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男の美容学を考える・・・ いつまでも自分の顔を若く保つために

2022-10-31

テーマ:サウンドハウス創業者のコラム「Rickの本寝言」

Rickの本寝言 サウンドハウス創業者が本音をついつい寝言でつぶやく!

つい先日、某日本メーカーの代表者と食事をした時のことである。ふとしたきっかけで、相手社長が、「僕は今、美容に凝っているんだよね」と楽し気に話し始めた。日々の仕事に追われ、自分が稼ぐお金を使う時間も場所もないので、美容だけが楽しみだというのだ。なるほど、そういう考え方もあるのかと、興味津々に聞き入っている自分がいた。

確かに彼の顔は輝いていた。もう60代半ばだというのに、シミ、そばかすが全く目につかず、顔面全体がつるつるになって光輝いているのだ。これは化粧のおかげなのか、何なのか、さっぱりわからなかったことから、質疑応答が始まった。するとまず、顔のシミは、レーザーでシミ取りをするということがわかった。そしてまめにケアをすることが大事。すなわち、美容液を塗ったり、日焼け予防のためのUVケアをしっかりするということだ。彼はゴルフもするので、直射日光がガンガンあたるはずだ。それは大丈夫か、と聞くと、UVケアをしているのでOKという。

その社長は自分の顔を美容ケアするために、定期的に美容クリニックに通っているそうだ。そして秋から冬、日差しが強くない頃に徹底してスキンケアとシミ取りを行い、夏にかけては手を抜くらしい。それはレーザー治療の後、その箇所が紫外線に当たると、余計、シミが出やすくなるため、そのリスクを避けて治療を継続するための知恵ということだ。なるほど、と思えなくもない。

そもそも自分は、日焼け止めのクリームなど、買ったことも使ったこともなかった。何しろ元々はテニスプレーヤーで10代は真っ黒に日焼けしていた。また、海岸近くのアメリカの高校に行っていたことから、週末はいつも友達とビーチに行っていた。日焼け止めなど考えたこともなかった。そんなこといちいち考えるくらいなら、もっとやりたいことをどんどんやってしまえ、というのが自分の信条だったのだろう。日焼けはかっこいい、と当たり前のように思っていた。

そんな自分の心に激変が生じることとなる。社長との会話から美容の効果を多少理解しはじめていたちょうどその時、ある日、スマホで撮影した自分の顔を見る機会があった。すると何ということだろう。普段はまったく目につかなったが自分の顔のいたるところに、真っ黒のシミが浮かび上がっているのだ。まさに青天の霹靂だ。顔の皮膚はつやもあり、まあまあ、若くてまともだと思っていたのだが、スマホで撮ると、黒いぶつぶつでいっぱいなのだ。仰天してしまった。

「ちょっとこりゃ、やばい!」という思いから、自らが真剣に美容を考えることにした。確かに自分も社長のように時間もなく、買いたいものもなく、日々、仕事に追われるだけの人生を歩んでいる。しかも自分は美容など一切関わったこともなく、髪を染めたこともない。ありのままが一番いい、と信じてきた人だ。その思いが一気にくずれた。そしてまずは社長に追いつけ、追い越せ、と言わんばかりに、黒い点々としてスマホに写ってしまうシミ取りに挑戦することとなる。

結果は一目瞭然だった。1回だけレーザー治療を受けて、20発程度、ビシバシと、光をあてられた。その1週間後、ぽろりと皮が剥けて、きれいな肌がでてきた。そして美容系のクリームを複数いただき、なおかつ、しみを防ぐためのお薬も日々、飲むことを勧められた。そこまでして綺麗になりたいのか!! という愚問はもはや通じない。「なりたい!」、ひたすらあの社長に追いつけ、追い越せ、という一念で、生まれてはじめて、自分の顔をケアするようになった。

ところが問題は慣れと怠慢。当初はしょっちゅう、日焼け止めクリ―ムを塗るのを忘れてしまい、直射日光にがんがんあたってしまうことが少なくなかった。また、時には島に行って土木作業をすることから、直射日光は避けられない立場におかれる。その場合、たっぷりと日焼け止めUVクリームを塗ったつもりだったが、大量の汗をかいてしまい、すっかりクリームが流れていることに気づかず、顔を日焼けしてしまうこともあった。その結果、治療を受けた箇所が赤く腫れ、あとでシミがまたでてきてしまうという屈辱も味わった。

そうこうしているうちに、だんだんと知恵が増してきて、凡ミスしなくなるように成長してきた。そして半年たった今では、およそ毎日の美顔ケアが当たり前のようになってきた。そもそも美容は時間がかかる。これまでは洗顔しただけで、さっと朝、出発していたのに、そうもいかなくなった。自分の顔とにらめっこしながら、一のクリーム、二のジェル、三のクリームとかいって、儀式のように淡々粛々と顔のケアをする。なるほど、女性はこんなこと毎日やっているから、化粧に時間がかかるんだと、つくづく実感することとなる。

つまるところ、若く見えることはいいことだ。気持ちにはりがでる。それにも増して、実際に肌が若返ってくることをも実感できる。まさに快適な気分となる。あ。。それこそ、あの社長が言っていたことだ。美容が楽しくてしょうがないと。。。なんとなくわかってきたこの頃である。

Rick - 中島尚彦 -

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。GIT(Guitar Institute of Technology)第2期生のギタリスト。80年代にキリスト教会の牧師を務め、音楽ミニストリーに従事しながら、アメリカで不動産会社を起業。1989年、早稲田でライブハウス「ペトラクラブ」をオープン。1993年千葉県成田市でサウンドハウスを創業。2001年、月間地域新聞日本シティージャーナルを発刊。主幹ライターして「日本とユダヤのハーモニー」の連載をスタートし、2010年よりwww.historyjp.com を通じて新しい切り口から古代史の流れをわかりやすく解説。2023年、一般財団法人サウンドハウスこどものみらい財団を創設し、こどもたちの支援にも従事。趣味はアイスホッケー、ピアノ演奏、トレイルラン、登山など。四国八十八ヶ所遍路を22日で巡る。グループ企業の経営指導に携わるかたわら、古代史の研究に取り組み、日本のルーツ解明と精神的復興をライフワークとする。

 
 
 
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