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30周年記念パーティーを思い切り楽しむ! 大勢が集まると全員が爆笑する日本の異次元文化とは?

2023-03-06

テーマ:サウンドハウス創業者のコラム「Rickの本寝言」

Rickの本寝言 サウンドハウス創業者が本音をついつい寝言でつぶやく!

日本の飲み屋は大勢が集まると、うるさくなる!誰もがそう思わないだろうか。徳島駅前のワタナベは1000円で美味しいステーキを食べることができるので、行く度に必ず立ち寄っている。しかし、女子にも人気のワタナベでは4人以上集まると、女子だけの会でも大声で、みんなが一緒になって大笑いするのが常だ。笑うタイミングを合わせて、全員がそろって「ワッハッハー」と大声をあげるのだから、うるさくてたまらない!楽しいのはいいことだが、そこまで爆笑しなくてもいいのではと、嫌な思いを何度もしている。

徳島だけじゃない。宮城県の女川は男の町だが、そこも一緒だ。居酒屋に男性が4人以上集まると、間違いなく大声で全員一緒に大笑いする。これもまたうるさい。耳栓が欲しいくらいだ。違う飲み屋に行っても結果は一緒で、みんなが一斉に爆笑するのが常。無論、東京の赤ちょうちんも例外ではない。仲間が数名集まって飲み始めると、同時に大笑いするのだ。その大声ときたら、たまらなく耳をつんざく。もはや静かに飲めるのは、おしゃれなワインバーしかないと思い、大好きな池袋のワインバーに先日行ってみた。すると男女2人ずつの4名が横に座り、ワインを飲みながら、何と大声で一緒に大笑いするのだ。まさかのうるさいワインバー。もはや日本に静かな飲み屋はないものか。。。

つい先日、早稲田大学で言語学を教えている教授と一緒に飲みに行った。東京目白での話だが、その居酒屋は満席。そして案の定、すぐそばのテーブルでは4名の男性が飲み食いし、大声で話しながら時折一斉に爆笑する。とにかくうるさい連中で、こちらが2人で話し合いたいのに、相手の声が聞こえないほどの雑音だ。その時、教授がひらめいたのだろう。ひとことつぶやいた。「これは日本の文化なんですよね。話がのってくると、みんな一緒になって笑うことにより和になる。こんなのは欧米の文化にはないよね、欧米では人数が多くても、あくまで1対1の感覚で、笑いたい人が笑う。だから日本はうるさいんです」と。類似した文化は韓国にはあるが、中国は違うということ。なるほど、さすが早稲田の教授だ。鋭い。アメリカに20年住んでいたが、確かにワインバーでの飲み会で話がはずんでも、みんなで一斉に大声で大笑いするということは、あまりなかったように記憶している。笑う人は笑い、食べたい人は食べ、それぞれが楽しんでいるような感覚なのだ。

みんなが一緒に笑う、もしくは笑わなければならない空気感というのは、日本の文化なのかもしれない。一斉に笑うことにより、仲間意識が高まるようだ。だから、テレビをみてもお笑い芸人に限らず、一緒に出演する芸能人は誰しも一緒に笑わなければならないかのごとく、作り笑顔してでも、同時に笑っている。どう見ても本気で笑っている芸人は少なく、明らかに作っているな、という顔をしてまで笑うという流れができあがっているのが、こっけいだ。が、それが日本の文化なのだ。

さて、こんなつまらん話をしている理由が、30周年記念パーティーにつながるということ自体、自らがお笑いの罠にはまってしまった証拠かもしれない。所詮、僕らは日本人だ。お笑い芸人と一緒で、みんなで一緒に笑って、「ワッハッハー」と大声で叫ぶことにより、盛り上がる人種なのだ。しかも同時に、一斉に声をあげることにより、仲間意識が高まるのだ。そして普段から一人では他人とあまり話をしないおとなしい人でも、みんなと一緒になってお酒が入ると、吠えはじめる!しかも嬉しそうに、楽しそうに、本気で笑う。これもまた人生の在り方、楽しみ方として、ありなのだろう。

だから30周年記念パーティーは、まさにみんなの本領発揮の時だ。成田、徳島、女川、京都、全員が初めて一緒になり、貸し切りの宴会場を利用するので、なんら躊躇することもない。みんなで大騒ぎして、大声を出して騒げるのだ。自由な空気感の中、一緒に笑うのもよし、おなかを抱えて爆笑するのもよし、とにかく楽しむことができる。しかも徳島最高峰の食事までが用意されている。もはや何の遠慮もいらない。きっと全員が大騒ぎして、満喫できると確信している。

おそらく創業以来、初めてで最後の全社祝賀会になる。予算も半端ではなく、何しろ100余名が飛行機で成田、羽田から徳島に飛ぶので、もはやチャーター便の世界だ。そして徳島でなければならなかった理由、それは徳島でやらなければ、徳島県民は県外に出たがらないので徳島が除外されてしまうことに他ならないからだ。成田で祝賀会をやれば、徳島のスタッフはほとんどが来れなくなるのはわかっている。無論、女川ではやる場所もないし、宿泊できるホテルもない。東京でも無理。淡路島はなお、無理。が、徳島には、150名が一斉に集まり、楽しむことができる場所がある。しかも最高級の宴会場だ。よって創業者としての特権を用いて、30周年パーティーの場所を徳島と決めた。

今回の祝賀会が失敗するか、成功するかは、みんなの気持ち次第だ。徳島最高級のビュッフェ形式の豪華な食事、著名ソムリエが提供する最高のワインが飲み放題。徳島No.1 のジャズピアニストによる極上の生ピアノBGM,そしてサッポロビール協賛による50Lもの生ビール提供。どれをとってみても、2度とない、最高レベルの祝賀会のプランだ。みんな大声で楽しみ、爆笑ありきで満喫してもらいたい。これが今の自分にできる最後のお楽しみプレゼントになるかもしれない。

Rick - 中島尚彦 -

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。GIT(Guitar Institute of Technology)第2期生のギタリスト。80年代にキリスト教会の牧師を務め、音楽ミニストリーに従事しながら、アメリカで不動産会社を起業。1989年、早稲田でライブハウス「ペトラクラブ」をオープン。1993年千葉県成田市でサウンドハウスを創業。2001年、月間地域新聞日本シティージャーナルを発刊。主幹ライターして「日本とユダヤのハーモニー」の連載をスタートし、2010年よりwww.historyjp.com を通じて新しい切り口から古代史の流れをわかりやすく解説。2023年、一般財団法人サウンドハウスこどものみらい財団を創設し、こどもたちの支援にも従事。趣味はアイスホッケー、ピアノ演奏、トレイルラン、登山など。四国八十八ヶ所遍路を22日で巡る。グループ企業の経営指導に携わるかたわら、古代史の研究に取り組み、日本のルーツ解明と精神的復興をライフワークとする。

 
 
 
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