こんにちは。こちらに投稿させていただいておりますYoshitakaです。
アコギやベースをミキサー経由で録音するようになって、まだ4カ月(2020.11時点)程度のDTM初心者なのですが、少しずつ拘りも持ちたくてサウンドハウスさんでダイレクトボックス(以下DI)を購入しました。
使用感に加え、無知であった専門用語知識をまとめる意味でも筆をとりたいと思います。
今後、DIを購入される方の一助になれば幸いです。
1、DIの主たる機能
DIの主たる機能は以下の通りです。こちらはサウンドハウス虎の巻より引用。
- インピーダンス変換
電池を使わないパッシブタイプのエレキギターやエレキベースのハイインピーダンス信号をそのままミキサーに出力すると高域減衰などの問題が生じるため、DIを経由してローインピーダンス信号に変換する。 - アンバランス信号からバランス信号への変換
エレキギターなどの電気/電子楽器から出力されるアンバランス信号をノイズに強いバランス信号に変換し、長いケーブルの取り回しでもノイズが乗りにくくなる。
引用『サウンドハウス虎の巻 DI(ダイレクトボックス)とは』
2、使ってみたDIとその感想
(1) パッシブタイプ
アコギのピックアップがFishman Rare earth blend であることからステレオ出力できる当機種購入。
初めてのDIになりました。当機種を通すと音の粒立ち/音抜けが良くなり、アコギサウンドが明瞭になった感じがします。ただパッシブなので出力レベルはミキサー直より落ちました。 ミキサー送りは3/4端子入力(XLR-TRS変換)より、1/2マイク入力(XLR-XLR)の方が断然良かったです。(サウンドハウスサポート担当者様からのアドバイスでした。ありがとうございます。)
(2) アクティブタイプ
■ CLASSIC PRO / CDI-1A アクティブ・ダイレクトボックス
パッシブベースをミキサー出力する際に使用。アクティブタイプは高価なものが多いので、コスパ断トツのクラプロを購入しました。音の輪郭がハッキリした感じで快適です。エレキギター、パッシブベースなどハイインピーダンスの楽器にはアクティブDIを推奨されている記事が多くみられたのでそのようにして正解だったと感じています。なおミキサーにもHI-Z入力はあるのですが、DI経由の方がより鮮明な感じがしております。
上記2台のDI併用ですが、可能であればアクティブステレオがあればベストだったかもしれません。
ただアクティブステレオ(2ch)DIはかなり高価なので、1チャンネルアクティブを2つ買っておいても良かったのかもしれません。
3、用語集
オーディオの知識もほとんどないので用語が最初全くわかりませんでした。マニュアルも知っていること前提での記載でしたので理解できなかったため、用語を調べました。下記に追記しておきます。
- アッテネーター(減衰機)
信号を適切なレベルに減衰させる装置。機種によっては可変式だが固定式もある。減衰値がいくつか固定の場合は後述のPADスイッチとなる。なお可変式アッテネーターをゲインボリュームと呼ぶケースがある。 - PADスイッチ
アッテネート(減衰)可能な音の強さ(dB)を指定するスイッチ。-20dB 0dB等機種によって指定可能値は異なる。 - ローパスフィルター
高域ノイズをカットするスイッチ。機種によっては低域カット用のフィルターを備えるものもある。 - グラウンドリフトスイッチ
DI本体がアンプなどに触れている場合は、電源などの関係でハムノイズが発生する場合がある。そのような場合はこのスイッチをONにする(XLR端子の一番ピン切り離しの効果と同等らしい)
4、DIを使ってみての所感
ミキサー直よりクリアなサウンドが得られる感じはありがたいです。このサウンドが当たり前になってしまうと実際にバンド再開になった時、アンプ経由でここまでクリアなサウンドが出せるのか気になっています(多分難しいと思うので実際にライブ再開の折にはDI持参でPA送りになると思います)。
またDIのような少し専門的な機材でもサウンドハウスさんに掲載されているレビューで商品選択できたのでレビュアーの皆様にも感謝しております。ありがとうございました。