CLASSIC PROのハイエンドケーブルを作ってみる

2025-12-30

寒い、いや寒すぎる。12月でこんなに寒いなら1月や2月はどうなってしまうのだろうか。こういう時に真空管アンプを持っているとギターを弾きつつ暖を取ることができるので、一石二鳥ですね。
さて、今回はギター用のシールドを自作したいと思います。今回自作するケーブルはこちら！

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / HGC6N 切り売り楽器用ケーブル 1m

クラシックプロのハイエンドケーブル、皆さんご存じでしょうか。おそらく多くの方がご存じなのはこちらの商品だと思います。

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / HGC050 ハイエンド楽器用ケーブル(シールド)

このケーブル部分のみを1m単位で切り売りしているのがHGC6Nというわけです。
「ケーブル作るのって難しそう、、、」と思われる方も多いかもしれませんが、意外と簡単に作成することができます。しかも、こんなメリットがあります。

メリットその1: 自分の好きな長さのケーブルにすることができる。
メリットその2: 既製品のケーブルよりも安上がり。
メリットその3: コネクタとケーブルの組み合わせが自由なため、既製品にはない組み合わせでケーブルを作成することができる。（ケーブル沼にハマることができる）

どうですか、いいことだらけですね！！！確かに手間と時間はかかりますが、私はそれを楽しいと思ってしまうタイプなのです。ボードのパッチケーブルを作成するときとか最高に楽しいです。
まあ話はほどほどにして早速作っていきましょう。

今回使用した材料は以下の2点です。

HGC6N × 5m

P12 モノラルフォンプラグ × 2個

CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / P12 モノラルフォンプラグ

作成手順

1. ケーブルの被覆を剥きます。今回は13mm程度剥きました。

カッターを使って周りに切り込みを入れ、ペンチなどではがします。この際、深く刃を入れすぎると銅線が切れてしまうため、様子を見ながら少しずつ刃を入れるとよいです。

2. シールド線をまとめて捩ります。

3. 芯線の被覆を剥きます。

被覆を剥いたらこちらも捩っておきましょう。ケーブルストリッパーがあると簡単に被覆が剥けます。

4. シールド線と芯線にはんだを乗せます。

5. プラグを分解し、チップ部分とスリーブ部分にはんだを乗せます。
実際にケーブルを当ててみて、くっつける予定のところに乗せていきましょう。

6. シールドとプラグをはんだ付けします。
あまり時間をかけすぎると被覆が溶けてしまうので、できるだけ手早く行いましょう！

私はへたくそなので少し溶けてしまいました、、、

7. 根元部分をペンチでカシメます。

8. 大事な工程を忘れていました、、、
実は、芯線の周りにある黒い被覆は絶縁体になっています。接触してしまうと音が小さくなってしまう原因になるので、工程4のあたりでカッターを使って取り除いてください！

9. キャップを締めます。

10. 反対側も同じように作りましょう。
この際、はんだ付けする前にキャップを差し込んでおきましょう！忘れると一度つけたものを外す手間が増えます。

11. テスターで導通を確認して完成！

それでは、早速完成したケーブルでギターを弾いてみましょう！

うんうん、イイ感じです！既製品のケーブルと比べて見ましたが、全く問題なく使えています。今回は5ｍ作って￥1,800(税込)だったので、市販のものと比べるとかなりお得だと思います。確かに、最初ははんだごてや工具をそろえるのにお金がかかってしまいますが、一回買ってしまえば今後のケーブルやボードを組む際のパッチケーブルなど、すべて自作できるので元は取れると思います。
次回は、いろいろなケーブルを自作して音を比較してみようと考えています。今回作ったものと↓のケーブルも比較してみようと思うので、お楽しみに！

⇒ CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / HGC050 ハイエンド楽器用ケーブル(シールド)