前回まではハーモニカのマエストロであるトゥーツ・シールマンスの世界をリポートさせていただきました。 今回はハーモニカといっても鍵盤ハーモニカをテーマにしてお話を進めます。 私たちの小学校時代、音楽の時間に個人用の楽器として購入したの
涼しいハーモニカはボサノバとベストマッチ! トゥーツ・シールマンスのハーモニカについてのパートⅢです。 私はハーモニカの音色について、どちらかといえば泥臭く垢抜けない印象であると、ブルースハープを例にあげて書かせていただきました。視
前回は、トゥーツ・シールマンスという稀有なハーモニカ奏者の存在と、そのアルバムなどを紹介しました。 ハーモニカがバンドのアンサンブルの主役になるのか?といえば、普通はNOでしょう…と私は思っていました。しかし実際はそうではあ
好きではなかった楽器、ハーモニカ… 前回は売れる音楽と高度な音楽の意外なコントラストについて、自身の想いも含めて書かせていただきました。 今回はあまり振り向かれることのなかった楽器、ハーモニカをテーマに音楽を考えたいと
メジャーコードは明るく、マイナーコードは悲しい響き? 一般的にメジャーコードは明るい響きとされ、マイナーコードは悲しい響きとされています。 確かに楽曲では、そのように扱われることが多いと思いますが、必ずしもそう聞こえるとは限りません。
和音に関して、倍音という視点で、スペクトラムアナライザを使いながら見ていきたいと思います。 メジャースケールの各7音と基音との関係を、倍音として出現する順に並べています。 サウンドは倍音の多いストレートなノコギリ波を使います。 この波形は高
音楽における倍音の重要性 音楽のあらゆる要素は倍音の影響を受けていますので、倍音のことが分かると様々な応用が可能になります。音色、音律、スケール、コードなどは、全て倍音が基本となっています。しかし、音楽分野では倍音から派生した理論につ
リチャード・ペイジ、ペイジズの場合… 前回までは、ジャズやポップスといったジャンルを超えた音楽の融合などをテーマに原稿を書いてきました。その中で、音楽ジャンルによる「売れる」「売れない」という商業的な切り口にも触れていま
Jポップからジャズへ…から、ジャズ側からのJポップへの確信的歩み寄り 前回まではJ-POP側からジャズへのアプローチをテーマにしてきましたが、今回はジャズ側からJ-POPへの歩み寄りに焦点を当てます。 アートの世界
4ビートは難しい!のか? 前回に続き、どうしてジャズがロックやポップスの中に浸透しないのか?なぜジャジーはあるがジャズがないのか?の理由を、クライアントが存在する楽曲を例に考えてみます。 クライアントにとってジャズという音楽は、
ジャジーなJポップは数多く存在するが・・・ 4ビートといえばジャズ。ジャズといえば4ビートです。そこにランニングベースが加わり、ジャズビートのベースが出来上がります。 2014年にアカデミー賞を受賞している映画、「セッション」で
皆さんは「国立国会図書館」をご存じでしょうか? 名前はなんとなく聞いたことがあるという方もいらっしゃると思います。 国立国会図書館は、国会議事堂のある東京・永田町に位置する国立の図書館で、日本国内で出版されたほぼすべての出版物を収集・保
今回もサウンドトラックの巨匠でありジャズ・ミュージシャンの巨匠を 前回は映画音楽の巨匠であり、ジャズピアニストとしても知られているラロ・シフリンの音楽について書かせていただきました。 ラロ・シフリンはアルゼンチン生まれなだけあり、南
秒読み段階に入った新作ミッション:インポッシブル「ファイナル・レコニング」 夕方のエンタメ系ニュースでトム・クルーズが三鷹の森ジブリ美術館に来たことを知りました。 トム・クルーズはミッション:インポッシブルの「ファイナル・レコニング
ポリフォニック・シンセサイザーの名機といえばシーケンシャル・サーキット社(現在はシーケンシャル社)のプロフィット5、オーバーハイムのOB-X、OB-Xa、OB- 8、ヤマハのCS-80、ローランドのジュピター8といった伝説のポリシンセの名前