吹奏楽で使われる楽器の魅力を徹底解説します!
吹奏楽の楽器編成 というと
木管楽器 金管楽器 打楽器 の3編成になります。
ですが、忘れちゃいけないのは唯一の弦楽器コントラバス!
まとめて紹介したいところですが、長くなってしまうので、今回は木管楽器を紹介します!
~ピッコロ~
これはピッコロですね。小学校で使うリコーダーより短く、小さい横笛です。
曲中では主に小鳥のさえずりや、曲のアクセント、飾りの音を担当します。
楽器が小さいから少ない息で吹けるかと思いきや、吹いてみると想像以上に息のスピードが必要になります。
音が出ると高い音が響き渡り、大きい音で存在感があります。
50人編成のバンドでも通常演奏者は1人で、フルート奏者が持ち替えて演奏します。
~フルート~
続いてフルートです。
華やかなメロディや細かい音符を軽やかに奏でます。ビブラートでの表現が特徴的です。
他の楽器と異なり息が半分外に出てしまうため、息の量やコントロールが必要になります。
私もフルートをメインに吹いていて、しばしば酸欠になります。(^^) 笑
コツをつかめば音色に個性が出る楽器です。
50人編成のバンドでは4-5人が担当します。
~オーボエ~
オーボエは、音のイメージをわかりやすく伝えるとチャルメラです。曲中では表現豊かに歌い、ソロでは存在感抜群の楽器です。
フルートとは反対に、息が余ってしまうのがオーボエ奏者の悩みの種だとか。ジャズの演奏でも多く用いられるようになりました。
50人のバンドでは1-3人が担当します。
~ファゴット~
ファゴットは木管楽器の中でも低音を担当します。
吹奏楽では目立たない旋律が多いものの、実は4オクターブ近い音域があり、オーケストラでは抒情的なソロを受け持ったりもします。
10本の指を使い、キィと呼ばれる穴を塞ぐものがたくさん付いているため運指(指使い)を覚えるのが大変だと言われています。上達するとファゴット特有の煙がモワっと出たような丸みのある音色になります。
50人のバンドでは1-2人が担当します。
~クラリネット~
クラリネットは吹奏楽で一番メロディを多く担当する楽器です。
実は、木管楽器の中で一番コントロールが難しい楽器と言われていて、奏者の技量が顕著に表れます。低音と高音で抵抗感に差があり、オーボエと同じく顔にかかる圧力が高い楽器です。上手に吹けるようになると、芯のある膨らみ豊かな音色になります。
50人のバンドでは6-10人が担当します。
~サックス~
サックスです。楽器そのものはもちろん、吹いている姿もかっこいいので管楽器を始める方に一番人気の楽器です。
曲中ではメロディや裏メロディ、ソロまでこなします。
低音の指使いやコントロールが難しいです。吹けるようになるとパリッとした音色から歌っているような音まで、幅広い表現ができるようになります。
50人のバンドでは5-7人が担当します。
木管楽器をざっくりと紹介しました。
あえて吹いたときに難しく感じる点も書きました。これから管楽器を始めようという方は、ぜひ、楽器選びの参考にしてみてください。
最初はうまく音が出なくても、練習するうちに音がきれいになり、吹いていれば体が覚えるので、それを実感できるのも楽しみのひとつです。
次回は金管楽器をご紹介します。お楽しみに!☆彡
管楽器界うらばなし
第1回 「吹奏楽部ってどんな部活?」
第3回 「吹奏楽部ってどんな部活? 金管編」
第4回 「吹奏楽部ってどんな部活? 打楽器編」
第5回 「吹奏楽部ってどんな部活?コントラバス編」