自分の時間を持つ、ということは永遠の夢なのだろうか。自由にできる時間が足りない原因は、1日24時間しかないからに他ならない。30時間あれば、うーん、何とか追いつく気がしないでもない。おっと。。。これも夢うつつの暴言だ。自分の時間が持てないのは、自身の自己管理に責任があることは、百も承知だ。
時間との闘いにおいて一番の大敵は加齢、つまり歳をとることだ。体が言うことを効かなくなることがつらい。例えば、無性に眠気に襲われることが多くなったことを痛感する昨今である。数年前までは、ごく普通にビールやワインを飲みながら、夜半過ぎまで仕事をしていたものだった。ワインボトル1本飲みながらでも、仕事は捗った。それが今では、ちょっとお酒を飲むだけで、夜も10時を過ぎると一気に深い眠気に襲われる。これだけで、仕事の時間が日々、数時間は奪われることになる。お酒を飲まなくても、眠たいことに変わりはないようだ。
では早寝早起きに徹して、早朝に仕事をすればいい、というのが常套手段だ。しかしながら、これまで日々、5時台に起きていたこともあり、朝の出足は変わらないような気がしている。そしたら、早寝をすると睡眠時間が長くなるのだから、休息がもっととれて、日中に活気がでる!と言いたいところだ。しかし、ここにも加齢の影響があることがわかった。歳をとると、眠りが浅くなるのだ。だから、5-6時間寝ても、4時間くらいしか寝たような気持ちにならない。つまり、夜更かしして睡眠時間が短かった時と、体感上は何ら変わらないのだ。
眠りが浅くなるという課題を改善するために、欧米ではメラトニンというサプリを飲むことが主流になっている。睡眠の質を向上させるサプリとして多くの医者が勧めているホルモン剤であり、欧米では大変安価ではあるが、何故か日本では承認されないまま今日に至っている。一説では薬剤会社のロビー活動により、それが止められているという。何故なら、大勢の方がメラトニンを日々服用することにより、さまざまな睡眠障害に関する病気が治ってしまうからだ。アメリカに長年住んでいたこともあり、メラトニンは以前から飲んできた。そんなこともあってか、睡眠の質が向上しているかどうかさえ、今以て知る術がない。飲まなくなったら、おそらく睡眠の質は悪化するに違いないことは、何となくわかる。
行き着くところ、人間にとって日々の生活の中で一番良いことは、美味しいものを食べて、夜、ぐっすりと寝ることだ。それが幸せの秘訣であり、議論の余地がない。しかしながら3足のわらじを履いている自分は、日々時間に追われ、分単位で動くしかない。それが自分に与えられた宿命だ。よって、食べる時間も限られ、何よりも朝は立ち食いそばを食べている。イカ天そばと春菊そばが美味しい。昼はと言えば、丸亀製麺のきつねうどんだ。いずれも10分しか食べる時間がない!そしてやることが山ほどあるから、さっと次のアクションに向かい、日々、意識が朦朧とするまで仕事を続けることになる。そしてふと気がつくと、夜中の2時、椅子に座ったまま、寝過ごすことが多くなった。これでは長生きができるわけがない。自己管理の徹底を今、心がけなければ、もう人生、先はないとみた。さて、どうするかだ。。。
