今回から「ビート」の演奏にチャレンジしていきます。
その前に、前回のブログで出題した問題の答え合わせをしましょう。
前回の記事をまだご覧になっていない方は、こちらからどうぞ!
前回出題した問題は「6/8拍子はどのような拍子か?」という問題でした。
皆様、お分かりになりましたでしょうか?
こちらは8分音符が6つで1小節となる拍子のことを差していました。
約分すれば3拍子ではないかと言われる方もいらっしゃるかと思います。
しかし難しいことにアクセント(強調される箇所)の位置が異なりますので、3拍子と6/8拍子ではノリが違ってくるのです。
このあたりはややこしいので、違うものなのだと覚えておいていただければよいと思います。
さて、本題に入ります。
まずは前回の補足になりますが、楽譜の読み方を解説していきます。
ドラムセットはさまざまな太鼓(ドラム)と、シンバルでできています。
それぞれのパーツを示す位置は下記のリンクから見ることができますので、ぜひご覧ください。
今回はポップス系でよく耳にするビートを3つほどご紹介します。
1. 8ビート

ドラムをやったことがなくても、聞いたことがある方は多いのではないでしょうか。
演奏もそう難しくないため初めての演奏にはピッタリだと思います。
両手足を使うため難しく感じますが、一打ずつ落ち着いてゆっくりと叩いてみましょう。
右足と左手、右足と右手など叩く箇所の組み合わせを変えながら練習するのも効果的です。
こちらの曲ではクローズドハイハットのビートでエイトビートを使用しています。
テンポが速いので初めての方は苦戦するかもしれませんが、お好きな方は挑戦してみてはいかがでしょうか。
オープンハイハットのビートを叩いている際はハイハットが4分音符に代わるので叩きやすくなります。
この時はノリノリで叩いてみてください。
2. ダンスビート

ディスコビート、4つ打ちとも呼ばれるビートです。
ハイハットが拍子の裏で出てくるので慣れないうちは難しいビートですがうまく演奏できると非常に楽しいビートです。
こちらの曲ではAメロ、サビでダンスビートを使用しています。
テンポが非常に早く、16分音符も含まれているパターンのビートですが、テンポを落としてじっくりと練習すればいずれ叩けるようになります。
ダンスビートではハイハットを叩く際、ペダルから脚を離し、開いた状態で叩くことが多いので、左足の動きも練習してみましょう。実際の動きは両足同時に動くのでゆっくり練習すれば問題なく演奏できるようになると思います。
3. 16ビート

こちらのビートでは16分音符がメインとなっているため、両手で演奏しつつ右手をハイハットからスネアドラムに移動する動作が必要となります。左利きの方は左手から音符を叩いてしまいそうになってしまうかと思いますが、セッティングによっては非常に叩きづらいので、できるだけ右手からスタートできるように練習してみてください。
こちらの曲では16ビートが多く使用されていますが、時々ダンスビートや8分音符裏にアクセントを入れた8ビートなどが使用されており非常に難易度の高い曲になっています。
16ビートもすべて入っているわけではなく一部抜いているビートなのでしっかりと基礎練習を積んでから挑むとよいかと思います。
テンポはそこまで早くもないので、落ち着いて叩けば演奏できるでしょう。
いかがでしたでしょうか。
今回は3つのビートと、それぞれのビートを使用した曲を紹介しました。
もちろん今回紹介したビート以外にもさまざまなビートが存在します。
また、ビートだけでは盛り上がりに欠けてしまいますので、次回は実際の曲を基にフィルインについて触れていきたいと思います。