大変お久しぶりのブログだ。
今回は、まだ入荷前だが大ヒット間違いないと思われる商品を紹介したい。
それはPLAYTECH「PAT100」だ。
自社製品のため、私がサンプル品を検証したのだがそのクオリティとポテンシャルに驚いた。
まずPAT100とは何かを説明しよう。
これはダミーロードとアッテネーターが一体化した超絶便利なものである。
商売柄、アンプの修理が多いのだが一番困るのが大音量で鳴らして問題が無いかを確認する作業だ。
200Wのベースアンプをフルパワーで鳴らして異常が無いか確認することなど普通はできない。
しかし、PAT100があれば可能である。
修理が完了したアンプをランニングテストする際、サイン波や音源を入力して出力波形をオシロスコープなどで確認するのだが、その際アンプにはスピーカーの代わりになるものを繋ぐ必要がある(音を出さないようにするため)。
そこでPAT100の出番である。
真夜中にMarshallの100Wクラスをボリュームフルで鳴らしまくりたい時。
やはりPAT100が必要である。
レコーディングや音源制作でどうしても生々しいアンプの音をライン信号レベルで出したい時。
そう、PTA100が何とかしてくれる。
とまあ、そのポテンシャルはものすごく深い。
さらにアッテネーターとしてアンプとスピーカーの間に接続した場合、今までのアッテネーターだと音質の変化が大きく、スカスカの使えない音になってしまう事も珍しくなかった。
私が試した感じでは音源として充分に通用するレベルの高音質で、かなり微妙な音量変化も思いのままにコントロールできた。
特に秀逸なのはアッテネーターとして使用した際のコントロールだ。
Volumeで大まかに音を減衰させ、一番音を小さくした時は更にFINEつまみでボリューム0から一番小さい音までの細かい音量調整を可能にしている。
裏面を見てみよう。

通常、アッテネーターの場合はアンプとスピーカーの間に接続して音量のコントロールをするため、アッテネーターの先は必ずスピーカーに接続する必要があった。
しかしPAT100はダミーロードを内蔵しているため、アンプとPAT100があればスピーカーにつながずともダイレクトにライン信号として減衰した信号を出力できるのだ。
しかも同時にヘッドフォンも使用できるという優れもの。
アンプ修理の際は、大音量での検証時にノイズ量などをヘッドフォンでモニターできて、ありがたい事この上ない。
フロントパネル、リアパネル共にLEDが何個か付いているが、これはアンプからの出力を電力に変換して点灯させるため電源は不要だ。
ただし、かなり大出力じゃないと常時点灯はしないので、常に点灯させたいならACアダプターを使用してもいい。
さらに、耐入力250Wなのでほとんどのギターアンプに使用できるほか、長時間の使用に対する放熱対策も底板に大型FANが装備されていて安心だ。

こんな便利なダミーロードアッテネーターは初めてだ。
販売価格を考えてもベストセラーになる事は間違いない。
まだ入荷はしていないがすでに予約が入っている。君も急いだほうがいい。
販売価格はなんとこの内容で29,800円!!!!!(※価格は2025年11月現在)
私は既にサンプル品を仕事で使用しているが、もう手放さない。
次回のブログをお楽しみに。







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