
こんにちは! 作曲家のKaoruです!
今回は、「ヘッドレスギター」についてお話していきたいと思います。
ヘッドレスギターというのは、その名の通り「ヘッド」を取っ払ったギターのこと。 基本的に弦楽器といえばヘッドがあるというものが常識だと思います。 マンドリン・ウクレレ・バイオリンなど、、、これらには必ずヘッドがありますよね。
ヘッドは、チューニングをするのに重要な役割がありますからね!
しかし、最近は各メーカーが新製品をリリースしたことで注目を浴びる存在となっています。
そこで、ヘッドレスギターの歴史やメリット/デメリットをご紹介していきたいと思います。
ギター選びの参考にしてみてくださいね!
■ ヘッドレスギターの歴史
この常識を覆すようなギターをはじめて製造したのは、「スタインバーガー」というメーカー。
DTMで有名なスタインバーグという会社とは全くの別物ですよ!
1980年に開発/販売して以降、この革新的な仕様は音楽シーンを席巻していきました。
1990年頃にはその人気は落ち着き始めてしまいましたが、まだまだ根強いファンがたくさんいます。
近年ではアイバニーズが安価なモデルを販売したことで最注目されていますね!
■ メリット
○ コンパクト
標準的なスケールなので弾き心地が変わらないにも関わらず、ヘッドが無い分コンパクト!
また、軽量化もされているので持ち運びにとても優れています。 もちろん演奏の際の負担も抑えられます!
○ ヘッドレス独特の感触が楽しめる
ヘッドレスギターは、ヘッドの先で弦を固定します。 固定する部分がナット付近の横一列に並ぶことで、ナット部から先の弦角度が全て一緒になります。
つまり、弦のテンション感が揃い、ヘッドレス独特の感触が楽しめます!
○ 独自の音響特性
ヘッドの共振が無くなることで、スッキリとしたサウンドが得られます。 これはヘッドレスでしか実現することができない唯一無二の特徴といえます!
■ デメリット
○ 特殊な奏法の感覚が違う
ヘッド部の重量が無くなるので、チョーキングやビブラートといった細かいテクニックが必要になる奏法の感覚が変わります。
これに関しては、慣れればあまり気にならなくなりますのでそこまで気にしなくても大丈夫かと思います。
○ クリップチューナーが使えない
クリップチューナーは本来ヘッドに取り付けて使用します。 しかし、ヘッドが無いので取り付けれません! モデルによっては取り付けれるモデルがあるそうですが、ペダルやカードタイプのチューナーを使用することを前提に考えた方が良いでしょう!
それではサウンドで取り扱っているオススメの製品をピックアップしていきましょう!
アイバニーズのQシリーズのヘッドレスギター。
さまざまなプレイヤーの演奏スタイルを研究し、細部のパーツ類からボディの設計に至るまで、独自性とオリジナリティを追求して誕生したモデル。
ジャンルを問わずさまざまなギタリストに向けて開発されているようです。
ネックは、バーズアイ・メイプル材を加熱処理した、ローステッド・バーズアイ・メイプル材を指板に採用。 加熱処理工程を加えたことで、木材に含まれる余分な水分や油分が抜かれ、強度が向上しています。
フレットには、銅・錫・鉄・チタンからできた合金の「Jescar EVO Gold フレット」を採用。
明るい音色と高い耐久性を実現しています。
ボディ形状には、滑らかなコンター加工を施しており体にフィットします。
もちろんデザイン性にも妥協はありません! 木材は、豊かな中低音が特徴のニャト―を採用しています。
弦の固定パーツには、Ibanezが新たに開発した「Custom string lock」を採用。
耐久性に優れ、弦の交換も簡単に行えます。 また、専用の弦は不要で他社のさまざまな弦を装着することができます。
チューニングを行うブリッジでは、1音下げチューニングやそれ以上のダウンチューニングも簡単に設定可能。
弦高の調整も簡単にできるようになっています。
コントロールパネルには、トーン・ボリューム・アルタースイッチ・ピックアップセレクターが搭載されています。
最大の特徴といえるのは、ピックアップセレクターです! 5WAYなので、手元の操作だけで多彩なサウンドキャラクターを瞬時に切り替えられます。
また、ミニスイッチの切り替えで自由自在にハムバッカーサウンドとシングルコイルサウンドへ切り替え可能。
最大10種類のサウンドバリエーションが用意されています。
限られた機材でさまざまなステージをこなしたい方にオススメの仕様です。
ブラックも販売されてます↓
どちらもシンプルなデザインなので老若男女使いやすいでしょう!
ヘッドレスギターはとてもコンパクトなので、普通のギターケースに収納すると中で動いてしまいます。
そうすると衝撃にも弱くなってしまうので、ヘッドレスギター専用のギグバックをオススメします!
20mm高密度パッドや5mmのソフトフォームパッドなどを組み込んだ計28mmパッドを装備しているので耐衝撃性に優れています。
また、撥水効果のあるポリエステルを採用しているので急な雨でも大事なギターを守ってくれます。
本体ポケットの他に、小物を収納できるポケットが装備されています!
以上、「ヘッドレスギター」についてまとめてみました!
とても魅力のつまったギターでしたね。
一昔前にくらべて安価なモデルが増えたので僕も購入を検討しています。
みなさんも是非チェックしてみてくださいね!
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