こんにちは! 作曲家のKaoruです!
今回は、ギターやベースの「ヘッド」についてお話していきたいと思います。
ヘッドは、ペグ・ブランドロゴ・製造番号などを搭載したかなり重要な部分。
そんなヘッドに注目しましょう!
■ ヘッドとは?
ヘッドはペグを装着するとても大事な部分でチューニングの安定感にとても重要な役割を担っています。
メーカーごとの個性が出やすい部分で、それによりペグの配置も違ってきます。
また、弦振動の影響を大きく受けるためサウンドやサスティーンにも影響を与えます。
そのため、一昔前はヘッドを大きくするメーカーがとても多かったです。
重量もとても大事なポイントになります。
ヘッドが軽い場合→ヘッドが大きく振動することで倍音成分が豊かに響くため、ヴィンテージ系のサウンド。
ヘッドが重い場合→ヘッドはあまり振動せず、倍音の抑えられるため、ソリッドなモダンサウンド。
になります。
どちらもとても良いサウンドなのですが、好みが分かれるところでしょう。
また、「角度」「段差」も重要になってきます。
ヘッドはネックに対して、角度や段差が付いています。 それにより、チューニングの安定性や弦のテンション(張り)に影響するので弾き心地が変わってきます。
チョーキングやビブラートのような奏法を多用する方はしっかりチェックすると良いでしょう。
■ ヘッドレスギターのメリット
まだまだ主流にはなっていませんが、昔からヘッドレスギターというものが存在します。
昔に比べると、目にする機会が増えたのでご存知の方が多いと思います。 ヘッドレスギターは、その名の通りヘッドを排除したものなのですが、サウンドや演奏性が気になるところですよね!
○ メリット
演奏性でいえば、ヘッドが無い分かなり軽量になりますので体への負担が抑えられます。
長時間の演奏でもかなり快適でしょう! また、コンパクトなので持ち運びも楽チンになります。 ライブハウスやスタジオなど、何かと移動の多いバンドマンにはかなりオススメです。
サウンド面で言えば、ヘッドへの弦振動が伝わらないので「ヘッドレス」ならではの唯一無二のサウンドになります。
理論上で言えば、タイトで引き締まった、とても伸びる音が得られると言われています。
■ ペグの種類と特徴
チューニングする上で最も重要なのがペグ。 もちろんサウンドにも大きく影響します。
一言にペグと言っても、いくつかの種類がありますので見てみましょう!
○ クルーソンタイプ
ギヤを覆うケースが鉄板をプレスしたもので作られているのがクルーソンタイプのベグ。 最もポピュラーなタイプだと思います。
ストラトキャスターのようなエレキギターやアコースティックギターにも使われます。 1940年代にクルーソン社によって発売されたので「クルーソンタイプ」と呼ばれています。
特徴としては、比較的軽量でビンテージ感のあるサウンドになります。
○ ロトマチックタイプ
ギヤを覆うケースがダイキャスト(鋳造)で作られているものがロトマチックペグ。
クルーソンタイプよりも歴史が浅く、クルーソンタイプの弱点の多くをカバーした構造になっています。
特徴としては、重量が重い、サスティーンが優れている、衝撃に強い、つまみのトルクを調整できるといった点です。
サウンド面では、タイトな引き締まった感じです。
○ ロック式ペグ(ロッキングペグ)
弦をネジなどで固定することによって弦をロックするペグ。
構造が複雑であるため従来のものに比べて、壊れやすかったり、トラブルになりやすかったりします。
特徴としては、チューニングの安定感、弦交換が楽、弦のテンション(張り)が揃うという点です。
■ ペグの注意点
ペグは弦と直接触れる部分です。
なのでテンション(張り)やギヤの擦れなどによって徐々に磨耗していきます。
消耗することで、弦がガタついたり、安定したチューニングができなくなりますので交換が必要になります。
つまり、【消耗品】というですね。
通常のペグであれば、10年前後持ちますが、忘れがちになりますので注意が必要です。 また、ペグを固定しているボルトやナット、ツマミの横のネジが緩んでいることが不調の原因の場合があるのでチェックしましょう。
サウンドハウスで購入できるオススメのアイテムをピックアップしていきましょう。
面倒なチューニングを簡単に行ってくれる画期的なアイテム。
ペグにセットして弦を鳴らすだけで、ペグを自動で回転させていつでも的確なピッチを素早く行ってくれます。
レギュラーチューニングはもちろん変則チューニングにも対応しています。 また、
- ウクレレ
- マンドリン
- バンジョー
などの弦楽器にも対応(※ベースには非対応)していますので1つ持っておくとかなり便利です。
バイブレーション付きメトロノーム機能が搭載しているので練習にも重宝するでしょう。
コンパクトなのでギグバックにすっぽりと収まります!
MUSIC NOMAD ( ミュージックノマド ) / MN221 -GRIP Winder-
安価で手にいれたい場合はコチラがオススメ!
デュアルベアリングを採用したストリングワインダーは、素早く弦を巻いてくれます。
- エレキギター
- アコースティックギター
- ベース
- ウクレレ
- バンジョー
- マンドリン
などあらゆる楽器に対応しています。
しかし、オートチューニングは対応していないので注意!
ペグを回すのって意外と面倒で手が痛くなりがちですが、そんなストレスから解放してくれます。
価格もかなりお求めやすい!
STRETCHA ( ストレッチャ ) / The String Stretcha
新しい弦を伸ばしてチューニングを安定させるのに便利なストリングストレッチャー。
弦をブリッジ側からから持ち上げてそのままナットまでスライドするだけとなので誰でも簡単に行えます。
弦交換直後の不安定な状態から解放されます。
余計なストレスが無くなるのでかなりオススメ!
以上「ヘッド」についてお話していきました。
新しいギター/ベースの購入を検討している方は、これらのポイントをしっかりチェックしてみてください!
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