、出せるようになってからコントロールできるようになるまでが大変だったりするのも事実です。しかし難しい分、吹けるようになった時の達成感がより大きいのがオーボエ最大の魅力だと思います。
そんなオーボエを10万円以下から始めることができます。
PLAYTECH ( プレイテック ) / PTOB-200 オーボエ
「高くて手を出せない…」「やってみたいけど難しそう…」
そう思って迷っていた方がいれば、この機会に始めてみませんか?