
こんにちは!作曲家のKaoruです!
今回は、エフェクターの基礎知識まとめの「イコライザー 」のエフェクターについてお話ししていきたいと思います。
こちらのエフェクターは、「フィルター系」というカテゴリーに分類されています。
ペダルだけでなく、アンプに搭載していることが多いので触ったことがある方が多いと思います。 音楽アプリや音楽プレーヤーなどにも搭載されていることが多い機能なので、音楽家以外の方にも馴染み深いエフェクターだと思います。
説明しなくても、何となくどんなものなのか理解している方が多いと思いますがまとめていきましょう!
■ イコライザーとは?
イコライザーは大きく分けて「グラフィックイコライザー」と「パラメトリックイコライザー」の2種類があります。
効果としては、特定の周波数レベルをブースト(上げる)したり、カット(下げる)ことで音作りをすることができるエフェクターです。
とてもシンプルなものではありますが、使い方次第でさまざまな効果を得ることができる奥深いものなのです。
エレキギターだけでなく、ベース・シンセサイザー・ドラムなどさまざまな楽器で使用されます。
また、DTMerであればミックスなどで使用することが多いでしょう。
サウンドメイクの基本となる重要なエフェクターです。
■ グラフィックイコライザーとは?
それぞれの周波数を視覚的に捉えて操作することができるイコライザー。
周波数毎に上下に動かすことができるツマミがあり、上に持ち上げるとブースト、下げるとカットすることができます。
調節できる周波数帯は、モデルにより異なります。
左から右にかけて低域→高域という調節ができます。
とても分かりやすく、サウンドメイクの勉強に最適!
レコーディングスタジオなどでは、グラフィックイコライザーが常設されていることが多いです。
■ パラメトリックイコライザーとは?
多くの周波数帯域をコントロールするものではなく、ある周波数を選んで、細かくアップさせたりダウンさせたりして音色を変えるイコライザー。
視覚的に認識することが困難で自由度が低いことから上級者向けの機材といえます。
一定のポイントで広範囲の周波数を調整できることや、通るフィルターが少ないことで音質劣化を抑えることができるといった特徴があります。
それではサウンドハウスで取り扱っているオススメの製品をご紹介していきましょう!
MXR ( エムエックスアール ) / M108S 10 Band Graphic EQ
コンパクトな筐体でありながらも、幅広い音域のコントロールを実現した10バンドグラフィックイコライザー。
M108にノイズリダクション回路とトゥルー・バイパスが追加されています。
軽量なアルミニウムボディなので、利便性・耐久性にとても優れています。
2系統出力にも対応し多彩なセッティングが可能。
エレキギターだけでなく、ベースで使用してもかなり活躍してくれるでしょう。
フェーダーを操作した際の音の変化が分かりやすいので、直感的な操作することができるのも魅力的!
常にON状態にして基本的なサウンドメイクをしたり、ソロやリード時のブースター的な使い方もできます。
BOSS ( ボス ) / EQ-200 GRAPHIC EQUALIZER
視認性抜群のディスプレイと10バンド・イコライザーを2基搭載したグラフィックイコライザー。
かなり低ノイズなので、多少大胆なセッティングをしても大丈夫です!
原音をそのままコントロールすることができるので、使い慣れてしまえば自由自在なサウンドメイクができます。
MIDIでの操作にも対応しているのでさらに柔軟な操作を実現してくれます。
TECH21 ( テック21 ) / Q STRIP ベース/ギター用イコライザー
定番ベースプリアンプ「サンズアンプ」で有名な「TECH21」がリリースしたパラメトリックイコライザー。
ギター/ベースだけでなくさまざまな楽器で使用できます。
バッファーが内蔵されているので、このエフェクターを通すだけでかなりパンチの効いたサウンドになります。
音域のコントロールもわかりやすいので、目的のサウンドにすぐにたどり着くことができます
BOOT-LEG ( ブートレッグ ) / DR.MID RICH ミッドコントローラー
中音域のコントロールに特化したイコライザー。
コントロールパネルには、MID EQ、BOOSTのみという極めてシンプルな仕様。
ソロやリードプレイなどの目立ちたい時に重宝します。
かなり効きが良いので強烈なサウンドを求めている方にオススメ!
FabFilter ( ファブフィルター ) / Pro-Q3
作曲家・エンジニアにかなり人気のイコライザープラグイン。
各セッティングを把握しやすい洗練されたユーザーインターフェース。
登場以来、かなりのロングヒットを記録したことで3までバージョンアップしました!
最大24のEQバンドなので、かなり細かいところまでセッティングすることができます。
また、インテリジェントソロモードでは問題のある周波数を特定したり、特定帯域だけにエフェクトを掛けることができます。
究極のイコライザーだと思います。
以上、「イコライザー」の解説とオススメの製品をご紹介していきました。
イコライザーは、慣れれば誰でも使用できるようになります!
サウンドメイクがうまくいかず悩んでいるのであれば、導入してみてはいかがでしょうか!
コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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