昨今、YouTubeやSNSの影響もあり、ハードシンセを使う人が増えてきているように感じます。FUJI ROCKやSUMMER SONICなどの有名フェスでもキーボディストに限らず、ハードシンセを多彩に操るアーティストが活躍している機会を目にすることが多く、興味を持たれる方も多いかと思います!今回は、シンセサイザーの選び方とともに、おすすめ商品を人気ランキング形式でご紹介します。

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MOOG ( モーグ ) / Subsequent 25 アナログシンセサイザー
目次
シンセサイザーとは?
シンセサイザーとは英語の「synthesize」という言葉に由来し、音色をさまざまな電気的な手法で合成して出力する楽器を意味します。さまざまな音を合成することで、ピアノやオルガンなど鍵盤楽器の音はもちろん、和楽器や弦楽器から環境音まで作りこむことができます。モデルによっては数千もの音色を内蔵しているものもあります。
シンセサイザーの種類
ハードシンセにもさまざまな種類があります!
■ アナログ / デジタル
アナログシンセサイザーは電子回路で音を合成するシンセサイザー。一方で、デジタルシンセサイザーはコンピューター・プログラムで音を合成するシンセサイザーです。
アナログ
デジタル■ モノフォニック/ポリフォニック(パラフォニック)
ボイス数(最大同時発音数)が1音、つまり単音のみ鳴らすことができるのがモノフォニック、複数音鳴らせるものがポリフォニック(パラフォニック)です。
モノフォニック
ポリフォニック■ 合成方式
- 減算合成
- → 倍音を多く含む波形を素の音として、不要な倍音をフィルターで削って音色を作成します。
- 加算合成
- → 倍音を持たないサイン波(正弦波)を重ねて音色を作る方式です。
- ウェーブテーブル合成
- → 波形テーブルに保存された1周期分の波形をくり返し読み出し音を作る合成方式。幅広い音色を作成できます。
- サンプリング式
- → 録音(サンプリング)した音を再生する方式です。
- FM合成(デジタル)
- → サイン波オシレーターの周波数をサイン波で変調して音色を作る合成方式です。高速のビブラートをかけるとピッチが上下しているのではなく、音色が変わったように聴こえ煌びやかなサウンドが特徴的です。
- 物理モデリング合成
- → 生楽器の物理的な構造をシミュレートすることで、音色を合成する方式です。
- グラニュラー合成
- → サンプルを小さな単位(グレイン)に分割して、組み換えやクロスフェード等によりサウンドを生成していく方式です。
選び方
最初はワークステーション・シンセサイザーを選ぶとよいでしょう!いわゆる「全部入り」シンセサイザーです。ギターエフェクターで例えるとマルチエフェクターのことですね。プリセットでたくさんの音色が入っているので、すぐにライブや制作につかうことができます!
既に制作環境がある場合や、こういった目的で使用したいと決まっている場合は、音源方式で選んで専門機をお選びいただくのがよいかと思います。キラキラした金属的な音色を作りこみたいといった場合には、FM合成方式のシンセサイザー(YAMAHA「Reface DX」、KORG「OPSIX」等)、シンセベースをやりたいといったときにはアナログ・モノフォニック・シンセサイザー(NOVATION「BASS STATION」、KORG「MONOLOGUE」等)を選ぶといった感じでしょうか。
他に考慮する内容としては、下記となります。
- 鍵盤数や鍵盤のタッチ感
- → 25鍵から88鍵までモデルによってさまざまです。別途MIDIキーボードやDAWとの連携を前提に鍵盤がないモデル、静電容量式キーボードのモデル等もあります。
- スプリット/レイヤー機能の有無
- → スプリット機能は鍵盤によって音色を分ける機能、レイヤー機能は音色を重ねられる機能です。
- シーケンサー機能の有無
- → 演奏情報を記録、再生する機能です。自動演奏、同期演奏するための機能となります。
人気ランキング!!
それではサウンドハウスで人気のシンセサイザーを見てみましょう!各カテゴリー上位3商品ずつをご紹介していきます!
■ ワークステーション・シンセサイザー
JUNO-D6は、伝統あるJUNOシリーズのDNAを受け継ぎつつ、現代の制作環境に最適化されたポータブル・シンセサイザーです。多彩なアコースティックサウンドとシンセサウンドを搭載し、ピアノやストリングス、エレクトロニックリードまで幅広くカバー。直感的な操作パネルにより、ライブパフォーマンス中でも瞬時に音色変更やエフェクト調整が可能です。MIDIやUSB接続にも対応し、DAWとの連携もスムーズ。ステージやスタジオを問わず、初心者からプロまで幅広く活躍できるオールラウンドな一台です。
「MPCの革新的なワークフローを受け継いだ、音楽制作用スタンドアロン・シンセサイザー・キーボード。100種類を超える内蔵エフェクト、アフタータッチ対応セミウェイト鍵盤を採用したパワフルなワークフローが実現します。AKAIのMPCシリーズと同様のソフト、パッドも存在し、MPCやサンプラーとしても使用可能。
KORGのフラッグシップ・シンセサイザー「KRONOSシリーズ」の初心者用多機能ワークステーション・シンセサイザー。1,000種類以上の豊富なプリセットに加え、拡張PCMメモリーが追加されたことにより、幅広い音楽表現を実現。軽量かつスタイリッシュなボディと、直感操作可能なユーザー・インターフェースを実現。ファースト・シンセにも最適です。
MODX M7は、ヤマハのフラッグシップ・シンセサイザーMONTAGEの技術を継承しつつ、より軽量で扱いやすく設計されたモバイル・ワークステーションです。AWM2サンプル音源とFM-X音源を組み合わせ、リアルで豊かなアコースティックサウンドから先進的なシンセサウンドまで幅広く表現可能。直感的なスライダーやノブで音作りやパフォーマンス操作がスムーズに行え、ステージでもスタジオでも即戦力として活躍します。USB/MIDI接続や多彩なエフェクトも備え、作曲からライブまであらゆるシーンに対応する一台です。
■ アナログシンセサイザー
2VCO、クラシックスタイルのVCF、アルペジエーター、シーケンサーを備えたユーロラックフォーマットのアナログ8ボイスポリフォニックシンセサイザー。最大400個のパッチを保存でき、ライブパフォーマンスにも最適!
クラシックなアナログ16ボイス・マルチティンバー・ポリフォニック・シンセサイザー。8つのビンテージモード、デュアルVCF、61鍵ポリ・アフタータッチ・キーボードを搭載。最大512個まで設定を保存できるユーザー・プログラム・メモリーがあり、シンセサイザーの醍醐味である音作りを最大限にサポートします。
SEQUENTIAL(Dave Smith Instruments) ( シーケンシャル ) / Prophet-5 Rev.4
40年以上も精力的にシンセサイザーを作り続けた Dave Smith が自らの原点とも言える「世界を変えたアナログ・ポリシンセ」への回想と愛情から誕生しました。
坂本龍一さんがY.M.O.やライブで愛用していることで有名なProphet-5 を現代の技術も搭載し、パワーアップしています。
■ デジタルシンセサイザー
Expressive E ( エクスプレッシブ・イー ) / Osmose 49
ハードウェアのポリフォニック・シンセサイザー。同社のトラディショナルな職人技と近代的なテクノロジーの融合によって生まれたユニークなコントローラーTouche(トゥシェ)のコンセプトをさらに進化させ、特殊なキーベッドを搭載。鍵盤を押し込む、ベンドする、左右に揺らす、あるいはかき鳴らすなど、直感的なジェスチャーでこのスタンドアロン・シンセサイザーをコントロールでき今まで再現不可能だったモジュレーションをかけることができます。
⇒ Expressive E ( エクスプレッシブ・イー ) / Osmose 61
WAVEは、80年代を象徴するウェーブテーブル・シンセサイザーの思想を現代的に再構築したハイブリッド・ポリフォニック・シンセです。デジタルオシレーターによる独特の波形変化と、アナログフィルターが生み出す温かみのあるサウンドが融合し、唯一無二の音世界を実現。幻想的なパッドや鋭いリード、個性的なテクスチャまで幅広い表現が可能です。モダンなMIDI/USB接続にも対応し、スタジオからライブまで柔軟に活躍。ヴィンテージの個性と現代の制作環境を結びつける注目の一台です。
直感的に操作できるタッチスライダーにより、複雑になりがちなFM音源の音作りを視覚的かつスムーズに実現。煌びやかなエレピやシャープなベース、浮遊感のあるパッドまで幅広いサウンドをカバーします。内蔵スピーカーや電池駆動、USB MIDI対応により、場所を選ばず制作や演奏が可能。FM音源初心者からシンセ愛好家まで幅広く支持される一台です。
■ ガジェット
TEENAGE ENGINEERING ( ティーンエイジ エンジニアリング ) / OP-1 field
TEENAGE ENGINEERINGはガジェット系シンセサイザーを数多く輩出するメーカーです。
その中でもフラグシップとなる3種類の1台。
Bluetooth MIDI、USB Type-C、新しいスピーカー・システム、パッシブ・ドライバー、ボコーダーなど、さまざまな機能を搭載し、ガジェットとは思えないような驚異的なシンセサイザーです。従来のモデルから新たに100以上の新機能が追加されての再販を迎えたこのモデルは、ブラックエディションであるOP-XYとともに人気の高い商品です。
SUZUKI ( スズキ ) / オムニコード OM-108
オートハープをフィーチャーした1981年発売のスズキオリジナル電子楽器オムニコード。1996年発売のOM-300以来の復刻モデルです。
コードボタンの配列やリボンコントロールなどで押すだけで電子音楽を作成できるエレクトロミュージックの始まりの機材の1台。楽器の演奏ができない人でも簡単に演奏可能。初心者だけでなく、プロユースにも最適な一台です。
ROLAND ( ローランド ) / P-6 CREATIVE SAMPLER
AIRA Compactシリーズのサンプラー。Roland の定評あるサンプリング・テクノロジーをポケットサイズのガジェットに凝縮し、洗練されたグラニュラー・サウンド・デザインと強力なシーケンサーを搭載。本体内蔵のマイクと直感的なコントロール、USB-C接続、汎用性の高いMFXを備えており、場所を選ばず優れたサンプリングとパフォーマンスを実現します。
■ グルーヴボックス
ROLAND ( ローランド ) / TR-1000 RHYTHM CREATOR
Rolandのリズムマシンの系譜を受け継ぐTR-1000は、直感的な操作性と現代的なサウンドデザインを融合させたリズムクリエイターです。アナログライクなドラムサウンドからデジタルならではのシャープなビートまで幅広くカバーし、即戦力となる多彩なリズムパターンを搭載。ステップシーケンサーによる分かりやすい打ち込みとリアルタイム操作が可能で、ライブパフォーマンスから楽曲制作まで柔軟に対応します。コンパクトながら存在感のある一台で、初心者からプロフェッショナルまで幅広いユーザーにおすすめです。
80年代を象徴する伝説的ドラムマシンのサウンドを現代に蘇らせたLM DRUMは、クラシックなデジタルドラムサウンドを忠実に再現したリズムマシンです。特徴的なスネアやキック、タムなどの音色は、ポップスからエレクトロ、シンセウェーブまで幅広いジャンルで活躍。シンプルで分かりやすいインターフェースにより、直感的なパターン作成が可能です。ヴィンテージサウンドを手軽に取り入れたいクリエイターにとって、コストパフォーマンスにも優れた魅力的な一台です。
AlphaTheta ( アルファシータ ) / TORAIZ Chordcat
TORAIZ Chordcatは、コード生成とシーケンスに特化した革新的なミュージックプロダクションギアです。音楽理論に詳しくなくても、直感的な操作で洗練されたコード進行を生み出すことが可能。プリセットコードやスケールを活用しながら、アイデアを素早く形にできます。MIDIやUSB接続による高い拡張性を備え、DAWや他のハードウェアとの連携もスムーズ。作曲やライブパフォーマンスにおける新たな発想を引き出す、クリエイティブな一台です。
■ モジュラー・シンセサイザー
BEHRINGER ( ベリンガー ) / SYSTEM 55
55、35、15シンセ・モジュールシリーズのユーロラックセット。それぞれが単品で販売されているシンセサイザーモジュールのセット品。SYSTEM 35、SYSTEM 15とともに3種類をラインナップ。一台で完結できるモジュラー・シンセサイザーの入門編として値段的にも人気な一台です。
Make Noise ( メイクノイズ ) / ReSynthesizer
過去8年間のMake Noiseモジュール設計のひとつの集大成として構成された、Make Noise社製フラグシップ・モジュラー・シンセサイザー。それぞれのモジュールも単体での購入ができますが、これ一台でも完結できるようなシンセサイザーです。
BEHRINGER ( ベリンガー ) / PERFECT PITCH PP1
ギターやあらゆるオーディオ信号をMIDI、USB、CVに変換し、お気に入りのシンセサイザーで使用できるコンパクトなユーロラックモジュールです。 さまざまな信号がユーロラックシンセでなるさまは圧巻。一台は持っておきたいモジュールといえます。
最新ランキング 2025
期間 2025/1/1~2025/12/31
| 順位 | メーカー | カテゴリー | 商品名 | |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | TEENAGE ENGINEERING | ガジェット系 | OP-XY | ![]() |
| 2位 | ROLAND | グルーヴボックス | TR-1000 RHYTHM CREATOR | ![]() |
| 3位 | AKAI | ワークステーション・シンセサイザー | MPC KEY37 | ![]() |
| 4位 | BEHRINGER | モジュール | SYSTEM 55 | ![]() |
| 5位 | YAMAHA | ワークステーション・シンセサイザー | MODX M6 | ![]() |
| 6位 | ROLAND | ワークステーション・シンセサイザー | JUNO-D8 | ![]() |
| 7位 | KORG | ワークステーション・シンセサイザー | KROSS2-61-MB | ![]() |
| 8位 | BEHRINGER | グルーヴボックス | LM DRUM | ![]() |
| 9位 | ELEKTRON | グルーヴボックス | Digitakt II | ![]() |
| 10位 | AlphaTheta | グルーヴボックス | TORAIZ Chordcat | ![]() |
まとめ
いかがだったでしょうか。これからシンセサイザーを始める方、制作環境にハードシンセを導入してみたい方へ、すこしでも参考になれば幸いです。






























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