今回は修理で使用している工具たちをご紹介します。
■ ドライバー

おそらく出番が一番多いであろうドライバーです。プラスからマイナス、たまに星型などを使用しています。

照明機材などには六角ナットで固定されているパーツが多いので、ボックスレンチドライバーも使用します。
主にM6くらいのサイズまではこのドライバーを使う事が多いです。

製品の中には基板上にトリムが付いており調整する機会もありますので、調整用のドライバーを使用します。先端がセラミックなど非磁性体で作られているものが多く、高周波部品への影響がありません。

電動ドライバーは素早くネジを回せますが、樹脂製フレームなどの柔らかいものに対してはトルク調整が効くものであってもヒビが入る恐れがあるため使用箇所が限られてしまいます
■ 六角レンチ

六角ネジに使用します。ボールポイントが付いているものであれば斜めからでも締緩できるので便利です。イスやデスクなどの組み立てにも使われることが多いので、1セット持っておくと便利な工具です。
■ レンチ

ボックスレンチが使用できないボルト、ナットなどに使用します。スモークマシンなどの修理では頻繁に使用する工具のひとつです。幅を変えられるものはモンキーレンチと呼ばれています(写真下)。
※レンチはアメリカ英語、スパナはイギリス英語だそうです。
■ ニッパー・ペンチ・プライヤー

切る・曲げる・掴むはこの3つがあれば大体は対応できます。プライヤーは先端が樹脂製になっているものもありナットやボルトを傷つけにくいものもあります。。
ペンチには先端の形状の違いで種類が異なり、先が細いものがラジオペンチと呼ばれています。(写真中央)。
先が細いので細かな作業に向いています。
■ ピンセット

小さいネジやリード線を掴んだりするのに重宝します。少し値段は高くなりますが、精密用とうたわれているものであれば細かい作業にも使いやすいので個人的には精密用がおすすめです。先端が非金属性のものもあります。
■ その他

ネジ溝の中には塗装や加工時のバリが残ってネジが最後まで入らないことがあります。そんなときにネジ切りタップとダイスが活躍します。
サウンドハウスでも工具の取り扱いがありますのでいくつかご紹介します。
機材メンテナンスの参考にしていただければ幸いです。
FERNANDES ( フェルナンデス ) / WRM-700
FERNANDES ( フェルナンデス ) / N-1400 ニッパー
PICKBOY ( ピックボーイ ) / SC-150 ストリングカッター スチール弦用
以上、お読みいただきありがとうございました。