

さてさて今回は?
ヘッドのカタチ!
え?今日はいつもの無駄なオープニングボケ無しですか?
うん!ヘッドのカタチ!
あの…ご存知だとは思いますが自分は無頭派なもので…
むとうは?ブラックで?
ノンシュガーという意味ではなく(笑)
偏りがないってこと?
なんだろ…?支持する党派を持たないという意味での無党派?
じゃあ、ケンカっ早い?
それは武闘派!(笑)結局はボケ倒すんですね…いや、ヘッドレス編愛家の自分に「ヘッドの形状」というテーマが既にボケているとも云える…自分が「無頭派」なのは御存知ですよね?
知ってる〜。このコラムを続けてきたことで浸透して今や自他共に認めるところになったね!
はい(照)というわけで今回のテーマだと戦力にならないと思いますのでご了承下さい。
ハーイ。では戦力外のホーリーとともに、いろんなギターを見ていくよ!
FENDER ( フェンダー ) J Mascis Telecaster
やはりまずはフェンダーですよね。
この、見慣れた6連ペグの美しさよ!僕はジャズマスターを持ってるんだけど、やはり合理性とデザイン性でフェンダーは抜きん出てるよね!
合理性という観点では文句なしですね。デザイン性は…たまにキテレツな?モデル出したりするからなぁ…油断出来ないというか。
そうだね。でも、僕はそういう一面も好きなのさ!さてお次は…!こちら!
GIBSON ( ギブソン ) / Slash "Jessica" Les Paul Standard Honey Burst / Red Back
ま、順番的にギブソンになるのかな。順当といえば、順当。
まあね!こちらは左右に三つずつのペグ配置。フェンダーの流麗さは無いけど無骨ながらも安定感を感じさせるヘッドだね!1〜3弦はプレーン弦、4〜6弦は巻き弦。
なるほど。プレーン弦と巻き弦でペグの配置が異なるのですね。そういう見方しなかったなぁ。
続きまして〜
EPIPHONE ( エピフォン ) / 1963 Firebird V; Maestro Vibrola Ember Red
ファイヤーバード!
いわゆる火の鳥ですね。
これは…6連ペグだけど表面からは見えない?
イエス!バンジョーペグってやつだね。ヘッド形状は鳥のようにも見えるよね!
へー、確かに他のペグとはちょっと形状違いますけど「バンジョーペグ」て云うんですね。知らなかった。鳥のように見えなくもないですけど…ファイヤーバードだけに?(苦笑)
フフフ、僕なんかは地元の土産品「お鷹ぽっぽ」を思い出すよ。
何それ?(画像検索して)なるほど。分からなくもない…かな。気になった方は画像検索してみて下さい。
さて次!
EPIPHONE ( エピフォン ) / 1958 Korina Flying V Aged Natural
出た!フライングV。
ヘッドは先端がゆるく尖っていて、ボディーも含めてまさに飛んで行く矢のようだね!
Vかぁ…昔から憧れはありますけど、ベースのVって少ないんですよね。
ホイ次!
EPIPHONE ( エピフォン ) / 1958 Korina Explorer Aged Natural
エクスプローラーですね。こうしてみるとギブソンは冒険的ですね。
ね!エクスプローラーだけにね!これは形状的にバナナヘッドと言っていいでしょう!
たしかに。
それにしてもコリーナボディー良いなあ。エクスプローラーやフライングVはハードめなロックを演奏する人に愛好されてるけど、さらにハードになるとこの辺かな?
JACKSON ( ジャクソン ) / Pro Series KING V KV Gloss Black
おお、ジャクソンVですね、尖ってきましたね。
ね、攻撃的よね…。刺さっちゃうよね…。
ボディーのエッジもかなり鋭利ですね。こういう尖った楽器見ると80年代を思い出してしまいますね。自分なんかは。
ヘッドはコンコルドヘッドって奴だね!僕なんかはフェルナンデスの布袋モデルを思い出すけどね!
それも80年代っちゃ80年代です(笑)
ハードなロックと言えば、これも!
KILLER GUITARS ( キラーギターズ ) / KG-Exploder Musha' 22 Vintage Sunburst Satin
キラー!アツい!
これはヘッド形状も独特だけど、ペグ配置が5:1なのが珍しい!
ですね。弦のテンションの関係…だったかな。高崎さんの好みなんでしょうね。
なるほど!
MUSICMAN ( ミュージックマン ) / Jason Richardson 6-strings Cutlass, Rorschach Red
ミュージックマンは4:2ペグのものが多いね。
そう言われるとスティングレイベースは3:1ペグですね。
MUSICMAN ( ミュージックマン ) / StingRay Special Speed Blue Roasted Maple/Rosewood - Black
僕の愛機、テスコ ・スペクトラム5 も4:2!長年使ってるから違和感ないけど!
ですね。自分は4連ペグがほとんどかなぁ。かなり昔にSGベース弾いてたけど、あれは2:2で、グレコのミラージュベースは3:1だったけど…それ以外は4連ですね。ま、基本「無頭派」ですけど。
だね。で、テスコなんだけど、チューニングしてて時々「3弦のペグどれだっけ?」ってなっちゃう(笑)フェンダーやギブソンタイプなら迷わないんだろうなあ…。
慣れてないやん(笑)
ウッ(笑)
以上ですか?
僕からは以上です!ただ…
ただ?
ホーリーにはせっかくだから無頭派の大家として、
大家て(笑)
ヘッドレスについて語っていただきたい!
ヘッドレスのヘッド形状について?(笑)
実は色々あるんでしょ?
色々あるかなぁ…ちょっと触れてみましょうか…
どうぞ!ワクワク。
まずは自分のコレクションから、ヘッドレスといえば、のこちら。
スタインバーガー!
やはり無頭と言えば、まず最初にスタインバーガーかな。モデル名はXP-2です。90年代入った頃のモデルかな?多分。ヘッドというか弦を通すパーツの特徴ですけど、本来は、ヘッドにもボールエンドを固定するパーツが付いてまして、所謂ダブルボースエンド弦という特殊な弦を使います。
ダブルボールエンド!使ったことないなぁ。
自分も使ったことないです(笑)ダブルボールエンド弦って入手しにくい上に割高なので…で、どうしてるかというと、画像見てもらえれば分かると思うのですが、専用のストリングアダプターを使って普通の弦を張ってます。
なるほどー。ちなみに僕が持ってるスタインバーガーギターのヘッドはこんな感じ!
お次も自分の手持ちから、
お、やはり少し違う?
そうそう。こちらは各弦の溝に穴があいてまして、そこに差し込むタイプですね。弦先を差し込むタイプのペグポストってありますけど、これは弦を巻くタイプではないので、適度な長さにカットしなくてはならないのが、ちょっと面倒かな。
なるほどー
そして、Ibanez!
ヘッドレスたくさん持ってるなぁ…流石。
Ibanezは、もう見たまんまですね。弦をロックして余ってる部分をカットする、という。
なるほどー。
他にも何種類か持ってますけど、大体、ヘッド側でロックして余った部分をカットするパターンがほとんどかな。このパターンなら普通の弦が使えますからね。
そうか。普通の弦使えたほうが便利だもんね。
後、PHILIP KUBICKI の Factor Bass も持ってますけど、これは弦を逆に張るといえばいいのかな…ヘッド側でボールエンドを固定して、ブリッジ側のギアに弦先を差し込んで巻いていくという…ちょっとというか、凄くややこしい仕組みになってます。今手元に無いので写真とかアップ出来ないのが残念…では、ここからはサウンドハウスさんの取り扱いヘッドレス見ていきましょう。
ラジャー!
こちら!
STEINBERGER ( スタインバーガー ) / Spirit XT-2 Black
おお、お手頃価格!
この Spirit シリーズは、廉価版モデルになるのかな?所謂コピーモデルではなく、正規のブリッジを使用したモデルですね。
なるほどー。
自分も最初はこのモデルでした。初ヘッドレス。値段も手頃だしお薦めです。ただ、さっきも言いましたが、普通の弦を張れないのでストリングアダプターの入手がマストではありますけど。
そう言えば前回(高機能編)で紹介したMooreもヘッドレスだったね!
MOOER ( ムーアー ) / GTRS W800 Pearl Black
うっすらヘッドがあるような無いような…?(笑)
あとはこんな変わり種も!
TRAVELER GUITAR ( トラベラーギター ) / REDLANDS D 450E
変わり種、好きですよね(笑)え、アコギでヘッドレス?
ね、この違和感が気持ちいい!
いいんだ(笑)
これもそうなんだけど、弦を通してレンチで留める構造のものが多いからどうしてもナットから少しはみ出てしまうね。
それがうっすらヘッドの正体ですね。
幽霊の正体見たり枯れ尾花、みたいなこと?
それは違うと思います(笑)
じゃあ、デュラハーンみたいな?
(無視して)ヘッドの形状というテーマで始めたのに、話題がいつの間にかヘッドレスに…もうネタが無いなら〆て下さいよ。
了解れす!ヘッドレスの世界は意外と奥が深い!そう、すべては…?
愛ゆえに!
結果テーマ変わってるやん…(苦笑)
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